No.11 「グリーン・ブック」

久々の更新です
仕事や体調不良などで映画もみれてなく
やっとこさこのアカデミー賞作品見れました

昨今こんな感じの作品が増えて来ましたね
今のアメリカを考えたときに人種差別やマイノリティー達への偏見といったものが出てきますが、この作品も黒人のミュージシャンのドクターシャーリーととイタリア系移民の運転手兼用心棒トニーがツアーに出る物語
しかもアメリカの南部を中心に各都市回るツアーで時には様々な偏見が彼らに浴びせられる
しかしそれをのりこえて正反対な2人が絆で結ばれていく展開がとても面白くまた感動的でしたね
そもそもトニー自体が差別主義な一面あったんですがね

ロードムービーだが道中様々なエピソードが展開されるが、どれも印象的で例えば差別主義な警官に連行され拘束されるが、ドクターシャーリーがある人物に電話して、即釈放される展開の爽快さ！
また黒人達の集まるバーでドクターシャーリーがピアノ演奏すればバーのミュージシャン達と大盛り上がり！
またケンタッキーフライドチキンを巡る2人のやりとりも微笑ましいですね
油が付くの気にせず手で掴んで食べるトニーとナイフとフォークが無いから食べれないと言い出すドクターシャーリー…

住む世界も価値観も違う2人が心の中でいい意味で化学反応を起こし、それぞれの世界に影響を受けつつ2人が人生の友になって行く姿は感動的でした
ツアーが終わり別れた2人だが、ラストのトニーの家のクリスマスパーティーにドクターシャーリーが訪問するシーンはまた感動でした
トニーの奥さんがドクターシャーリーに耳元で言う一言が良かったね



★★★★ 2019.3.15(金) アポロシネマ スクリーン3 20:20 E-4

No.10 「アクアマン」

先週見る予定だった話題の作品
「ジャスティスリーグ」で見た時はそんなに知名度も無くなんか地味なイメージでしたが、この作品で堂々な主役として登場
ワイルドなイメージを出したキャラだが人間の父親に対してとても人間的な感情を持つ良き息子振りが意外と共感出来ますね

海中バトルはスピーディで迫力があるし、何気にキャストがニコール・キッドマンやウィリアム・デフォー、ドルフ・ラングレンと意外なベテランたちらが出ていて良い芝居を見せてくれます

ワイルドな主人公が王になるまでのストーリーだが、神話ものにありそうな話を海底に置き換えた作品で確かにありそうで無かった設定ですね
最後も父親と母親の再開と言う展開に持って来て感動作にもなってる
全編通じてお腹一杯の見所満載のバトルムービー



★★★★ 2019.2.15(金) アポロシネマ スクリーン8 20:30 E-11

No.09 「ハイエナたちの報酬 絶望の一夜」

未体験ゾーンの映画たち2019から1本見てきました
ほとんど予備知識無しで見たこの作品
名前聞いたことある役者は1人くらい
フランス映画ですからね…（笑）

貧乏さから官僚の家に忍びこんで大金をぬすみだそうとする三人の男女
呆気なく大金を手にしたが、それで満足すればいいものの欲に目が眩んだのが運の尽き…まさに絶望の一夜へ一直線へと…

なかなかのクライムサスペンスでテンポも良くて面白い映画でした
登場人物の立場が二転三転する予想不能の展開といい、それぞれの立場での悪あがきといい欲にまみれた人間の気持ちが面白く描かれてました
人間欲に溺れたらあかんねー
と言う教訓の映画（笑）

途方にくれる2人の最後のカットがちょっと笑ってもた



★★★★ 2019.2.9(土) シネリーブル梅田 劇場3 21:00 E-11

No.08 「ファーストマン」

話題の作品を公開初日観てきました
本当は「アクアマン」の予定だったんですが、結構な客入りで前方の方しか無いから、この作品に切り替えました

人類で初めて月に降り立った宇宙飛行士ニール・アームストロングのお話
エンターテイメントなドラマでなくドキュメンタリー見てるような作品
淡々としたドラマと迫力がある宇宙空間の映像のギャップでドラマ部分が淡々としてるだけに、ちょっと眠気に襲われた（笑）

