『聞きたい 知りたい 性的マイノリティ』(杉山貴士編)を日本初のレズビアンとゲイとストレートのためのメールマガジン「MILK」のウェブサイトで紹介いただきました。ありがとうございます。みなさんもぜひご覧ください。
また杉山さんが同サイトで台湾の同性愛者の人たちの大規模なパレードについて取材・紹介しています。台湾は性的マイノリティに関することについて大変オープンなところで、学校教育でも教えられているそうです。
『聞きたい 知りたい 性的マイノリティ』(杉山貴士編)を日本初のレズビアンとゲイとストレートのためのメールマガジン「MILK」のウェブサイトで紹介いただきました。ありがとうございます。みなさんもぜひご覧ください。
また杉山さんが同サイトで台湾の同性愛者の人たちの大規模なパレードについて取材・紹介しています。台湾は性的マイノリティに関することについて大変オープンなところで、学校教育でも教えられているそうです。
当初予定からずいぶん遅れてしまい、各方面にご心配おかけしていましたが、ようやく刊行に漕ぎつけようとしています。
この本は企画~原稿~編集~校正・校了までの行程のすべてを、ゼミ生たちが責任を持って担当してできた本です。神戸女学院大学の石川康宏教授のゼミに出会い初めて知った「慰安婦」という言葉。そこから彼女たちの学びが始まりました。あちこちに出かけて見て、聞いて、話して、考えて、そして書きました。少し長くなりますが、ゼミ生たちからあなたへのメッセ―ジを紹介して、ご購読をお願いするものです。
この本を手にとってくれたあなたへ
はじめまして。
私たちは神戸女学院大学・文学部総合文化学科石川康宏(やすひろ)ゼミナールの学生です。私たちは大学3年生の時から、「従軍慰安婦」問題を中心に様々な歴史問題を学んできました。
みなさんは「従軍慰安婦」や「慰安婦」問題という言葉をどこかで聞いたことがありますか? 私たちの多くはこれらの言葉を大学生になってから知りました。
そんな私たちがなぜ「従軍慰安婦」についての本を作ろうと思ったのか。それは、私たちがこの問題を学ぶことを通じて中学・高校の学習がいかに限られたものだったのか、ということを実感したからです。そして、これからの時代を担う若い世代の方にこの問題を知ってもらい一緒に考えて欲しいと思ったからです。
中学生の方にもわかりやすく読んでいただけるように作りました。この本を通して、若いみなさんが少しでも日本の社会や歴史、政治に関心を持っていただければとてもうれしいです。
そして、日本の社会が抱えるさまざまな問題のひとつとして、「慰安婦」問題をしっかりと受け止め、自分自身でこの問題をよく考えてみてほしいと思います。そのような思いを込めて、私たち14名の学生はこの本を作りました。 2008年8月 石川康宏ゼミナール生 一同
女子大生と学ぼう 「慰安婦」問題
神戸女学院大学石川康宏ゼミナール編
A5判 170ページ 定価1200円(税込)
ISBN978-4-88900-852-4
10月20日 全国発売予定!!
●女子大生と学ぼう 「慰安婦」問題学習ツアー 予定表
この本を手にとってくれたあなたへ
「慰安婦」という言葉について
登場人物の紹介
ステージ① 「慰安婦」問題とは?
ステージ② 韓国へ行ってみよう
ナヌムの家
日本軍「慰安婦」歴史館
イオクソンハルモニの証言
ハルモニとの交流
水曜集会
タプゴル公園
西大門刑務所
ステージ③ 戦争にまつわる現代の問題
靖国神社に行ってみよう
教科書問題ってなあに?
どうなる!? 憲法第9条
ステージ④ 僕と私が考える「慰安婦」問題
この本を読んでくれたあなたへ
●いくつかのページ紹介
ご注文、お問い合わせはコチラへ
大阪社保協のT内さんに『聞きたい 知りたい 性的マイノリティ』(杉山貴士編)の素敵な読後感をいただきました。ありがとう!
