MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.026 「それでも夜は明ける」(2013年 134分 シネスコ)

2014-04-07 23:03:53 | 2014年劇場鑑賞
監督 スティーヴ・マックィーン
出演 キウェテル・イジョフォー
   マイケル・ファスベンダー
   ベネディクト・カンバーバッチ



アカデミー賞作品賞を受賞したこの映画
あんまり拡大公開されてないので、危うく見逃してしまうとこでした
でもなんばTOHOシネマズ別館だからキャパは小さい

(あらすじ)

1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、家族と一緒に幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモン(キウェテル・イジョフォー)は、ある日突然拉致され、奴隷として南部の綿花農園に売られてしまう。
狂信的な選民主義者エップス(マイケル・ファスベンダー)ら白人たちの非道な仕打ちに虐げられながらも、彼は自身の尊厳を守り続ける。
やがて12年の歳月が流れ、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バス(ブラッド・ピット)と出会い……



奴隷制の時代を描いた作品ですが、昔からこう言う作品は多数ありました
この映画を見て「マンディンゴ」と言う作品を思い出しました
あの映画も白人が黒人の奴隷にひどい仕打ちをするんですが、この映画はエグイくらいムチで打ちまくります
肉が裂け血がほどばしる!そう言う直接な描写が出てくるキツイ映画

また作風も全体にテーマがテーマだけに重く、見てて疲れてしまいましたね
でも悪い映画でかと言ってなく、一人の黒人が奴隷から解放されるまでの12年間が時に凄まじい描写も交えながら、感動的に描かれています
この映画は白人も悪い人ばかりでなく、黒人に親切・・・と言うより能力を認めてくれる良い白人も出てくる
今までの人種差別を描いた作品と少し違うのは主人公の奴隷が能力も教養もそれなりの地位のある黒人って事ですね
どんなに地位のある社会的に認められた黒人でも、落しめられてしまう
そんな時代の怖さを感じました



主人公は自由になる事を諦めず、それを信じて12年間も耐えてきた
それは彼の強い精神力もさることながら、ブラピ演じるバスとの出会いという強運が合った事もあるでしょう
諦めず信じればきっと報われる・・・そんな事を感じました



★★★ 2013.4.3(木) なんばTOHOシネマズ 別館シアター12 18:00 D-14