MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.095 「エクリプス/トワイライト・サーガ」(2010年 125分 シネスコ)

2010-12-05 00:12:46 | 2010年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・スレイド
出演 クリステン・スチュワート
   ロバート・パティンソン
   テイラー・ロートナー



新世界からガラリと場所を移し、今度はなんばパークスに現れました
次ぎに見る作品がトワイライトシリーズの第3弾「エクリプス/トワイライト・サーガ」です
場所はなんばパークスシネマ・・・当たり前だけど先ほどの新世界国際とは180度設備も空気もついでに客層も違います。
場内はほとんどが女性です・・・さすがイケメンモンスターと少女の三角関係に関心が高いようです

(あらすじ)

人間のベラ(クリステン・スチュワート)とバンパイアのエドワード(ロバート・パティンソン)は、苦難を乗り越え再び結ばれる。
だが、エドワードに恋人を殺されたバンパイアのヴィクトリアは、執拗(しつよう)にベラの命を狙っていた。
そこでエドワードは恋敵でもあり、宿敵でもあるオオカミ族のジェイコブ(テイラー・ロートナー)と協力することに・・・



秋のこの時期になるとトワイライトの季節のようになってきましたね~
今回は本編上映前に前作までのあらすじと人物関係のおさらいの映像が出てきますが、解り易くて良かったです。
もう前作どうやったか忘れてたもんね~

でも相変わらずヒロインのベラはバンパイアであるエドワードを一途に愛するものの、エドワードと同じようにベラに思いを寄せるオオカミ男のジェイコブにも思わせぶりな態度を見せる・・・この辺は見てるお姉さん方をヤキモキさせる所がこのシリーズの特長かもしれないが、正直たいがいにせなあきまへんで・・・
一応はエドワードを選び、ジェイコブには友達の関係と本人に通告するものの、それまでの優柔不断なベラの態度によりジェイコブ君はその気満々の為諦めるつもりなし!
ますますストーカーの域に近づいております・・・全てベラちゃんの優柔不断なそれまでの態度がややこしい状況を作った原因ではありますが・・・さてベラが選ぶのは草食系バンパイアのエドワードか?肉食系オオカミ少年ジェイコブか?どちらを取るのか・・・次回作はどんな事態になるのでしょう?



今回は復讐にやってくる女バンパイアのヴィクトリアが軍団を率いてエドワードやベラたちを襲いかかってくるんですが、エドワードたちは宿敵であるオオカミ族と共闘してヴィクトリアたちと戦う。
この辺のバトルがクライマックスですが結構迫力のある戦闘シーンとなっております
ダコタ・ファニングが今回もバンパイアの役で出てますが、天才子役もスランプ気味かして、あまり存在感無し・・・



★★★ 2010.12.2(木) なんばパークスシネマ シアター1 20:40 D-3

No.094「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(2009年100分シネスコ)

2010-12-04 00:48:29 | 2010年劇場鑑賞
監督 トッド・フィリップス
出演 ブラッドリー・クーパー
   エド・ヘルムズ
   ザック・ガリフィナーキス



本日は久しぶりに新世界国際の映画鑑賞!
「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」という公開が終了して随分日にちが経ってる作品です。
見たかったんですが、単館系という事で見逃しておりました。
上映が終わってからもあちらこちらで中々評判が良く、何とか見たいな~と思ってたんですが新世界の3本立ての1本(ちなみに他2本は「ゾンビランド」(未見)「沈黙の鉄拳」)として上映されていたのを発見!
晴れて劇場鑑賞が実現しました!(場内はたばこやその他の匂いで相当空気が悪いと思われるのでマスクを装着しての鑑賞)

(あらすじ)

2日後に挙式を控えたダグ(ジャスティン・バーサ)は、バチェラーパーティーと呼ばれる結婚前夜祭をラスベガスで過ごすことにする。
彼は親友のフィル(ブラッドリー・クーパー)やステュ(エド・ヘルムズ)らと共に一路ラスべガスへ。
だが、翌日ホテルで目を覚ますとひどい二日酔いで、花婿になるはずのダグの姿はどこにもなく……



