いよいよ暖かくなり、今日なんかは桜も一気に満開へという感じですね。というこで春本番、廃線跡を歩いてみませんか。
すでに多くの方が足を運んでおられると思いますが、あの旧福知山線の生瀬駅と武田尾駅間の廃線跡の西宮市側が昨秋に開放され、全線歩けるようになりました。
それまでは正式には開放されていなかったので西宮市エリアは原則歩行禁止でした。でも実際には大勢の人が歩いていて、まあ、それがちゃんと歩けるようになったということです。
実はその開放に向けて運動されていたグループがありました。「21世紀の武庫川を考える会」という皆さんで、そこから先月、「この廃線跡のことをさまざまに調べまとめ上げたので本にしてほしい」という話がありました。
その原稿を読んでみると、ただ廃線跡を歩くだけではなくて、こんなことに注目したり、これを知っておけばより楽しく歩けるだろうなあと思えることがたくさん書かれてあり、そのあと日をあらためて「会」のメンバーと一緒にいろいろガイドしてもらいながら歩きましたが、なかなか確かに、、ただ景色を見て歩くだけでは知ることのできない楽しさがありました。
特にここは、全国的にも珍しく短い廃線区間(約1時間30分で歩き通せる)なのに、7個のトンネルがあり、その一つひとつにいろんな発見があります。また鉄橋や渓谷、そして春には桜、秋には紅葉の山々も魅力なのですね。
ということで、これからこの廃線跡を歩く、あるいはもう一度歩きたいという方のために『武庫川渓谷廃線跡ハイキングガイド』を発行します。なんとか今度の連休前に出来上がるように今、必死になっていますので、よろしくお願いします。
おそらくこのGW中にはたくさんのハイカーが訪れるでしょうね。現地でも販売されますよ。
全編カラー、今のところ126頁、それでもなんと、本体1000円にしました! 安い!
全国の鉄道歩きファンのみなさん、買い逃しないようにお願いします。