ぜひみなさんも読んでください! コチラです。
T内さんのブログには感動・感涙する記事が多く、とても励まされます。彼女の衒(てら)いのない、本当に素直な喜怒哀楽の表現にうれしくなります。タクシーの運ちゃんやいろんな人の何気ない語りをスッと掬ってすぐに書き込む、なかなかのもんです。このブログ、ぜひブックマークされること、お勧めします。
同じくこの本を読まれたM永さんからもおもしろいコミック本を紹介してもらいました。『きのう何食べた?』(よしながふみ 講談社モーニングKC、2007年11月初版)です。講談社の『モーニング』に連載されたものをまとめたもので、弁護士、美容師として働く二人のゲイの共同生活を描いています。しっかりと生活しながら、親、職場、友人、知人たちとの関わりの中で、マイノリティとして生きる現実、苦しさ、希望などがなかなか率直に表現されていて好感が持てました。毎回普通の家庭料理がレシピとともに、ストーリーのポイントとして載っているのがいいですよ。幸せな気分になるコミックです。詳しくはコチラをどうぞ。
昨夜はT内&M永二人の女史に誘われて、天満駅裏のお伽草子で打ち上げ小宴会を1時間あまり。先日発行した『聞きたい 知りたい 性的マイノリティ』についての、「もし自分の子どもからカミングアウトされても、正面から受け止めてやれる母親でありたい」「東京の若者たちの座談会記事がよかった」などの読後感を話し合っているうちに、執筆者の一人である大橋明日香さんの店に行こう、すぐ行こう!ということになった。開いているのかどうかわからなかったので、M永さんが同業者つながりで連絡先を調べ本人に電話。「これから店にいくところ」との返事だったのですぐにお伽草子を出ることにする。出しなにお店のオーナーが神鍋高原にスキー向けのロッジを建てていることが判明した。
新大阪駅東出口から徒歩5分、大橋さんの店「銀のスプーン」に着く。時間は9時過ぎだが、お店にとってはまだ早すぎる時間帯のようで、だいたい午前4時ぐらいまでの営業とのこと。カウンターに座ると目の前の壁に大橋さんが直接仕入れた様々なお酒が陳列されていて、お客さんは「あの酒は何ですか? アレ、ちょうだい」という感じで注文する。特にメニューはないようで、おつまみは、ちょっとした料理も作られるが、基本はカウンター上のこれもまたいろいろなスナック類から自分の好きなものを適当にチョイスして食べる。昨夜は「映画の日」ということで、大きなテレビ画面にチャプリンの映画がかかっていた。
それぞれ初対面の挨拶のあと大ジョッキで乾杯、本の感想を話しあったり大橋さんのなかなかに激しい体験などを聞きながらの約3時間、他にお客さんが誰1人来ることも無かったという楽しき時間があっという間に経過、その後M永さんが環状線内回りの終電時間を気にし始める時間となったため、また近いうちに再度お酒と空間を楽しみに来ようということにして、お開きとなった。
おじいちゃん 二年 やなぎ谷 ゆか
おじいちゃんのたんじょう日に、
「なにがいい」
と聞いたら、
「しずかにして」
と言いました。
(大阪綴り方の会編『子どもの世界』より)
ハハハハ、笑ってしまいますよね。やんちゃをしながら家じゅう走り回っている元気なゆかちゃんの姿が浮かんできて、なんともかわいいです。
■学ぶ教師が全国から
子どもたちが、自分の最も表現したいことを書き、それを読み語り合って、明日に生きる希望を届けるというのが作文教育。その作文教育の全国の研究大会がこの夏、3日間にわたって大阪で開催されました。なんと全国から2100人の先生・親・子ども・学生・地域の方が学ぶ意欲に燃えて集まったのです。
初日の舞台では、3年生の子どもたちとの作文の公開授業。参加者の声です。
「授業が見られるので、楽しみに早朝から来ました。緊張していた子どもたちが、どんどん作文の世界に入っていき、自分の言葉でいきいき発言するのを見て、私もこんな授業をしてみたいと感じました」
昼からは、参加者に感動の涙を誘った構成劇「朝が来るからまた明日――なにわの教育物語」が上演されました。
あんなに夢にみた教師だったのに、挫折…。作文教育との出合いで、明日も子どもに会える幸せを手作りの舞台に仕上げました。プロの演出家の協力も得て、現役の教師たちと子どもたちが演じました。
「教師をやめようと私も思ったことがありました。涙が何度もあふれました。でも周りに支えてくれる人がいたから今日まで来れたのです。劇を見ていて、私も子どもたちに会いたくなりました」