噂通りに面白かったですね
音楽を小気味よく使いテンポのいい展開で、いい年こいたオッサンたちの珍騒動を見せてくれます
「男ってホントにアホな生き物ですね~」と思う女性の方の声が聞こえてきそうな作品だが、逆に男側からすれば「男だからこそ味わえる楽しさ・・・」なのかもしれません。
でも実際にこんな事が起こると大変ですが・・・

テンポよく結婚前夜祭を楽しみにラスベガスまで行き、屋上で乾杯する所まで見せてくれますが、その後の混沌とした状況は見てる観客も一体どうなったの?と思わせて、ハチャメチャな展開の行く末をどうまとめるのか興味をそそられる。
それだけに興味を持ってラストまでスクリーンから目が離せません。

一夜明ければストリッパーと結婚してたり、クローゼットに赤ん坊や部屋にトラが居たり、肝心の花婿は行方不明・・・そして何故か歯が抜けてたり、パトカーを盗んでたりと、一夜であり得ない状況が次々発覚して笑わせる。
一体一晩で何が起こったのか?と言う部分が解ってくる後半の部分は前半のドタバタと比べるとやや呆気ない感じではあるが、おバカ4人組みの珍道中は結構楽しませて貰いました



ここで余談だが映画の中盤部分で、端の方のエリアの座席に座ってた私の横に突然に謎のオッサン(身なりは普通の60歳くらい)が立ち、ジィ~ッと私の顔を見つめるのです・・・画面の方を見たと思ったらまた私の顔覗き込みそうな感じでジィ~と見る・・・最初は知らん顔してたけど段々と気になりだして私も横目で見ると目をそらす事も無く私の方を見るのであります!
しかもオッサンの片足は私の座席エリアに入ってきとるがな!
ついに意を決して「何か探し物ですか?」と聞くとまったく無反応でよそ見して、また私の方を見やがる・・・もう一度「何か探し物ですか?」と少し声を大きくして言うと、私を見つめながら再度無言!

そしてついに私の一つ隣の座席に座りやがった・・・横の座席に脱いだジャンパーを置いてたので真横に座られる事態は避けれたが不気味この上ない。
しばらくするとどっかに去って行ったが、その間十数分まったく映画に集中出来なかった!
新世界ならではの奇怪な体験でした・・・やはりホモダチと思われてモーションかけられてたのかな?



★★★★ 2010.12.2(木) 新世界国際 16:15



No.093 「クレイジーズ」 (2010年 101分 シネスコ)

2010-11-28 00:48:05 | 2010年劇場鑑賞
監督 ブレック・アイズナー
出演 ティモシー・オリファント
   ラダ・ミッチェル
   ジョー・アンダーソン



今日は平成中村座に昼間行った関係上、夕方見る映画は一本だけです
その厳選?された一本がこの「クレイジーズ」です
この映画は知る人ぞ知るジョージ・A・ロメロ監督の初期の作品「ザ・クレイジーズ」のリメイク版なのです

(あらすじ)

細菌兵器を積んだ軍用機が小さな町に墜落、ウイルスが漏れ出し、感染した住人たちが凶暴化し町はパニックに陥る。
保安官デヴィッド(ティモシー・オリファント)は同僚らと共に脱出しようとするが、軍は事態を秘密裏に処理すべく町全体を封鎖。
元は友人なのに襲ってくる感染者、町ごと焼却しようとする軍隊から、彼らは何とかして逃げようとするが……



ビデオで昔に見たきりでオリジナルの記憶が薄れてるんですが基本設定以外はロメロ版とは大分異なるんではないでしょうかな?
作品としてはパニック映画にしては物足りないし、ホラー映画にしては迫力不足な中途半端な印象です

細菌に感染した人間が狂暴になり襲い掛かってくる展開は昨今のゾンビ映画に見られるが、この作品も感染者たちはゾンビのような顔の崩れた形相になるので最近のゾンビ映画のパターンだけど、狂暴になった感染者たちが出てくるのが単発で出てくる為イマイチ迫力や恐さに欠けた
走るゾンビ見たいに大群でとまでは言わないが、もう少し逃げ場失うぐらいの数は出てきてもよかったのでは?

