監督 シルヴェスター・スタローン
出演 シルヴェスター・スタローン
バート・ヤング 、
アントニオ・ターヴ
やっとこさ見てきましたロッキーシリーズ最新作「ロッキー・ザ・ファイナル」
キングの名画座でも書きましたが、思えば「ロッキー2」を初めて見てからこのシリーズは全部見ていますが、一応の完結編である「ロッキー5」が惨たんたる出来だったこともあり、もう一度リング(スクリーン)に上がる決意をしたロッキー=シルヴェスター・スタローンの無謀な行為に「もうエエんちゃうん!」と正直否定的だったんですが、いざ完成して公開したからには、せめて過去の傑作に泥を塗るような結果にならない事を祈るのみですね。
特に第1作「ロッキー」は「カッコーの巣の上で」や「タクシードライバー」などと並んで70年代を代表する傑作ですからね。
お馴染みのロッキーのファンファーレとともに始ったこの映画。
右からスクロールされてくるタイトル「ROCKY BALBOA」にかぶって過去の名シーンがさらりと映し出される・・・どことなくオープニングからノスタルジックな雰囲気に包まれましたね。
(あらすじ)
ボクシング界から引退したロッキー(シルヴェスター・スタローン)は、かつての栄光の面影はなく、小さなイタリアンレストランを経営して生計を立てていた。他界した愛妻エイドリアンとの思い出にすがって生きているロッキーは、己の心の喪失感を埋めるかのように、再びプロボクサーのライセンスを取得するために立ち上がるのだが……。
第1作にオマージュを捧げたような場面が目に付くけど、還暦を迎えたスタローンを見てやはり年はとってもやはり彼はロッキーだと思いましたね。
ランボーやコブラもあるけど一番の当り役だというのが改めて感じました。
不器用な感じや独特の話し方、年取っても昔と同じファッションしてるし・・・
ま、変に時代かぶれしてるより、あの頃のロッキーのままで居てくれてよかったですけどね。
1作目で買ってたペットの2匹の亀が大きくなってたり(あの亀と違うのかな?亀は万年生きると言うしね・・・)1作目の冒頭に出て来た対戦相手スパイダーリコが年食って出てたり・・・そして不良少女でやはり1作目でロッキーに説教されたマリーが年食って出て来たり・・・とシリーズをリアルタイムで見てきた者からすれば懐かしくもあり、ニヤリとさせられる小ネタが散りばめられています。
それと同時に時の流れを感じさせる感覚はまさにファイナルに相応しい。
エイドリアンがすでに亡くなってるという設定なので、この映画に出てこないが亡くなってもまだエイドリアンを思い続けるロッキー思いがひしひしと伝わってきます。
かつての不良娘だったマリーを親身になるロッキーの姿にある意味、愛情のように感じたりするけど、普通このパターンだと関係を持ってしまったり、新たな恋に発展するところだが、この映画ではまったくそんな場面もなくロッキーの一途なエイドリアンへの想いをかえって引き立たせてるように思う。
お馴染みのテーマ曲に乗って始まる過酷なトレーニングのシーン、そして走って、走って美術館の階段を駆け上がる姿はもう往年のロッキーファンはたまりませんね。
「今だにやってんの?このパターン・・・」て突っ込まれてもも仕方がないベタなシーンだけどこれがないとロッキーじゃないしね~(「ロッキー5」の二の舞いになってしまうからね)
久々に燃えた?!中年オヤジも多いんではないでしょうかね~
自分を諦めない・・・ネバーギブアップ精神は不変です!
またこの映画で流れるスコアも過去のシリーズのサントラをそのまま使いまわした感じで、差し詰めビル・コンティによるロッキーサントラ名曲集といった感じです。
そして肝心なボクシングシーンだが、特に目新いものはないけど、以前と比べたら若干時間短いけどスタローン頑張って往年に目劣りしない動きをしていたのではないのでしょうか?
