この連休後半の2日間は出勤し、次の新刊の編集作業を行っていた。
どこからも電話が入ることもなく、集中して作業ができ、今月末に初校が出来上がる予定となった。
それはそれでいいのだが、やはりなんといっても戦争法の強行可決が気になった。
連休中も全国各地で戦争法廃止を求める取り組みが行われていたが、立憲主義、民主主義を破壊し、日本を戦争の道に確実に導く法律が成立したのだ。これからおそらく政府はこの法律を中心に日本の進路を考えていくことになるのだろう。
この現状をどう認識すればいいのか。
それは国の大本である憲法が無視され、国民主権、民主主義がまったく無視されているわけで、とても異常な社会になったということだ。
私たちが憲法に依って立とうとしても、平気で政府が自らそれを壊すことができる社会を作ってしまったのだ。
こうして、2015年9月19日までの日本とそれ以降の日本は違う社会になったと考えている。
つまりは安倍首相が常々待ち望んでいた社会、あの1945年8月15日より遥か以前の、日本が戦争準備を進めていったような、つまりは戦前社会になってしまったということじゃないかと思う。
さて、これをこのまま放っておけば、戦前の次、戦中社会になるのは明らかだ。
目の前で簡単に憲法が無視され、国民の声をまったく無視する政府が暴走をしている、その瞬間が今なのだ。
しかし、私たちのたたかいはこれから始まる。
戦争法を廃止し立憲主義と民主主義を取り戻すのだ!
そのたたかいに寄与できる本を出さなきゃいけませんね。