感染者より怖いのはむしろ街を封じ込めようとする軍と、防護服やガスマスクを付けた兵士たちですね
容赦なく感染者や疑わしい人間たちを抹殺し、焼却してしまうその光景はまさにクレイジーズって感じです。



街を脱出しようとする主人公たちがドラマの中心ですが、ゾンビのような感染者たちより、このマスクを付けた兵士たちの方が手を焼くような存在となってくる。
感染者と兵士たちをかいくぐり無事脱出なるか?と言った脱出劇としても見れますね。
またその主人公たちの中でも感染者たちが出てくるのもお約束的展開としてあります。
と言うより感染者たちと防護服も着ずに揉み合ったりして格闘してるのに、感染しない方がおかしいけど・・・特に主役はまったくもってウィルスに強いんかして感染しません(笑い)



★★★ 2010.11.25(木) 敷島シネポップ2 17:50 E-7

No.092 「ゴースト もういちど抱きしめたい」 (2010年 116分 ビスタ)

2010-11-17 00:06:12 | 2010年劇場鑑賞
監督 大谷太郎
出演 松嶋菜々子
   ソン・スンホン
   鈴木砂羽



今日は久々ご当地アポロシネマ8でのレイトショー鑑賞です
アポロビルにあるシネコンで、一階とシネコンのある四階の二カ所にチケットカウンターがあったんですが、先日から一階は閉鎖され四階のみになってます
客が減ってるんかな?ただでさえ混雑時は手際悪い時あるのに一カ所にして混雑時は大丈夫かいな?!
来春には隣に巨大複合施設出来るのに、また人の流れが増えるだけに心配になります

(あらすじ)

会社経営者として多忙な日々を送る七海(松嶋菜々子)は、ある晩、陶芸家志望の韓国人青年ジュノ(ソン・スンホン)と出会う。
やがて二人は運命的な恋に落ち、新しい生活をスタートさせるが、七海はある事件に巻き込まれて突然命を落とす。
彼女の魂は天国へ行くことを拒み、地上でゴーストとなって愛するジュノのそばに寄り添うが…



あの名画「ゴースト ニューヨークの幻」のリメイクであります
それも日本でリメイクという冒険をやらかしてくれます
ただオリジナルと決定的に異なるのはゴーストになるのが男ではなく松嶋菜々子演じる女性と言うこと・・・これがいいのか悪いのかわかりませんが、私としては男がゴーストになった方が相手を守ると言う意味ではシックリ来るかなと思いましたがね
相手役の男が韓流スターのソン・スンホンで設定も当然韓国人役ですが、何故相手が韓国人なのかは必然性を感じられない所を見ると単に韓流スターを使いたかっただけと言う商業的意図が見え隠れしてしまう・・・

男女逆転以外は概ねオリジナルに忠実に話しは展開していくので、特に大きな特長はない普通のリメイク作品となってます
樹木希林が偽霊媒師を演じていて、さすが芸達者な存在感で、"面白い時"の樹木希林で笑わしてくれます
オリジナルはウーピー・ゴールドバーグが演じてたこの役ですが、ついついウーピーと被せて見てしまうと動作一つ一つがウーピーに似てるように見えるから不思議なもんです。



主題歌はMr.映画主題歌になりつつある平井堅!
しかもアンチェイド・メドレーもカバーしていて、オリジナル同様にお約束の陶芸のシーンと後半樹木希林に乗り移った松嶋菜々子とソン・スンホとの抱擁のシーンに流れます
ちょい無理矢理感があるような来がしますが、でも「ゴースト」と言えばこの曲ってのがありますがね~