また敵役も「ロッキー3」のクラバー・ラングや「ロッキー4」のドラコのように悪役として扱わなかったのもドラマ重視の展開になって良かったと思います。
そうそうリングサイドにゲストとしてタイソンが実名で本人の役で出てきましたね。
前はジョー・フレイジャーだったが・・・これも時代を感じさせます。
最後を飾るに相応しい、70年代の「ロッキー1&2」の頃のような原点に帰ったような作品でした。
エンドロール途中のロッキーの後姿のカットインがまた寂しくもあり、また納得の完結編を締めくくるのに相応しかったですね。
後の願いは・・・これに味しめてシリーズを再開させないでね
★★★★ 2007.5.11(金) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ8 L-5
出演 シルヴェスター・スタローン
バート・ヤング 、
アントニオ・ターヴ
やっとこさ見てきましたロッキーシリーズ最新作「ロッキー・ザ・ファイナル」
キングの名画座でも書きましたが、思えば「ロッキー2」を初めて見てからこのシリーズは全部見ていますが、一応の完結編である「ロッキー5」が惨たんたる出来だったこともあり、もう一度リング(スクリーン)に上がる決意をしたロッキー=シルヴェスター・スタローンの無謀な行為に「もうエエんちゃうん!」と正直否定的だったんですが、いざ完成して公開したからには、せめて過去の傑作に泥を塗るような結果にならない事を祈るのみですね。
特に第1作「ロッキー」は「カッコーの巣の上で」や「タクシードライバー」などと並んで70年代を代表する傑作ですからね。
お馴染みのロッキーのファンファーレとともに始ったこの映画。
右からスクロールされてくるタイトル「ROCKY BALBOA」にかぶって過去の名シーンがさらりと映し出される・・・どことなくオープニングからノスタルジックな雰囲気に包まれましたね。
(あらすじ)
ボクシング界から引退したロッキー(シルヴェスター・スタローン)は、かつての栄光の面影はなく、小さなイタリアンレストランを経営して生計を立てていた。他界した愛妻エイドリアンとの思い出にすがって生きているロッキーは、己の心の喪失感を埋めるかのように、再びプロボクサーのライセンスを取得するために立ち上がるのだが……。
第1作にオマージュを捧げたような場面が目に付くけど、還暦を迎えたスタローンを見てやはり年はとってもやはり彼はロッキーだと思いましたね。
ランボーやコブラもあるけど一番の当り役だというのが改めて感じました。
不器用な感じや独特の話し方、年取っても昔と同じファッションしてるし・・・
ま、変に時代かぶれしてるより、あの頃のロッキーのままで居てくれてよかったですけどね。
1作目で買ってたペットの2匹の亀が大きくなってたり(あの亀と違うのかな?亀は万年生きると言うしね・・・)1作目の冒頭に出て来た対戦相手スパイダーリコが年食って出てたり・・・そして不良少女でやはり1作目でロッキーに説教されたマリーが年食って出て来たり・・・とシリーズをリアルタイムで見てきた者からすれば懐かしくもあり、ニヤリとさせられる小ネタが散りばめられています。
それと同時に時の流れを感じさせる感覚はまさにファイナルに相応しい。
エイドリアンがすでに亡くなってるという設定なので、この映画に出てこないが亡くなってもまだエイドリアンを思い続けるロッキー思いがひしひしと伝わってきます。
かつての不良娘だったマリーを親身になるロッキーの姿にある意味、愛情のように感じたりするけど、普通このパターンだと関係を持ってしまったり、新たな恋に発展するところだが、この映画ではまったくそんな場面もなくロッキーの一途なエイドリアンへの想いをかえって引き立たせてるように思う。
お馴染みのテーマ曲に乗って始まる過酷なトレーニングのシーン、そして走って、走って美術館の階段を駆け上がる姿はもう往年のロッキーファンはたまりませんね。
「今だにやってんの?このパターン・・・」て突っ込まれてもも仕方がないベタなシーンだけどこれがないとロッキーじゃないしね~(「ロッキー5」の二の舞いになってしまうからね)
久々に燃えた?!中年オヤジも多いんではないでしょうかね~
自分を諦めない・・・ネバーギブアップ精神は不変です!
またこの映画で流れるスコアも過去のシリーズのサントラをそのまま使いまわした感じで、差し詰めビル・コンティによるロッキーサントラ名曲集といった感じです。
そして肝心なボクシングシーンだが、特に目新いものはないけど、以前と比べたら若干時間短いけどスタローン頑張って往年に目劣りしない動きをしていたのではないのでしょうか?
また敵役も「ロッキー3」のクラバー・ラングや「ロッキー4」のドラコのように悪役として扱わなかったのもドラマ重視の展開になって良かったと思います。
そうそうリングサイドにゲストとしてタイソンが実名で本人の役で出てきましたね。
前はジョー・フレイジャーだったが・・・これも時代を感じさせます。
最後を飾るに相応しい、70年代の「ロッキー1&2」の頃のような原点に帰ったような作品でした。
エンドロール途中のロッキーの後姿のカットインがまた寂しくもあり、また納得の完結編を締めくくるのに相応しかったですね。
後の願いは・・・これに味しめてシリーズを再開させないでね
★★★★ 2007.5.11(金) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ8 L-5