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次の新刊は、元大阪市役所労働組合委員長で全日本年金者組合大阪府本部前委員長の永井守彦さんの本です。喜寿を迎て、次の人生ステージへの意欲を旺盛に語ります。
少しでも「元気で長生き」し、社会変革の運動に参加し続けたいと喜寿を迎えて決意する著者。力みすぎずに体力と相談しながら、80歳までのフルマラソン挑戦を目標に掲げる。60、70はまだまだ若く、80、90で人生花盛り!定年後を第2の人生とするなら、2017年は第2の人生の第の1ステージの節目。そして新しい出会い、未知の世界と遭遇する第2ステージの“年”であったと記憶にとどめたい。
◎発売 本日より
◎判型/頁数 四六判ソフトカバー 304頁
◎定価 本体1500円
つながりの中で得た 今日をたぐり寄せる力
◎あるお母さんからの手紙
保育集会での講演が終わった時、一人のお母さんが笑顔で近づいてこられました。「これ読んでいただきたくて」と手紙を渡されたのです。
◆ ◆ ◆
私は、去年この集会で先生のお話を伺った後、個人的に話を聞いていただいた者です(ああ、あの方だと思い出しました)。長女が14歳の時、バレーボールの試合中に大怪我をして、いろんな葛藤に心折れてしまい不登校になり、パワーがある分、非行に走り、中三は全く学校には行けませんでした。分かってると思っていた娘の気持ち、何も分かってなかったんです。仕事も家事も下の弟二人の子育てもできずの日々が続きました。自分が保育士だからその当時〝自分の子どももまともに育てられずに、よその子どもを保育する資格は無い〟と思って仕事にも行けず、うつ病になりました。そんな話を去年聴いてくださった土佐先生は「おかあちゃん今日までようがんばってきはりましたね。娘さんエネルギーあるから絶対大丈夫や!自分で立ち上がれる日が必ず来ますよ」と私の手を握ってくださいました。
あれから娘はせっかく入った高校も長く続かず半年で辞め、働きながら単位制の高校に編入し、今は19歳。なんとか高校三年生です。働きだしてから娘が生き生きし始めました。その頃から私のうつ病も良くなってきたんです。きっとその頃から娘の生き方を私が受け入れることができ始めたのじゃないかなと思います。
とくに何をめざすでも無く、毎日ド派手なファッションで出勤(笑)。でもこの子、誰にも迷惑かけてないじゃないか、言い方を変えたら働き者だ!と自分に言いきかせていました。
その娘が今、単位制の高校では何の勉強もしてないから、いきなり正看護師の学校には無理だろうから准看護師の学校から挑戦したいと打ち明けられ、そして週1回の予備校に通い始めたところです。まだまだ正直、またどこかで折れてしまわないかとヒヤヒヤしているところもありますが、一度、私も大きく崩れましたので、もう少々の事では折れないぞと思っています。この娘を今いとおしく思えるようになりました。土佐先生の「どんなあなたも大好き、失敗しても大丈夫だよ。胸をはって働き続けていきましょう」の本当の意味を身をもってわかりました。「信じて見守る」これが一番しんどいことだとも知りました。でも信じて見守っていきたいと思います。先生の「必ず自分で立ち上がるときがくる」の言葉を私の安心の糧にさせていただきながら今も前を向いて歩いています。
先生に話を聞いていただいてあれから1年、今の姿を是非お伝えしたくてお手紙を書いた次第です。
私は今、0歳児の赤ちゃんを担当している保育士です。そう、3人の娘、息子たちを宝だと思っている私は保育士です。働きながら子育てをしている若いお母さんたちを目一杯応援できる保育士をめざしています。もちろん保育もしっかりがんばります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
◆ ◆ ◆
帰りの電車の中で、この手紙を読み、ズーンと身体の中を走るものがあり、「おかあさん良かったですねえ」と涙があふれてきました。しかし、同時にお母さんが心の支えにしてくださった言葉も、大した苦労も知らない自分の言葉で、どれだけのことがわかってその言葉を使っているのかと自分と問答したことでした。お母さんの今日までの日々に深く頭を下げながら、私の方が今真剣に学ばせていただいています。
どんなに辛くしんどい時も学びの場に足を運ばれてきたお母さん。職場の先輩にも心開いて相談され、耳を傾けてくださった方がいたからこそ、今日をたぐり寄せることができたんだと振り返っておられます。子育てを通して、本当にたくさんの「つながり」という宝物をもらい、支えてくださった方に感謝の気持ちでいっぱい、生きててよかったですと笑顔です。