オリジナルに忠実なだけに元を知ってるものとしてはストーリー的にどうのって言うより 主役2人を中心に見てると何故男性は日本人やったらあかんねんと言う疑問がやはり頭に残りました。

人妻になり母親になった松嶋菜々子さんはやはり綺麗・・・今回は開巻すぐに悩めかしい身体の曲線をベッドのシーツを通して見せてくれ、しかも松嶋菜々子の出た映画にしては比較的に肌の露出具合が多い映画でもあるかも?それはよかったなけどな~



★★★ 2010.11.13(土) アポロシネマ8 スクリーン4 21:00 F-10

No.091 「遠距離恋愛 彼女の決断」 (2010年 103分 シネスコ)

2010-11-16 00:22:47 | 2010年劇場鑑賞
監督 ナネット・バースタイン
出演 ドリュー・バリモア
   ジャスティン・ロング
   チャーリー・デイ



この日は時間が早いので急遽もう一本見る事に!
三本立てとなりましたがホラー(ソウ ザ ファイナル3D)にアクション(マチェーテ)と続けばコメディーでしょ(と言ってもラブコメですが)
昭和2番館感覚で言えば恐怖と興奮と笑いの三本立て!ってなるんでしょうかね

(あらすじ)

ニューヨークに暮らす音楽業界関係者のギャレット(ジャスティン・ロング)は、ジャーナリスト志望の女性エリン(ドリュー・バリモア)とバーで意気投合し、軽い気持ちで一夜を共に。
6週間後、エリンは新聞社でのインターン生活を終え、自宅のあるサンフランシスコへ戻ることになるが、二人の関係はすでに真剣なものになっていた…



いつまでも若いドリュー・バリモアと冴えない役やらせばハマリ役のジャスティン・ロングのコンビによるラブコメだけど、この作品が何故かR-15指定を受けている
先程の「マチェーテ」のR-18はわかるが健全なるラブコメがどうして?と思ってたら本編を見て納得出来た
全編にちりばめられた下ネタの数々・・・これが理由見たい

しかし昔ならこの程度なら小学生でも見れたもんですが、社会的な影響とやらで規制が入って面白い映画が小中学生が見れないてのは残念です
アクション映画なんか規制の入ってる作品が多いし、ホラーなんて私の子供の頃のポルノ映画ばりの厳しさですね 
こう言うラブコメのような作品はせめて少しでも緩めて頂きたいもんです(昔の作品で言えば「ポーキーズ」はもちろん「グローイングアップ」とかも規制入るんかな)

偶然知り合った男女が遠距離恋愛を続け、互いに同じ町で一緒に暮らせる日を夢見ている。
どうしても暮らしたければ、彼の元へ全てを投げだして行けばいいんだが、この映画のヒロインは恋愛と同様に新聞社で働く夢がある。
そんな遠距離恋愛をつなぐ手段が電話とメール・・・今更、映画に携帯電話が出てきて驚く事なんかないんだが、改めてこの作品でやたらメールを打つ場面の多さや携帯電話で毎日話してる姿に、シンデレラエクスプレスと言われた頃の遠距離恋愛と比べたら遠距離なりに近距離になったもんだととツマラナイおっさんの独り言・・・



アメリカに限らず昨今の不景気な社会情勢が彼女の夢がなかなか叶わなくしている・・・そんなもどかしさが遠距離恋愛以上に2人の距離を離していく。
さりげなく現代の雇用問題なども絡ませているこの脚本はなかなか秀逸。
そのくせ下ネタ連発の脚本だったりするんですがね~
会えないもどかしさからテレホンSEXに講じる2人の姿は笑わせながも、当人たちはマジな問題だったりする。

この映画はこの2人が主人公でありながら印象に残るのはそれぞれの相談相手?的な存在のギャレットの友人であり、エリンの姉であります
この作品の笑い部分はこの脇役たちが持って行ったと言っていいでしょうね~



★★★ 2010.11.11(木) なんばパークスシネマ シアター2 20:55 E-14


No.090 「マチェーテ」 (2010年 105分 ビスタ)

