
ジョン・カーペンター監督と言えば思い浮かぶのは「ハロウィン」ですが、園次に挙げたいのがこの作品
南極の基地を舞台に宇宙からやって来た謎の物体が動物から人間へと乗り移っていき、誰に物体Xが乗り移ってるかわからないサスペンスと乗り移られた人間がグロテスクな怪物に変身していくシーンの不気味な気持ち悪さでラストまで惹きつけられます
更にバックに流れるカーペンターサウンドを思わせる不気味なエンニオ・モリコーネのスコアが恐怖演出を盛り立てます
でも最大の見所はロブ・ボッティンが腕によりをかけた特殊メイクによる変身シーン!
お腹が裂けて歯が出てきて手首を噛みちぎったり、生首に足が生えて床を這い回る…等、よく考え着いたなーと感心してしまうほどの残虐メイクは必見です
疑心暗鬼なラストシーンまでグイグイと見る者を引っ張って行ってくれます