沖縄の子どもの貧困率の高さに衝撃を受けた昨年6月、現地で子どもの貧困に取り組む諸団体を訪問取材しました。その取材のコーディネートをしていただいたのが著者の堀川愛さん(沖縄県総合子ども研究所・こどものみかたプロジェクト)で、沖縄県子ども調査の仕掛け人でもありました。訪問最終日、愛さんを囲んで取材仲間と一緒にお酒を飲みながら「本を出しましょう!」と依頼、ようやくここに出版できることとなりました。
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29.9%という全国初の県独自調査で明らかになった沖縄の子どもの貧困率の衝撃から2年が経過した。その後、この調査の中心メンバーであった著者は、沖縄の子どもたちの現場でいま何が起こっているのか、子どもたちのために何ができるのかを、自ら5人の子どもを抱えるシングルマザーであるという現実を抱えながら追求していく。「命どぅ宝」の精神が継承される「子どもの島 沖縄」へのあふれる思いとともにやがて到達した小さな一歩、そして行政への提言は全国で子どもの貧困に取り組む人々への大きな示唆となるでしょう。
◎著者:堀川 愛
◎定価:本体1500円
◎判型/頁数:四六判 ソフトカバー 222頁
◎出来予定:9月27日
◎取次搬入予定:10月4日
今日は沖縄県のデニー知事が大阪にやって来た。全国に沖縄の現状を知事自らが訴えるというトークライブキャラバンの一環で、会場は沖縄県出身者が多く住む大阪市大正区内で、隣の公園ではエイサー祭りが行われていた。と言っても参加には事前の申込が必要だったようで、気づいた時にはすでに定員いっぱいで、仕方なくツイキャスのネット中継での参観となった。
基地撤去問題が当初のものからいかに政府によって歪められてきたか、日米合同委員会、地位協定、米国と同盟を結んでいる他国と日本の違いなどの諸問題をはじめ、基地に依存しなくなった沖縄経済、さらに沖縄の未来像など実に多岐にわたり知事の思いを聴くことができた。
知事のトークが終わり、最後に会場の小学生から「沖縄のための僕に何ができますか」という質問が知事に寄せられ、会場内は感嘆の声に包まれた。
私たちが沖縄のことをどこまで自分のこととして考えられるか、それを考えることは日本のこれから考えることそのものだと思った。

写真はIWJのツイキャスライブから
基地撤去問題が当初のものからいかに政府によって歪められてきたか、日米合同委員会、地位協定、米国と同盟を結んでいる他国と日本の違いなどの諸問題をはじめ、基地に依存しなくなった沖縄経済、さらに沖縄の未来像など実に多岐にわたり知事の思いを聴くことができた。
知事のトークが終わり、最後に会場の小学生から「沖縄のための僕に何ができますか」という質問が知事に寄せられ、会場内は感嘆の声に包まれた。
私たちが沖縄のことをどこまで自分のこととして考えられるか、それを考えることは日本のこれから考えることそのものだと思った。

写真はIWJのツイキャスライブから