2010-11-14 00:31:56 | 2010年劇場鑑賞
監督 イーサン・マニキス
出演 ダニー・トレホ
   ジェシカ・アルバ
   ロバート・デ・ニーロ



この日の2本目はなんばパークスに移動しての鑑賞です
「マチェーテ」と言う作品ですが、ちょいマニアックな映画・・・と言っても難しい映画でなく、むしろ頭をからっぽに出来るバカ映画と言っていいような映画 
「エクスペンダブルス」同様この秋の期待作品です。

(あらすじ)

すご腕のメキシコ連邦捜査官マチェーテ(ダニー・トレホ)は、正義感の強さがあだとなり、麻薬王トーレス(スティーヴン・セガール)に妻子を惨殺されてしまう。
3年後、テキサスに現れたマチェーテは極右の上院議員マクラフリン(ロバート・デ・ニーロ)の暗殺を依頼されるが、わなにはまったことから暗殺犯として追われる身となり……



お遊びだったグラインドハウスの偽予告編から本当に本編が出来てしまうとはね
しかもその予告にあった場面もキッチリ作られていて芸も細かい!
マチェーテ=鉈を自在に操り相手をズタズタに切り刻むヒーローをいつも脇役のダニートレホが一世一代の晴れ舞台で大活躍の痛快編 !

当然下品なまでのバイオレンス描写はまさに18禁に相応しい。
腸を引っ張り出し、それをロープ変わりにしてぶら下がってビルから脱出したり、鉈をグルリと降り回せば周りに居た悪党の首がポンポンと景気良く跳ね上がる!

B級テイストなグラインドハウスムービーながら何気に豪華なキャスト(ジェシカ・アルバ、ロバート・デ・ニーロ、リンジー・ローハン、ドン・ジョンソン、ミシェッル・ロドリゲス)特に悪党役のボスを演じたスティーヴン・セガールがなかなかいい味を出していて 今後悪役でも行けるんちゃう!?
もちろんマチェーテとソードファイトを展開しますよ



ロバート・デ・ニーロはブッシュさながらの悪党政治家を演じれば、ミシェッル・ロドリゲスの相変わらずな強面な姉さんぶりは健在で、しかもクライマックスはスタイリッシュなお色気(?)で戦闘モード全開!
お色気と言えばやはりジェシカ・アルバちゃんのミシェッルとは対照的なお色気はあのマチェーテさえも骨抜きになるほど・・・彼女の存在はこの殺伐としたバカ映画に花を添えてくれてます
脇役の時から独特の存在感を見せるダニートレホだが、今回もスター俳優たちを前にしてB級のオーラを出しながらも堂々たる主演を張ってます

クライマックスの大乱戦はバイクは宙を舞い、ロケットは飛ぶわ、尼さんのコスプレをしたリンジーローハンがピストルを握れば、お色気ナースたちはマシンガンを乱射!
劇画タッチな見せ場の連続に大満足でした。



だが苦言を言えばこれだけ大暴れした割にはラストの爽快感がやや物足りない・・・
本来なら最後に悪党のボスたちなどはマチェーテらにズタズタにされて良さそうなもんだが、いかんせん悪役がスティーヴン・セガールやドン・ジョンソンといった本来ならベビーフェイスな役所のスターたち・・・なんかヤラレ方がキレイなんですね~
有名でない悪役の俳優ならその辺の気遣いはいらなかっただろうけどね(ま、エリック・ロバーツとか(笑))
途中まで派手にメッタ斬りにしてて最後に力緩めた見たいな感じ・・・最後のその部分が残念だった・・・



★★★★ 2010.11.11(木) なんばパークスシネマ シアター1 18:50 J-3

No.089 「SAW ザ・ファイナル 3D」 (2010年 90分 ビスタ)

2010-11-12 23:24:14 | 2010年劇場鑑賞
監督 ケヴィン・グルタート
出演 トビン・ベル
   ケイリー・エルウィズ
   ショーン・パトリック・フラナリー



ますます質が落ちて行くスーパーホラーシリーズの完結編を見にTOHOシネマズなんばへ!
もうこの時期と言えば「SAW」の季節、SAWの秋という雰囲気になってきた感がありますが(ま、一部の人はですが・・・)
いよいよ7作目にしてファイナルを迎えるに至りました。
せめて「SAW3」・・・譲って4ぐらいで辞めておくべきシリーズでしたが・・・さて最後に「ゲームオーバー」って言うのは誰???