次は詩人、谷川俊太郎さんとの対談でした。鉄腕アトムの誕生秘話やご自身の生い立ち、家族のことを実に率直に等身大で語ってくださいました。
「谷川さんの心からの言葉を聞くことができて、来てよかったと思いました。生のご自身の朗読をきかせていただき、生きる活力を分けてもらえました」
二日目は、24の分科会で実践報告や交流が熱心に展開されました。三日目は、18の多様な講座、午後からは木津川計さんの特別講座、と実に充実した中味でした。
教育基本法が改悪され、それに基いた新学習指導要領が告示され、今また日本の教育が大きく変えられようとしている中での大会でした。また、青少年の刃物による事件が相次ぎ、子どもの七夕のお願いに「大人になったら働けるしごとがありますように」という時代に、教育に何ができるか学び合う大会になりました。
大阪の教職員は9月から財政再建プログラム実施でなんと毎月給料が6万、5万、4万とカットされます。心も身体もくたくたになって休職している教職員もたくさんいます。多忙の中で困難をきわめる今日の教育現場にあって、ここ何年間も2千人を超えるような全国大会があったでしょうか。
朝から汗びっしょり、クマゼミのにぎやかな鳴き声がふってくる中を続々と会場に集まって来た全国の仲間たち。ちなみに大阪からの参加者は千人を超えました。しかも、若い人たちがいっぱいです。
2年がかりで準備をしてきた私は、胸がいっぱいになって涙が止まりませんでした。
日本の教師は、困難の中でも希望を失っていません。身銭をきって学び続けています。そして、戦前から営々と築き上げてきた生活綴り方教育(作文教育)は今こそ出番。
作文を読んだら子どもがかわいくなった、なんか元気が出てきて、この仕事って楽しいって思えるんです、と若い先生が笑顔で帰って行きました。(とさ・いくこ 中泉尾小学校教育専門員・大阪大学講師)
6月に「慰安婦」問題の解決を求める北摂ネットワークが行った証言集会に参加しましたが、その関係者の方(吹田市在住)から「日本軍『慰安婦』問題解決に向けて、政府の誠実な対応を求める意見書提出の陳情書」(吹田市議会 議長 野村義弘 様宛)を9月議会へ提出したとのお便りと、意見書提出へ向けて各議員に対するロビー活動や電話・メール・FAXなどそれぞれが出来る形での要請活動への協力を求めるお手紙を頂きました・・・。(この続きはこちらで)
みなさんは、大阪商大事件をご存じでしょうか?
太平洋戦争のさなかであった1943年、当時は大阪商科大学と呼ばれていた今の大阪市立大学で、密かにマルクス主義研究と帝国主義戦争反対のための研究会を組織した教員と学生たちが治安維持法違反で特高警察に検挙され弾圧を受けた事件です。今年はこの大阪商大事件から65周年に当たり、記念しての講演会が行われることになりました。講師には事件当時、学生としてかかわり検挙され獄中闘争を行った中心人物の林直道さんです。ぜひご参加ください。
大阪商大事件と現代
―太平洋戦争下の抵抗と学習―
大阪商大事件65周年記念講演会
林 直道・大阪市立大学名誉教授が語る
【日時】
2008年9月27日(土)午後2時~午後4時
【会場】
大阪市阿倍野区民センター大ホール
(地下鉄谷町線「阿倍野」駅下車、⑥番出口西へ1分)
【参加費】
1000円(資料・レジュメ)
【主催】
治安維持法国賠同盟大阪府本部(06-6772-7555)
関西勤労者教育協会(06-6943-1451)
【会場アクセス】
【関連書】
『大阪商大事件の真相』
戦時下の大阪市立大学で何が起こったか
上林貞治郎著
四六判204ページ 定価1260円
日本機関紙出版センター刊 1986年
在庫あります。お問い合わせはこちらへ。
思わず長居をしてしまった西穂高山頂ともおさらば、ということでおばちゃんに挨拶して先に下山していく。下りといってもその路程には登りもあるし、平坦な道もあるが、岩場では登りよりも下りの方が慎重になる。妻に先に行ってもらうが、足元ばかり見ているとついつい行き詰ってしまい、下山道を見失いがちになる。上から見ると迷いそうなところにはペンキで○や×の印が描いてあるので、そのつど「あっちじゃない、こっちや」など声を出しながら下山する。