私もあなたという人と出会えてほんとうによかったです。心からそう思っています。
(とさ・いくこ和歌山大学講師)
以下、NHKニュースからの転載です。
教育勅語について、ことし4月に政府が「憲法や教育基本法に反しない形で授業で使用することは否定しない」と閣議決定したことについて、教育の研究者で作る17の学会が反対する声明を出して、教育勅語の使用禁止を改めて確認するよう求めました。
声明を出したのは教育学の専門家らで作る17の学会で、16日は日本教育学会の広田照幸会長ら5人が会見を開きました。
教育勅語についてはことし4月、政府は「憲法や教育基本法に反しない形で授業で使用することは否定しない」と閣議決定しました。
これについて声明では「政府は教育勅語には普遍的な価値が含まれており、憲法に反しないかぎり肯定的に扱うことも容認されるとしているが、戦前・戦中は国民を排外主義的、軍国主義的愛国心に導くことに使われた。肯定的に扱う余地は全くない」と指摘しています。
そして「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を基本理念とする日本国憲法とは相いれない」と述べて、批判的な歴史的資料として用いる場合を除き教育勅語の使用禁止を改めて確認するよう求めました。
広田照幸会長は「教育勅語を容認するような政府の方針は学校現場を混乱させるもので、早期に撤回すべきだ」と話していました。
東京都議会選挙も真っ只中ですが、なにかアクションを起こそうと、今朝の東京新聞にこんな広告を出しました!
反応はありますかね?
全然、反省していない舛添前都知事も新刊を出していますしね・・・
次の新刊は大阪市内の西淀川区にある西淀病院の看護・介護の姿を描いた『“生きる”をささえる看護―西淀病院発・希望の医療』です。
西淀病院はこの治に生まれて今年で70年を迎えました。
開設当初から「いのちの平等」を理念として掲げ、「無差別・平等の医療と福祉」の実現をめざしています。
この本は、そんな西淀病院の看護・介護のなかから生まれた「あきらめない看護といのちの平等」のエピソード10話で構成しています。
そして2007年にフローレンス・ナイチンゲール記章受章の川嶋みどりさん(日本赤十字看護大学名誉教授)に序文を書いていただきました。ぜひお読みください!
「人間の尊厳を守り抜く西淀病院看護師らの心意気とチーム力。
病院、施設、在宅を問わず、患者さんの多様な人生、多彩な暮らしをしっかり受け止め、その人に合ったきめ細やかな心配りの数々。
貧困や格差とも真摯に向き合い、どんなことがあっても手を離さない看護。
どんなに忙しくても、困難があっても、決してあきらめない希望の看護の実践がここにある。
人間が人間をケアすることの意味と価値を伝える10のエピソードは、必ず読む人の胸にジーンと響くことでしょう」
著者:矢吹紀人
編者:一般財団法人淀川勤労者厚生協会
定価:本体1000円
判型/頁数:四六判ソフトカバー、194頁
発売予定:6月17日
『武庫川渓谷廃線跡ハイキングガイド』が先週、2つの媒体に紹介されました!
ありがとうございました。
「神戸新聞」6月9日
「朝日ファミリーニュース・北摂版」6月9日
先日、ある集会で参加者の方が「私の知ってる小学校では3分の1の子どもがシングルマザー家庭だ」と言われてました。
このようにもはやシングルマザー家庭であることはごく普通のことになっているのが現代の日本社会です。
にもかかわらず、多くのシングルマザーにとっては、その現実はとても厳しく目の前に存在しています。
格差社会はあまりにも酷く、政治はほとんどシングルマザーの方に目を向けていないように感じます。
昨年6月、シンママ大阪応援団に救いの手を求めてやってきた4人のシンママさん(シングルマザーのこと)たちの座談会を行いました。
さまざまなことを自由に語ってもらいましたが、私自身は初めてシンママさんたちのその現実に触れ、とても大きなショックを受けました。
そうして1年後にできた本がこの本です。ぜひ、お読みください。
著者は、4人のシンママざん、シンママ大阪応援団の寺内順子さん、芦田麗子さん(監修)です。ほかにも多くの方の協力で、発行に至りました。
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孤立していた4人のシンママたちが語り合った初めての座談会。貧困と社会の眼差しに向き合いながら、何よりも子どもの幸せを願う彼女たちの人生を支援するために必要なことは何か。
詳しい内容はAmazonサイトで紹介してますので、御覧ください。