(あらすじ)

ジグソウ(トビン・ベル)の発案した殺人ゲームから奇跡的に生還した人々は心に深い傷を負い、救いを求めていた。
彼らは自身もゲームの犠牲者であるとともに生存者でもある精神的指導者、ボビー(ショーン・パトリック・フラナリー)のもとに集まってくる。
だが、次第にボビーの暗い過去が明らかになってくるにつれ、新たな恐怖が忍び寄る。



冒頭からショーウィンドウで電気ノコギリを使ったトラップに3人の男女が繋がれてるシーンは今までにないパターンでした。
道行く人らの前での公開ゲームはなかなか面白いではないか。
3D効果を狙ったノコギリのアップや画面から飛び散る血しぶきと臓物!
ホラー映画らしい3D効果で、さすがファイナルというだけあって景気のいいオープニングでした。
でもこの映画を3Dにする意味はあまり無いように思うけど・・・ちなみに劇中リンキンパークも殺されてたな(ボーカルのチェスターが)

「4」「5」「6」と比べると結構面白く見れたと思います。
本編前に日本だけだろうけど前6作のあらすじをダイジェストで見せてくれますが、これがホント駆け足で、解ったような余計にややこしくなったような微妙なダイジェストですが、これが無いとシリーズ全部見てない方には意味が理解出来ない人もいるかもね~

偽の生還者を出すとところなどはなかなか目の付けどころも良いと思うし、迷路のようなトラップをくぐり抜けて行くボビーの姿は「3」のジェフのパターンと似てるけど、まるでゲームのような緊張感」は初期のシリーズを思わせる。
でも良く見るとあまり目新しさは冒頭のショーウィンドウのシーンぐらいで、後は過去のパターンの繰り返しやアレンジ・・・ほんとこれでシリーズを打ち切るべきですね



毎年このシリーズを見せられると、最後のオチも予想してしまうし、またそれが当たるし(笑)
元来こじつけシリーズだっただけに最後も強引に辻褄を合せようとした結果、何とも完結編と呼べるかどうか微妙な状況・・・
ま、ファイナルって言うんだから終わりなんでしょうね~と思いたい
でもこのジャンルの映画は例え完結しても、"ニュービギニング"とか"レガシー"と言った都合のいいフレーズがある事を忘れてはならない・・・この”ファイナル”と言う言葉こそ観客に仕掛けられたトラップかもね



★★★ 2010.11.11(木) TOHOシネマズなんば スクリーン4 16:15 C-12


No.088 「ジャーロ」 (2009年 92分 ビスタ)

2010-11-08 00:04:09 | 2010年劇場鑑賞
監督 ダリオ・アルジェント
出演 エイドリアン・ブロディ
   エマニュエル・セニエ
   エルサ・パタキ
  


ダリオアルジェント監督待望の最新作を見に十三の第七藝術劇場へ
往年の作品「4匹の蝿」のリバイバルが夏にここで公開され、今やアルジェント監督の関西の上映館として定着した感があります
初日と言う事もありいかにも、わざわざアルジェント映画を見に来ましたって感じの方々が集まってます
ここの劇場は邦洋画問わず 日本の小作品や欧米あたりのインディーズ系の作品、または作画的な監督や往年の俳優たちの特集上映など個性的なラインナップが特長です
そんな一人にアルジェント監督作品が入ってるとしたら嬉しいですね

(あらすじ)

