MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.048 「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」 (2007年 米 108分 シネスコ)

2007-05-21 00:43:06 | 2007年劇場鑑賞
監督 ジョー・カーナハン
出演 ベン・アフレック
    レイ・リオッタ
    ライアン・レイノルズ



この日2本目は「クィーン」とはうって変わってド派手な銃撃戦が見所というこの作品。「NARC ナーク」という実に渋~いクライムサスペンス映画があったけど、その作品はガラリと感じの変わった作品のようです。

副題の「~暗殺者がいっぱい」てのが妙に軽々しく感じるけど、さてそこそこの曲者キャストを集めたこの作品はいかがなもの・・・

(あらすじ)

FBI捜査官のメスナー(ライアン・レイノルズ)と、カラザーズ(レイ・リオッタ)は、大物ギャングに命を狙われる人気マジシャン、エース(ジェレミー・ピヴェン)を司法取引のため逮捕することになった。そんな中、女殺し屋のサイクス(アリシア・キーズ)ら、賞金目当てにエースを狙う暗殺者たちが世界中から集まり始める。

主要人物が序盤に続々登場し、まさに暗殺者がいっぱいな状況になりますが、あるホテルを目当てに暗殺者が集結してまさにバトルロワイヤルな壮絶な殺し合いがメインとなる。
舞台となるホテルに向かう途中で主要人物と思われてたのが行き成り呆気なく死んだりして(この人ゲスト出演だったの?)これは先の読めない展開だわい・・・

FBI捜査官のレイ・リオッタとライアン・レイノルズが演じたメスナーとカラザースを以外は全て一癖も二癖もある殺し屋ばかりで、まるで劇画を見てるかのようなキャラで面白いですね。
特にインパクトあるのがブチ切れ具合が最高のトレモア兄弟!
モヒガン頭でチェーンソーにショットガンにサブマシンガンと完全武装でホテルの中をハチャメチャな大暴れ!
それと対照的に紅一点(?)な女2人組の殺し屋レズのシャリスと美貌の中にスタイリッシュな雰囲気満点なサイクスとのコンビがいい!
アリシア・キーズ演じるアリシアが特に良いですね・・・後半の壮絶な銃撃戦の中でも彼女は一際目を引きましたよ。

前半よりこの映画は後半がどうしてもインパクトが強くなるのは仕方がないかな~
ややタランティーノ作品の雰囲気を感じさす前半だけどあまり人物が細かく描かれてないのがタランティーノと少し違う点(ま、それをすると3時間ぐらいになってしまうから、これはこれで良しとしょう!)

ハチャメチャな展開となる後半はロバート・ロドリゲス風と感じたけど見所としてはこのホテルでの銃撃戦ぐらいなものですね。
ただその場面だけでも充分迫力あるのでアクション好きな方はオススメしたいところです。
あまり書けないけど、ラストも銃撃戦の後のことも描かれていて、それまでの派手なアクションから一転して何となくやるせない結末へとなっていくのは少しヒネリがあって良かったかな。

印象的だったのはエレベーター内での至近距離の銃撃戦で、まるでコメディ見たいだけど、壮絶の一言・・・



★★★ 2007.5.17(木) 敷島シネポップ3 20:10 H-4