3.11から7年目がやってきました。
神戸女学院大学の石川康宏ゼミでは毎年夏に被災地福島を訪れ、学生たちがさまざまなことを考え、発信しています。
その学びをまとめ発行したこの本もその発信の一つです。
『民医連新聞』(3月5日)で書評いただきましたので、その内容を紹介させていただきます。ありがとうございます。
「本書は、神戸の女子大学生たちが、福島第一原発事故から5年5カ月の被災地をめぐり、さまざまな思いを持つ被災者に出会った旅の記録です。
数値や言葉では表しきれない生の感情に触れた彼女たちは、「福島」をひと括りでは考えてはいけない、と知りました。それぞれの場所、環境に暮らす被災者の思いに、「被害」「分断」「復興」とは何か、さらに日本社会に横たわる問題を考えさせられます。
ある被災者は言います。「もっとカジュアルに福島のこと議論していきましょうよ、わからなくてもいい、不安でもいい、福島のことに関心を持って」