北イタリアの都市トリノで、外国人美女ばかりを狙った誘拐殺人事件が発生。
犯人は改造タクシーを用い、拉致した美女たちの肌を刃物で刻んでいた。
そんな中、モデルのセリーヌ(エルサ・パタキ)が新たな標的となり、姉のリンダ(エマニュエル・セニエ)は猟奇殺人専門のエンツォ警部(エイドリアン・ブロディ)を訪ねる。



今回はアルジェント監督が得意とする猟奇スリラー物でイタリアではこれらの作品をジャーロと呼ばれますが、今回の新作はタイトルが「ジャーロ」そのもの!
原点回帰とジャーロ物の集大成としてアルジェントが挑むんですが、期待は高まります
主演がアカデミー賞俳優エイドリアン・ブロディ(クローネンバーグが好みそうな顔立ちだが)と言うスター俳優が起用されてます

「4匹の蝿」は映画としてはどうって事無い映画だったが、アルジェント監督作品としては後の作風が伺えてアルジェントファンなら結構楽しめた映画だと思うのですが、この作品はサイコサスペンスとしては普通の映画って感じだけど、アルジェント監督作品としては物足りなさを感じずにはいられない。
得意のトリッキーな映像美がほとんど見られないし、「サスぺリアpart2」「シャドー」のような華麗な殺しのテクニックも出てこない。
まぁ~簡単に言えば普通のスリラー映画って感じで、いつものアルジェント映画を期待するとやや肩透かし気味。



アルジェント部分をしいていえばオープニングでマルコ・ウェルバの不気味な音楽の中、殺人鬼が運転する白い車が猛スピードで走るカットとクラシックのコンサート会場の場面が交互で描かれ、車のカットになるとまた不気味な音楽が流れ、そしてコンサート会場から抜け出したケイコが雨の中タクシーを止め車に乗り込むとあの不気味な音楽が流れ、あの車がこのタクシーだった事が暗示され、ケイコが殺人鬼の罠にはまった事を観客に感ずかせる・・・またシャワーを浴びるリンダの周りをゆっくりカメラが移動する。
また過去にトラウマを持つ登場人物が居るのはいつもの設定だった。

何とかアルジェントらしいカットを見つけようとすると、そう言う部分になる(音楽もシモネッティとかゴブリンでないのもね・・・殺しのシーンで♪テケテケテケ・・・と言った音楽で無いと雰囲気出ないや)
むしろ「スリープレス」の方が全然アルジェント映画らしかった
でもラストのワンカットはチョット粋だったな~



★★★ 2010.11.6(土) 第七藝術劇場 20:40




No.087 「SP 野望篇」 (2010年 98分 ビスタ)

2010-11-01 00:45:20 | 2010年劇場鑑賞
 出演 岡田准一
   真木よう子
   堤真一



深夜のなんばに行きました
明日はハロウィンって事もあんのかどうかはわからないがコスプレした若者もチラホラ見かけます
私が思ってる以上にハロウィンが日本でも浸透してるんやね

ハロウィンって事もありホラー映画なんか雰囲気に合うかなと思いますね
「SAW」あたりを見たいとこだが前売り券持ってるんでレイトショー料金で見れるこの時間はちょい損(200円)した気分になりそうなので、同じく本日公開の邦画「SP」を鑑賞です

(あらすじ)

チームリーダー尾形(堤真一)の、耳を疑うような発言に疑心をぬぐい切れない井上(岡田准一)は、表面的には平和な姿をしている日常の中に、特殊能力で脅威の存在と四六時中シンクロしていた。
そんなある日、六本木で大規模テロ事件が勃発(ぼっぱつ)。
テロリストの魔手は笹本(真木よう子)ら第四係のメンバーにも向けられていた



まったくテレビシリーズ見たことありません 存在すら知らなかったです・・・
よって人物設定がよくわからない・・・何らかの形で予習して置けばよかった。
岡田准一が過去に何らかのトラウマがあるようだし、上司である堤真一と過去に因縁がある見たいですね
何より岡田准一が予知能力と言うか先が読めたりする特殊能力を持ってる模様。
その時点で「これはそう言うドラマなのか・・・」と思う次第であります

