よかど!鹿児島

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県庁マン作家/鹿児島の話題・情報(185)

2013-12-16 11:21:47 | 鹿児島の話題・情報

県庁マン作家が第2弾「屋久島物語」出版

自然遺産指定地の屋久島を舞台にした「恋愛小説」

『県庁マン作家』「柳田一郎」さんが、世界自然遺産登録20周年記念、公益財団法人屋久島環境文化財団設立20周年記念「屋久島物語」(第1部キビタキ 第2部月の神:日本文学館)を、 『知林ヶ島物語』(日本文学館から昨年9月出版)に続き出版しました。

彼は、私にとって、県庁時代の同僚、県庁の消防防災課で机を並べ、災害対策、自衛隊員募集広報、そして離島の急患搬送のための自衛隊ヘリコプター出動要請などで、共に24時間体制で「挺身防災」を掲げて苦労をなめ合った仕事仲間です。

彼が、県庁での苦労を重ねながらも楽しく仕事した経験、加えてライフワークとしている自然環境や野鳥保護活動の豊富な経験をもとにした物語は、仕事を一緒にした者、又、同時期ではなかったですが屋久島の勤務経験者としては、感動ものです。ぜひ、屋久島の方々は持ちろん、屋久島ファン、今から屋久島に行ってみたい方には、必読書ではないかと思います。

作家名「柳瀬良行」として、 第1部 キビタキでは、消防防災課のヘリでの急患搬送を起点にして、その後の屋久島勤務で、時を超えて島で再会した急患搬送患者の娘との、ほのかで、又、慎ましく清冽な屋久島の自然をバックにした恋の展開は、「フイクション」といいながらも、雄大な自然や風習、文化、生活スタイルを持つ屋久島らしい特性がでており、とてもリアリティに富み、非常に興味深く、吸い込まれていくような展開の小説です。

第2部 月の神:「奥様のある人を好きになるとは、こういうことかもしれないと思った」・・・屋久島に通い続ける研究者、彼女には辛い過去があった。という物語の展開は、彼の鳥たちを、自然を愛する人間性、魅力、そしてロマンチストが書かせた小説ではないかと思います。

おそらく彼を作家の道へ入らせた処女作だと思ういますが、『さきしままる』(第7回銀華文学書奨励賞受賞)も併せて皆様に紹介させて戴き、彼の今後の次なる出版を心待ちにしたいと思います。

 図書コード:ISBN978-4-7765-3764-9(番号だけで予約可能)、
 柳瀬良行著、日本文学館発行、11月下旬発売、文庫版、税抜き600  円

      

かごしま業家交流協会 hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/

かごしま暮らしネット  hpp//www.kagoshima-kurashinet/

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