シンママ大阪応援団とシンママ熊本応援団につながるシンママさんたちのリアルを調査・分析し、今どのような支援が必要なのか、政策への提言を行います。そして本書の圧巻は、両応援団のシンママさんたちの喜怒哀楽あふれる本音座談会。読むうちに引きずりこまれて一気に読んでしまうこと間違いなしです!
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シンママ応援団のサポート活動には、「あなたを大切に思う気持ち=ケア」が込められ、それを受け取ることが「ひとりじゃない」「頼ってもいいのだ」という実感をママにもたらしている。
自己責任論が、自立できなくさせている社会の側の問題を見えなくする「呪い」として働くいま、それは、人のいのちと尊厳を大切にする「ケアの倫理」が人びとの連帯を繋いでいることの証なのだ。
【上間陽子氏推薦!】
誰かに差し伸べた手はやがて、
自分に差し伸べられる別の誰かからの手になる。
生きることは助けること、
助けられることが巡ること。
■プロローグ 当事者が声をあげる
■第1章 シングルマザーの語り合い
■第2章 応援団が大切にしていること
■第3章 シングルマザーの暮らしの実態
■第4章 シングルマザーと子どもたちが安心して暮らしていくために
・編集代表
砂脇恵(龍谷大学社会学部准教授、一般社団法人シンママ大阪応援団理事)
・編者
増淵千保美(尚絅大学短期大学部幼児教育学科教授、一般社団法人シンママ熊本応援団代表理事)
寺内順子(大阪社保協事務局長、一般社団法人シンママ大阪応援団代表理事)
加美嘉史(佛教大学社会福祉学部教授、貧困研究、公的扶助論、就労支援)
・装丁・装画 小笠原小夜
・定価 2200円(税込)
・判型/頁数 四六判 ソフトカバー 256頁
・発行日 2024年12月22日
・書店発売 2025年1月15日
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