まぁ~設定分からなくとも結構面白く見れたんではないでしょうか?
冒頭からSPという職務を度外視したハードなアクションを見せてくれすし、男勝りな真木よう子さんもなかなかよろしい。
でもオープニングの追跡シーンはややしつこい・・・どこまで追いかけてんねん!って感じで、設定をよく知らないもんだから余計に感じた
またテロリストと岡田君の一騎打ちがノースタントだけど、いかにもスタント使ってませんよ~的なアクションがかえって興ざめしてしまった。



テンポもよく98分という短い時間が良かったと思います。
後半要人を徒歩で警護しながらテロリストの攻撃をかわして行くところは、ピストルをほとんど使わないのがかえってリアリティがありました(何回も使えば早いのに・・・と思ったけど)

2部作って事で当然ドラマ見たいに「つづく」見たいな終わり方だけど、次回は3時間スペシャルとか言うん違うやろね~



★★★ 2010.10.30(土) なんばTOHOシネマズ スクリーン1 22:30 E-5



No.086 「桜田門外ノ変」 (2010年 137分 ビスタ)

2010-10-29 23:52:07 | 2010年劇場鑑賞
監督 佐藤純彌
出演 大沢たかお
   長谷川京子 
   柄本明



この日見た2本目は時代劇巨編の「桜田門外ノ変」
最近は時代劇映画が多いですね~特に秋から冬にかけて目白押し!
公開中の「十三人の刺客」や正月映画になる「武士の家計簿」「最後の忠臣蔵」などチョットしたブームなのかな?
時代劇映画って面白いと思うんだけど、若い人の姿はいつもながら見かけないですね
大体年配のお客さんがどうしても多いです。
見れば結構楽しめるのに・・・作り手も若手のイケメン俳優を起用したりして、若い層を呼び込もうとはしてますが・・・

(あらすじ)

水戸藩士の下級武士の家に長男として生まれ、30歳のときに迎えた12歳年下の妻・ふさ(長谷川京子)や長男の誠一郎(加藤清史郎)と共に穏やかな暮らしを送っていた関鉄之介(大沢たかお)。
しかし、藩主父子が井伊大老(伊武雅刀)の専断により処罰されたという急報が、彼の日常に影響を及ぼし始める。



井伊直弼暗殺事件を描いた作品ですが、舞台となる桜田門を実際にセットとして作りスケールアップした作品ですが、暗殺シーン以外はあまりこの門が画面には出てきません。
その暗殺シーンはいきなり冒頭に出てきます。
暗殺シーンはこの映画唯一の立ち回りと言っていいでしょう~それが冒頭早々に描かれます
事件のその後と事件が起こるまでの経緯が描かれていくのが本筋となります
主人公たちが運命に翻弄されていく人間ドラマが中心の作品です

これはまぁ作り手の意図もあるんでしょうけど、クライマックスを冒頭に持ってくる手法は奇策?かもしれないが、私としてはそれ以降はどうも疲れてしまった。
個人的にはラストとまでは言わないが、ある程度中盤以降あたりに暗殺シーンがあった方が良かったかな~
来るべき決行の時までどんどんとサスペンスが高まっていくような「ダラスの熱い日」や「ジャッカルの日」のような展開が好みです。
137分という上映時間が余計に長く感じられ思ってたよりは期待ハズレの部類になるかな~



時代劇づいてる大沢たかおはいいけど、その妻を演じるハセキョーこと長谷川京子のカツラの似合わない事・・・あまり出番少ないけどちょっとミスキャスト。
なんで彼女なのかよくわかりません。
また加藤清史郎が息子の役だが、名子役と言われるだけあって泣き顔の芝居は満点でした・・・さすが子供店長!



★★ 2010.10.27(水) MOVIX八尾 シアター10 21:10 D-9