ニール目線での映像も多く観客が体感出来るような視覚効果になっているのでIMAXがこの映画を見るのに適してますね
私は通常スクリーンでしたが


★★★ 2019.2.8(金) アポロシネマ スクリーン2 20:40 L-3

No.07 「フロントランナー」

久々にTOHOシネマズ鳳へ
ちょっと興味のあった「フロントランナー」
アメリカ大統領選挙にまつわる実話です
次期大統領有力候補が女性スキャンダルでジェットコースターのように失落していく

「大統領の陰謀」ほど硬派な社会派ドラマのような感じは無かったが、あれよあれよと失落してい様は昨今の日本の政治家や芸能人の不祥事を見てるようなワイドショー感覚
何より謝罪会見してるゲーリーハートことヒュージャックマンの傍らで睨みを効かしてる不倫された奥さんのヴェラ・ファーミガが怖い！（笑）

まぁー出る杭は打たれるって事も有りますが、不倫発覚しても暫く強気で押し通すハート議員の姿はまさに今の説明責任を逃れる日本の政治家見たいに思えました

政治関係とマスコミ関係の人物がごっちゃになってわかりにくいのが私はマイナスポイントでした




★★★ 2019.2.7(木) TOHOシネマズ鳳 スクリーン4 11:25 D-5

No.06 「七つの会議」

池井戸潤原作の映画化
まさに日曜劇場オールスターキャストによる日曜劇場池井戸潤ものザ・ムービーのような作品
ハマってる人も居れば、無理矢理にキャスティングされてるような人も居るが(無駄に役所広司使うとことか)私はなかなか面白かった

下町ロケットと言うよりは半沢直樹のような路線の話だが、予告見てた印象では主人公のグーたら社員の八角が会社内の悪党社員を追い出して行くような社内世直し見たいな話と思ってたらちょっと違うんですな
会社の不正を暴くストーリーが話全体のメインになってました
野村萬斎演じる八角を中心にいつもの池井戸ワールドが展開されます

会社の不正リコール隠しを立て軸に主要人物それぞれにストーリーがあるため、映画と言うより連続テレビドラマでいいように私は思ったが…
でも楽しめましたよ

しかし新井浩文キャスティングしてなくて良かったね
下町ロケット出てたからねー
この映画の公開も危うかったかも？



★★★★ 2019.2.1(金) アポロシネマ スクリーン4 21:00 F-2

No.05 「サスペリア」

私の好きなあのダリオアルジェント監督の代表作がついにリメイクされた
あれほどリメイク権売らなかったのに…金に困ったか…

期待せず見たがやはり全く違う感じになってました
これは予測出来たので驚きは今更しませんが、驚いたのは152分の上映時間！
何をどうしたらサスペリアが152分になるのか？
リメイクの中で1番の違和感でした（笑）

内容はストーリーの基本骨格だけ残して後は別物になった作品になってます
当然オリジナルのような冒頭にある伝説の殺人シーンは無いし映像美も全く違います
いわばこ難しいホラー映画になってます
40〜50代のサスペリアの洗礼をリアルタイムで受けた中高年映画ファンはこんなんサスペリア違う！と感じると思います
現に同年代のブロガーさんも噴飯してはりました

オリジナルではアリダバリが演じてた役に相当する舞踏団の振り付け師のティルダ・スウィントンが怪しげで個性的な雰囲気を出してますが、その周りを取り巻くおばさん達がまぁ怪しげな事（笑）いかにも魔女の手先って感じだしてます

ヒロインはダコタジョンソン
目元は父親のドンジョンソンそっくりで、そっちが気になってた（笑）
オリジナルのジェシカハーバーの気弱なイメージよりちょっと強い女子見たいな感じでこちらも正反対なキャラ
ま、終わって見ればなるほどと思ったがね
クロエ・グレース・モレッツ出てるけど最初と最後だけ…しかも彼女でなくともいい役

これダリオアルジェントのサスペリアを期待したら大自爆します
また切り離して見ても何かこんなホラー映画は好きじゃないわーて思いました
リメイクでもリイマジネーションでもなく、サスペリア見たいな設定の別の映画って感じでした

