ロシア帝国で露和辞典(鹿児島語)を編集した薩摩の少年がいた。
その名は「ゴンザ」わずか3年半で世界初の露和辞典の編集をなしとげたのだ。
2月11日、鹿児島市の宝山ホールであったミュージカル「ゴンザ」を鑑賞しました。
薩摩川内市の出身のゴンザをプロデュースされた三角清子氏「三州クラブ(東京)メンバー」の勧めで、久しぶりに宝山ホールに出かけました。
会場は立ち見も出るほどの満席でした。
ミュージカルの内容は、おおよそ次の内容でした。
今から270年前(徳川吉宗の時代)、薩摩の少年ゴンザ(10歳)を乗せた漁船が大阪へ向かう途中で、嵐に遭い遭難。ロシア定刻のカムチャツカ半島南部に漂着。現地守備兵の襲撃に遭い、17人の乗務員の内、ゴンザと25歳年上のソウザだけ生き残り、2人は様々な苦難を経て、シベリヤを横断、首都ペテルブルクに連行される。漂着から5年後、15歳の時である。その後、日本語教師になったゴンザは、わずか3年半で世界初露和辞典を編集したのだ。たった1人で(ソウザは途中で死亡)。収録語数1万2千語。完成後、ゴンザがわずか21歳で亡くなるまでの物語。
このミュージカルは、鹿児島出身のプロ2人(重田千恵子、西田聖志郎)以外は、一般市民のオーディションで選ばれた小中高生等で、わずか5ヶ月での練習だったそうだ。
薩摩のわずか10歳の少年ゴンザ。ロシアで奇跡的な仕事を成し遂げた。そして今回ミュージカルに出演した鹿児島の小中高生達。見事にミュージカル「ゴンザ」を演じました。
若い人たちは、機会(舞台)を与えられ、ゴンザがソウザという指導者に恵まれたように、いい指導者に恵まれれば、確実に育つ、そして何かを成し遂げるための活躍をするのだ。このことを実感しました。
270年前の薩摩の少年ゴンザの成し遂げた薩摩のDNAは、今の若い人達に引き継がれているはずである。
今の鹿児島で、ぜひ若者に舞台(仕事の場)を提供し、鹿児島から世界に発信できる露和辞典に代わる「鹿児島の製品」をぜひ造ってもらいたい。
そのための舞台づくり、指導者の提供が必要だと強く感じました。
かごしま企業家交流協会
特に、ゴンザ役の少年はすばらしかったねぇ。
歌も踊りもずば抜けていたしね。
大人では、ソウザの歌はよかった~。あの声は
胸に響いたね~。
真面目に言うと、ゴンザみたいな人が鹿児島に270年前にいたんだね。
おそらく、学校も寺小屋にいったとかね?
ほとんど勉強もしてなかっただろうけどね。
感動しました。
若者よがんばれ!