『山登りねこ、ミケ』(岡田裕)が、再びテレビに登場します。
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合が野党へ要望書を提出した。その前文と内容見出しは以下の通り。
立憲野党の政策に対する市民連合の要望書
―いのちと人間の尊厳を守る「選択肢」の提示を―
はじめに
私たち、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合は、2015年の安保法制反対運動以来、憲法に基づく政治を求めてきた。しかし、法と道理をわきまえない安倍晋三政権およびその継続を公称する菅義偉政権の下で新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)を迎える状況となった。人間の尊厳を顧みず、為政者の自己正当化のために情報を隠蔽(いんぺい)してきた安倍・菅政権の対策が的外れであることは、必然の帰結である。我々は今までの運動の延長線上で、法と道理に基づいて人間の生命と尊厳を守る政治を確立するために運動を深化させなければならない。そして自民党政権に代わり、新しい社会構想を携えた野党による政権交代を求めていきたい。
政治の最大の使命は、いのちと暮らしの選別を許さないことにある。新型コロナウイルスの危機のさなか、医療、介護、福祉など「この人たちがいないと社会は回らない」エッセンシャルワーカーたちが注目を浴びた。と同時に、このエッセンシャルワーカーたちが、この30年間の「小さな政府」や「柔軟化」を旗印とする雇用破壊によって、過酷な労働を強いられてきたことも明らかになった。彼ら・彼女らの過酷な状況は、一部の企業に富を集中する一方で働く人々に貧困と格差を押し付けてきたこれまでの経済システムの象徴である。個々の人間の尊厳、およびジェンダー平等はじめ互いの平等という基本的価値観の上に立ち、このシステムを転換し、社会を支える人々の尊厳を守ること、さらにすべての働く人々が人間らしい生活を保障されることを、新しい社会像の根幹に据えなければならない。
次期総選挙は、自民党政権の失政を追及する機会であると同時に、いのちと暮らしを軸に据えた新しい社会像についての国民的な合意、いわば新たな社会契約を結ぶ機会となる。野党各党には、この歴史的な転換を進めるべく、以下の政策について我々と合意し、国民に対して選択肢を提示し、その実現のために尽力するよう要望する。
I 憲法に基づく政治と主権者に奉仕する政府の確立
1.立憲主義の再構築
2.民主主義の再生
3.透明性のある公正な政府の確立
II 生命、生活を尊重する社会経済システムの構築
4.利益追求・効率至上主義(新自由主義)の経済からの転換
5.自己責任社会から責任ある政府のもとで支えあう社会への転換
6.いのちを最優先する政策の実現
7.週40時間働けば人間らしい生活ができる社会の実現
8.子ども・教育予算の大胆な充実
III 地球的課題を解決する新たな社会経済システムの創造
9.ジェンダー平等に基づく誰もが尊重される社会の実現
10.分散ネットワーク型の産業構造と多様な地域社会の創造
11.原発のない社会と自然エネルギーによるグリーンリカバリー
12.持続可能な農林水産業の支援
IV 世界の中で生きる平和国家日本の道を再確認する
13.平和国家として国際協調体制を積極的に推進し、実効性ある国際秩序の構築をめざす
14.沖縄県民の尊厳の尊重
15.東アジアの共生、平和、非核化
次の新刊は、関西で活躍するフリージャーナリスト・西谷文和さん編著の『安倍、菅、維新。8年間のウソを暴く~路上からの反撃、倍返しだ!』。
西谷さん主宰の「路上のラジオ」に出演されてる内田樹氏、佐高信氏、小出裕章氏、宇都宮健児氏、平松邦夫氏、そして矢野宏氏との対談と、西谷さんの現地ルポはカジノと万博予定地の夢洲取材記、さらには官邸・維新・𠮷本興業のトライアングル癒着の実態取材も加えた面白くてためになる濃密内容本です。
「安倍政治」の継承にNO! そして大阪都構想にもNO! たたかいへの元気湧く1冊です。
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「八百長総裁選」で菅内閣が発足、権力は安部・麻生の「ボンボン・バカボンコンビ」から、管・二階の「陰険・悪らつコンビ」に移行した。しかしこれ以上「今だけ、金だけ、自分だけ」の政治を続けさせてはならない。さらに大阪ではコロナ禍の下、ウソと誤魔化しの都構想/カジノ/万博を進める「イソジン吉村」と「雨ガッパ松井」VS大阪府民・市民の対決も大きな焦点になっている。日本と大阪、再生のチャンスがやって来た!
◎もくじ紹介
【巻頭インタビュー】内田 樹
アベ政権下で日本が悪化した最大の理由は「失敗の隠蔽」ですよ
正直って結構大事なことなのです
大阪市民の多数が「都構想にするんじゃなかった」と後悔することに
はじめに
第1章 安倍辞任!8年間のウソを暴く
・民衆の武器は疑うことの大事さ 佐高 信
安倍政権は「日本の封建主義の産物」
電通の黒歴史とメディアの屈服
・なるべく自然に寄り添うように生きよう 小出 裕章
「想定外」と言えば、すべての責任を取らずに済むのか
アフターコロナをどう生きていくか
・選挙は社会のあり方を問う社会運動 宇都宮 健児
基本的課題は、地域の市民運動の足腰の強化
この社会は強そうに見えるが、たいへん脆弱だった
第2章 カジノと万博、維新と吉本興業 西谷 文和
《レポート①》 官邸と維新・吉本・マスコミの「利権の構造」の実態
《レポート②》 私の予想~万博後、カジノの来ない夢洲は「負の遺産」に
第3章 維新と大阪都構想にNO!
・大阪からウソがまかり通る政治を変える 平松 邦夫
大阪都構想は「毒まんじゅう」
カジノも万博もやるべきではない
・この国は戦前からあまり変わっていない 矢野 宏
アドバルーンを打ち上げて人気を得ていく
「いい記事」や「いい番組」は褒める
おわりに
◎判型・頁数/A5判 ソフトカバー 168頁
◎定価/本体1300円
◎出来予定/10月2日
次の新刊は、今春の京都市長選挙で初めて選挙活動に参加した、ある一人の主婦のエッセイ集です!
気が付いたら選挙カーの上でマイクを持ち叫んでいた。彼女はなぜ選挙活動に参加することになったのか。実は彼女が叫んでいたのは、誰かの応援ではなく、彼女につながる大切な人たちへの想いだったのだ。何を叫んでいたのか……。生い立ち、精神疾患、家族、学校、そして社会を綴りながら、生きづらさと向き合っていく「ただの主婦」からのメッセージは、あまりにも強烈だ。
【もくじのご紹介】
・・・はじめに
・・・「幸せってなんだろう」
・・・選挙活動を終えて
・・・コロナをきっかけに
・・・世の中真っ暗
・・・なぜ自暴自棄にならなかったか
・・・来歴
・・・学びへの気づき
・・・派手に転ぶ
・・・ラッキーガール
・・・愛の迷宮で迷う
・・・ひらきなおり
・・・私の構成要素「出会い」に感謝!
・・・下準備
・・・今の社会の生きづらさとただの主婦の野望
・・・子どもたちへ
・・・「にじ」
◎著者:わくわく主婦
1985年、京都府生まれ。
ブログ「わくわく主婦」を開設中。
https://profile.ameba.jp/ameba/non2121028
◎体裁:四六判 ソフトカバー 84ページ
◎定価:本体800円
◎発売予定:10月7日
◎Amazonにて予約受付中
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