にしても152分は長すぎ


★★ 2019.1.31(木) TOHOシネマズなんば 別館スクリーン11 11:55 D-13

No.04 「ＴＡＸｉ ダイヤモンド・ミッション」

シリーズ第5作になるらしいですが、正直覚えてないです
キャストも一新らしいですがね

パリのスーパー刑事がマルセイユの所轄に飛ばされるとこから始まるが、そこに居るキャラが濃いー連中ばかりでコメディー要素は十分な設定です
予想通りドタバタの騒動が全編通じてカーアクションを交えて繰り広られるのだが、ギャグの一つ一つが私はとても寒く感じた（笑）
ベタなギャグは好きなんですが、これは笑えな買った（笑）

なんか最後はワイルドスピードもどき見たいになって主人公もヴィンディーゼルのパチモン見たいに見えてきたわ



★★ 2018.1.25(金) アポロシネマ スクリーン8 21:00 H-3

No.03 「ミスター・ガラス」

Mナイトシャラマン監督の最新作はあの「アンブレイカブル」と「スピリット」のW続編と言う珍しいパターン

ある機関にデビッド、ケヴィン、ミスターガラスが捕獲？されて監禁される
超人＝ヒーローは実在はせず、彼らの妄想であるという事を実証する為に精神科医による実験が始まる…

イスに座らせれてずっとカウンセリングみたいなんするんかな？と鑑賞前は思ってたがそんなシーンは少しだけで、意外と動きもあり派手なちょっと異色のシャラマン版のヒーロー映画
予想より面白かったです

また彼ら3人とは別で外で動く身内らが居たりして、クライマックスに向けてドラマは盛り上がっていましたね
この中では怪物ビーストを含む23人の人格を持つケヴィンが最大の敵なんだと思ってたんだが…
ここら辺はクライマックスの盛り上がるところで、シャラマンのお得意の手の内はお楽しみと言ったところですね

しかしヒーローなんて実在しないという精神学者の夢も希望もない説にたいして我れら超人達がいかなる回答を見せてくれるのか？
「アンブレイカブル」と「スピリット」の続編と言う変則的な作品はやはり前作「スピリット」この映画を撮りたい為に作られた映画なのかなー？
と勘ぐってしまいます


行く行くはこれがまた何かのネタ振りで、シャラマン版のアベンジャーズもあったりして（笑）
あって要らんけど…
前作同様にジェームズ・マカヴォイは相変わらず熱演してくれてますね
やはり上手いです！
また予習としては前2作は見ておいた方が良いですね
特に「アンブレイカブル」



★★★★ 2019.1.18(金) TOHOシネマズなんば 別館シアター11 20:20 B-16

No.02 「カッターヘッド 真夜中の切断魔」

シネリーブル梅田での鑑賞
MDGP2018の企画での上映ですが、今年はこう言う企画もんにもチャレンジしたいですね
結構面白い映画あるんですよね

今回は13金を思わすようなホラー映画
昔、子供が行方不明になって見つからないまま…と言う曰く付きの家に来た親子に謎の怪人が襲いかかる

この手のパターンの王道的な展開は新しさは無くとも安心して見てれます
絵本の話と絡めたり、森の中に不気味な人形を置かれてたりと雰囲気もバツグンです
幼い娘2人を守る母親が主人公だが、それ以外に出てくる男達があっさりと片付けられると言うのも母親の孤立感がよく出て際立ちますね
しかしこの母親は精神的に肉体的にも強すぎ（笑）
殺人鬼もタジタジ（笑）

この殺人鬼いでたちは人皮マスクっぽいの被ってて狂人風の見た目なんだが、毒を盛ったりクロロフォルム嗅がしたりと知能的な手も使う油断ならん奴
オノ片手にまさに真夜中の切断魔らしいいでたちだがその割にスプラッターシーンは少ないね
犠牲者も少なくそっち方面はおとなしい目です



★★★ 2019.1.12(土) シネリーブル梅田 シアター4 20:50 D-11