アメリカンニューシネマを2本続けて見ました
まずはこのジョンボイトとダスティンホフマン共演の「真夜中のカーボーイ」
未見でしたので初めての鑑賞となりました
テキサスからニューヨークに一肌上げようと長距離バスでやってきたジョーとニューヨークで詐欺師として暮らすリコとの物語
田舎もん丸出しのジョー演じるジョンボイトの素朴感がいいですね
体力とアレ自慢で富裕層の奥様方に取り入って体を売って金を稼ごうとし、知り合ったジョーの仲介で売春の元締めを紹介されたら、そいつはゲイでジョーを求めてきたりする
この作品はゲイが良く出てくる
1960〜70年代のニューヨークって感じが出てます
詐欺師のリコ演じるダスティン・ホフマンの弱々しいくせに妙に強がる男…こちらも上手いです
無骨なジョーとのコンビの対比が面白いです
また描かれるニューヨークの街並みが煌びやかなニューヨークでなく、どこか薄汚れた私が良く子供の頃に持っていた"怖いトコ"のイメージのニューヨークの風景なんですね
そんな風景の中で貧しく孤独な2人の友情が深まっていく姿がどことなく切ない
終盤はそんな冷たい風景のニューヨークから体調が悪化したリコを連れて、ジョーはリコの行きたいマイアミを目指すんだが…それまでの描かれた冷たい風景から明るいマイアミの風景に変わってくるが、そんな風景と彼らの運命の対比がまたちょっと悲しかったですね
ジョーが中年女性を引っかけたつもりが、相手は高級娼婦 おかしくも悲しかったです
そして「卒業」では優等生のお坊ちゃんを演じたダスティン・ホフマンが、この作品では汚らしい役。彼の演技力の幅の広さがわかりました。
この時代の作品はいいですよね
子供時代に見てた劇場公開のポスターやチラシのレイアウトとか新聞の広告
見ただけでワクワクしたもんです
この作品はテレビ洋画劇場で時間見た事無かったんですが、子供心に面白い映画だったと言う印象があります
大人になって見たらまた味わいも違いますよね
たしかにいつカーボーイが出てくんのかと…(笑)
水野さんは007の邦題が有名ですが、この映画もそうなんですね
今もその気持ちを思い出せました。(笑)