幸せの雲と整体師  

呉市広の整体院 木村です。
(腰痛、肩こり、生理痛、不妊症など)
とびしま街道やランチなどの日記です

徳島へ日帰り旅5

2006-02-14 01:18:27 | 四国
2番札所 極楽寺です。


1番とは1.5キロしか離れていません。
敷地は広く、かなり古い大きな杉がありました。
庭園のきれいなところです。



ここでは、夫婦で巡礼されている方と一緒になりました。
お参りするタイミングが同じだったのですが、
まず、女性がお経を唱え、続いて男性が唱え、
ん??? 次、自分の番?
と思っていたら、お経はさらにもりあがり 夫婦で唱え始めました。
さっさと引き上げるのもどうかと思い、
しばらくじっと手をあわせたままお経が終わるときに静かに後ろに下がりました。
ちゃんと参加していましたよ。というタイミングです。

石段を降りて広い敷地をあるいていると
男性が一人で来ていました。定年になったばかりか
または、もうすぐ定年という感じ。
ぜんぜん怒らない課長という雰囲気の人です。
ごく普通の旅行を思わせるラフなスタイルです。
ちょっと気恥ずかしそうに頭をさげてくれました。
この人が、先にお寺を出ました。
もちろん、車でまわっているのだろうと思っていました。
あとから車で3番に向かっていると、その人はのんびり歩いていました。
服装は白装束ではなかったけれど、歩いている姿を見てうれしくなりました。


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徳島へ日帰り旅4

2006-02-14 01:02:34 | 四国
2番札所に行く前に、ドイツ館というところによって来ました。

なぜ、ここ鳴門市坂東でドイツなのか。



それは、第一次世界大戦のお話です。
正岡子規が日露戦争にいった話は「坂の上の雲」ですが、
正岡子規が亡くなって14年、夏目漱石が亡くなった翌年の話です。
1917年大正6年から9年までの3年間です。
日本は第一次世界大戦に参戦しドイツ兵を俘虜として日本で生活させました。
その収容所のひとつがここにあったそうです。
管理スタッフは、俘虜たちの人権を尊重する生活をさせたので
音楽活動なども盛んに行われ、この鳴門市坂東で日本で始めて
ベートーベンの第九が演奏されました。



館内にはドイツのワインなど販売していました。
二階は、人形が第九を演奏する姿を実演しています。



そして、現在の冬の第九を歌うという行事が日本に残っています。
空海が最初に修行した土地と第九。またまた、不思議な組み合わせです。

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徳島へ日帰り旅3

2006-02-13 11:42:56 | 四国
四国の人はお遍路さんにやさしいと聞いていましたが、
さっそくそれを実感できました。
1番札所の前にある特産品の販売所です。



家族へのお土産は、どこにでもあるような饅頭やせんべいでは
ぱっとしないので、野菜などの特産品を買って帰ります。

店の店主は40才ぐらいでしょうか。
スポーツマンのように引き締まった顔で、
「徳島はねぇ、わかめ、あとぉ、レンコンも有名やねぇ、
 鳴門金時もうまいよぉ、栗みたいにほくほくしてるからねぇ
 それから、すだち、これ、徳島だけやからねぇ、
 焼酎にいれてもいいし、うどんにもあうねぇ」
この人は本当においしそうに、今、食べてるような感じで話してくれます。
とてもいい人です。

たくさん買ってという感じではなく、田舎の知人を訪ねていったときに
これもって帰る?家族六人やったよねぇといいながらつめてくれる
ような。鳴門金時、レンコン、スダチを買いました。

「あっ となりにうどん屋さんあったでしょ?
 あれねぇ、すっごいうまいよぉ いってみるとええよぉ」
と、この人にいわれたら行かない人はいないと思います。

人に癒されるということがあるのですね。
この人は授戒を受けてるのでしょうか。

おすすめのうどんがこちら



ぶっかけうどん、温玉いり、ちくわ天、おむすび。
これは・・・まいった。うまい!!
目の前にこんな札がたててありました。



天然塩、これを使っているということなのですが、
たしかに麺に塩味が絶妙にきいています。

先ほどの店にもどって、うどんも買いました。
香川通過を決定。

これ、読んだ人、早速うどん食べましょ




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徳島へ日帰り旅2

2006-02-11 22:09:28 | 四国
実はこの旅行、みかんと花を作っている両親が
軽自動車がもう一台ほしいというので
オークションで買って引き取りに行ってきました。

さて、池谷駅でおりて車を受け取り、後は短い時間ですが
楽みながらのんびりと軽自動車で帰ることになります。
突然の旅だったので徳島をしらべても鳴門の渦潮ぐらいしか
みあたらず、高松の栗林公園にでもよってうどんを食べて帰ろうか
とおもっていましたが、ガソリンスタンドで話していると
発見です。
この場所、四国八十八箇所の札所1番霊山寺があるのです。
お遍路の旅へと変更します。