突然「きゃー」という女性の声。振り返ると岩場で前方にひっくり返っている女性を隣で男性が支えているのが見える。危ない、危ない。その声でこちらもより慎重になりながら下っていると、アヒルのようなヤギのような鳴き声とパタパタという明らかに鳥の羽根の音が聞こえた。ふと見るとライチョウである。2羽のライチョウがすぐ近くまで飛んできた。人懐こいのか、人を知らないのかわからないが、なんとラッキーなことか。後ろを歩いていた家族連れにも教えてあげて写真を撮った。
ピラミッドピークを越え、独標を越えるとズンズンと高度が下がる。今朝一番のロープウェイで上がってきたらしき人たちとすれ違うことが多くなってきた。女性ばかりのグループやどこかの中学生らしき集団も登ってきている。丸山を過ぎるとだらだら坂が続いていき膝が怪しくなってきた。やがて西穂山荘の赤いトタン屋根がハイマツの間から見え、しばらく下るとようやく山荘に到着である。
下りてきた丸山方面を振り返る
とりあえずビールを飲みながら休憩する。前日の天気とは違って眺めがよく、目の前に霞沢岳がよく見える。隣にいる妻の携帯に職場の人から電話がかかってきた。何やら話し込んでいるようす。なかなか山登りも大変なようだ。
さて山荘を出発、ロープウェイ駅目指して一気に下る、といきたいとこだが、ここにきてついに膝が悲鳴をあげたか。右膝の後ろ側部分なので膝ではないのだが、体重をかけると痛い。特に段差の上りが苦しい。残念なことにステッキを持っていなかったので右足に負担をかけないように左足にがんばってもらってなんとか駅までたどりついた。
新穂高温泉を離れ一気に高山へ下り、郡上八幡へと続くせせらぎ街道へ入る。しばらく行くとログハウスのテラスの雰囲気がよさそうなコーヒーショップを発見。そのまま過ぎ去ろうとしたがせっかくなので寄ってみることにする。もう夕方の5時近い時間なのでお客さんは他には誰もいない。ドアを開けて声をかけ、テラスの席に着いた。マスターらしき男性がお盆を持ってにこやかに現れた。コーヒーを注文、再びその人が運んでくると、なぜか当然のように隣の椅子の腰掛けて「とりあえずブラックで飲んでください」と話しかけてきた。ああ、と納得してまずは一口ブラックで飲む。「このコーヒーはね、神戸の西村コーヒーで修業した人が焙煎してくれた豆を使ってるんですよ」とのことである。なるほど、この岐阜の山の中で西村コーヒーが飲めるというわけで、これがこのお店の自慢なのだと合点がいった。
このお店、実は何回もこの道を通るたびに気になっていたのだ。前日の朝はライダー姿の人たちでにぎわっており、こっちも急いでいたので寄らなかったのだが、ようやく希望がかなったというところである。いろいろ話を聞いていくとこのお店はこの当たり一帯の別荘地のモデルハウスとして建てられたものを退職金をつぎ込み格安で買ったのだそうである。別に商売をするということではなかった。1年の内半年しか営業できないような場所で、しかもお客さんが来るのはGWとお盆と紅葉のときぐらいだから、まあ自身の老後の楽しみや孫たちの遊びの場所として、という感じで奥さんを巻き込んで始めたとのことである。冬には3mの積雪があるので岐阜市内の家に帰り、雪解けが来たらここにやってきて春夏秋を楽しみながら過ごすという、なんともうらやましい限りである。
そんな話に夢中になっていると周囲が暗くなってきたのでお暇し、素早く郡上方面へと車を走らせ、郡上踊りのにぎわいを横目で見ながら大阪へと急いだ。
ご予約いただき、長い間お待ちいただいている読者のみなさん、お待たせしました。ただいま『パソコン〈新聞&ビラ・チラシ〉編集入門』(定価2000円)順次出来中です。週明けよりお届けしていきますので、よろしくお願いします。なお、書店での委託販売は28日ごろからになります。
本の詳細はこちらをご覧ください。
11日深夜に韓国訪問から帰国、以後現在までなかなか更新ができずにいる。
翌日はさっそく出勤、7日に掲載した新刊広告の反応を主に、注文のFAXや留守電、メールなどが結構たまっていたのでその処理に時間がかかったり、あちこちへの注文品出庫、新刊の出来上がり&製本所への引き取りなどに忙殺され、夜は「慰安婦」シンポの実行委員会&N先生とH谷川さんの送別会に出席、再び深夜に帰宅。
続けて昨日は朝8時集合で五中校区第34回親子野外文化祭の準備と開催進行、撤収作業で帰宅が11時。
今日は9時過ぎに出勤し集会販売の準備をして、大阪城公園内の鶴彬記念石碑の除幕式に参加、そのあと記念講演会にて書籍販売・・・。
それぞれに記録すべき事柄が多々あるも、かなりお疲れ気味という状況なので、今夜は早めに休むことにする。