MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.119 「笑う警官」 (2009年 122分 ビスタ)

2009-11-28 01:28:39 | 2009年劇場鑑賞
監督 角川春樹
出演 大森南朋  
   松雪泰子
   宮迫博之



80年代に映画界を席巻した角川映画。
「犬神家の一族」が角川春樹事務所第一回作品として公開されてから続々と映画が製作され、薬師丸ひろ子 原田知世 渡辺典子などアイドル三人娘を生み出した。
それぞれの主演作を二本立てで公開され、三人娘それぞれ歌う主題歌とともにスマッシュヒットしましたね。
そしてここ数年角川映画は作品の良し悪しは別にまだまだ健在で、今回は御大角川春樹本人が監督します。
たいてい失敗作品が多いと思いますが、さて今回はいかに・・・?

(あらすじ)

札幌市内のアパートで女性の変死体が発見された。
すぐに元交際相手の巡査部長・津久井(宮迫博之)に容疑が掛けられ、異例の射殺命令までも下される。
この一連の流れに違和感を感じた所轄の警部補・佐伯(大森南朋)は、信頼できる仲間とともに秘密裏に捜査を行う。
やがて、彼らは北海道警察内部に隠された闇に踏み込んでいくが…



思ってたより地味な映画でしたね。
ストーリーからすればサスペンスアクション的な雰囲気が感じられてたし、現に武装警官が大挙出動したりして、アクション的要素も結構あるかな?と期待もしました。
原作を読んでないから偉そうなことは言えないけど、多分・・・原作はもっと面白いんでしょうね。

展開としてついつい予想したクライマックスは武装警官で固められた裁判所前の道路を佐伯警部補と汚職事件の証人である津久井巡査部長が銃弾が乱れ飛ぶ中を強行突破!というガントレットなシーンを思い浮かべたがまったく違ったね~
まぁ、そんな映画ではないんだろうけど・・・
ご大層に武装警官が出動した割には結局何もしなかったね。
日本の警察はそう簡単には発砲しない・・・という意味ではリアルだったかな。

何となく展開が想像付いてしまったし、何より10時間チョイで事件を解決しなと行けないというタイムリミットがあるんだが、その割には緊迫感がイマイチ感じられなったです。
こういう映画にはもっとハラハラさせる展開がやはり必要です。
御大本人が脚本も書いてるようだが、ライターと監督が違ったらもう少し面白いものになったんではないかい?
やはり次回からはプロデューサーとしてお金だけだしてください。



割と良い役者を使ってるだけに惜しい映画ですね~
きっと原作は映画より面白いでしょうね。
しかしこれだけ北海道警察を悪の根源見たいに言われると道警も怒ったんではないでしょうかね~



☆☆ 2009.11.26(木) アポロシネマ8 スクリーン8 15:55 G-2