四国八十八箇所といえば弘法大師、空海が42歳のときに
仏教の修行の場として開いたそうです。4歳違いですから
世代は想像できます。42といえば整体師になった年です。
白装束や金剛杖を持っているわけではなく
雰囲気だけ、煩悩を払う旅です。



門をくぐると多宝塔が見えます。この前に顕火とかいてあって
広島の原爆の火を持ち帰りここでともし続けているそうです。
広島と徳島、四国八十八箇所に
このような縁があるとは思いませでした。

大師堂は、他のお遍路さんも一緒でした。
白装束、笠、金剛杖、札をいれた札入れを肩にかけ、
すべてそろえた人のお参りする声をききながら
並んでお参りしました。一番ですから始まったばかりです。
灯りを見上げると身が引き締まる思いです。
本来ならここで授戒を受けます。
授戒とは十善戒すなわち不殺 生(生き物を殺さない)、
不偸盗 (盗まない)、不邪淫(邪淫しな い)、
不妄語(偽りを言わな い)、不綺語(虚飾のことばを口 にしない)、
不悪口(悪口をいわ ない)、不両舌(二枚舌を使わな い)
不慳貧(むさぼらない)、不 瞋恚(努らない)、
不邪見(不正な 考えを起さない)以上10の誓いを たてることを誓い、
これを守って 弘法大師のお弟子になることだそうです。
あたりまえのモラルのようですがこれがすべてできる人なら
確かに幸せになれるような気がします。



ここで出会ったのは60歳ぐらいのご婦人。一人旅です。
同じく60代の釣り仲間のような男性が二人。
四国を回るという旅は、いつかは行ってみたいという人は多いです。
日常の時間を忘れ、雲になった気分で歩くのでしょうか。
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徳島へ日帰り旅

2006-02-10 11:01:52 | 四国
突然ですが、昨日は一人旅に出かけました。

朝、6時半頃JR呉線にのると一駅ごとに明るさが増してくる感じでした。
昨日の夜中に降った雪で、安芸津から竹原あたりは真っ白になっていました。
乗ってくる学生さんは、朝の早いのは慣れているという感じで
「ぉー、なにぃ、この雪~」と友達同士で話しています。
仕事の人は、まだまだ眠いという感じで目を閉じています。



雲ひとつない良く晴れた日でした。
写真は尾道の千光寺です。
用意した本もあまり進まないまま、景色を見ているだけで
飽きませんでした。

普通列車で2時間40分ほどで岡山に着きました。
岡山から乗り換えて、瀬戸大橋を渡ります。



マリンライナー、特急なので電車もちょっと豪華です。
車掌さんも若い女性です。ここから車内アナウンスしています。
口の先だけ動かしてしゃべっているおじさんアナウンスと違って
デパートのエレベーターのような感じです。
倉敷を過ぎ、児島駅ではホームの反対側に黄色の電車が停まっていました。
車両に大きく「しあわせさん こんぴらさん」
と書いています。こんぴらさんは、この黄色です。
一昨年、こんぴらさんに行って黄色いお守りを買いました。
あわせて黄色いバイクも買いました。



瀬戸大橋を渡っているときの瀬戸内です。
手前に見える山は、橋の途中で車なら降りられる与島です。
左右とも海。そして、瀬戸大橋は高さが高い。爽快です。

先ほどの女性の車掌さんは児島駅で降りて交代で
長瀬智也似の若い車掌さんが乗ってきました。
さすが特急です。
せっかくなので話しかけて、終点の高松から乗り換えも
特急することにして特急券を買いました。
高松駅に到着しました。



香川最大の町です・・・か?
かなり昔にこの近くの栗林公園に来たことがあります。
香川といえば、うどんです。
駅の売店ですぐ目に留まりましたが、まだ、向かってるときに
荷物が増えるのもどうかと思い
そのまま次の特急にのり徳島に向かいました。

しばらく景色を眺めていると、海のほうに突然、大きな
ダイアモンドヘッドのような山が見えてきました。
源平合戦、古戦場のある屋島です。



源義経の銅像があります・・・か?
いえいえ、あれは同じく義経が戦で活躍した山口、壇ノ浦ですね。
そのあたりの歴史はよくわからないのですが、
とにかく周りの地形とは調和しないほど飛び出た異質な山というか
不思議なところです。
それから山の谷あいをぬけ開けてくると目的地の徳島、池谷駅です。

お客さんは他に二人降りただけです。
なんだか懐かしい感じの、寂れたというより、
昔からずっとこのままという雰囲気の無人駅です。



先日の呼吸の大切さを書いたように、思いきり深呼吸できる場所。
今回の目的地はこの町です。

つづく。
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