今日は、山麓の小さな沢の中に咲くネコノメソウ他を。
ニッコウネコノメソウ(日光猫の目草)。
ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で、東北~中部の太平洋側に分布する日本固有種。
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名前の「日光」は、栃木県の日光で発見された事から。
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ネコノメソウ属は、国内に約30種余り有り、地方や個体変異が大きく同定が難しいです。
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とは言え、近辺で見られるのはネコノメソウ、ヤマネコノメソウ、ニッコウネコノメソウくらい。
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一応ニッコウネコノメソウとしていますが、多分そうだろうなぁ・・・くらいな感じ。(^^;)
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葉が対生し、上部の苞は黄色。
萼裂片は黄緑色、花時に平開し、雄蕊は長く普通8個、葯は暗紅紫色。
以上の点からニッコウネコノメと同定してます。
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こちらは同じ沢の中に咲いていたネコノメソウ(猫の目草)の仲間。
多分、頭に何も付かないネコノメソウではないかと?
花がピンボケになってしまい、良く解りません。(T_T)
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ネコノメソウとヤマネコノメソウの在処は幾つか知ってます。
しかしニッコウネコノメソウは、今のところここしか知りません。
沢の周辺に咲いていたヤマアイ(山藍)の花。
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トウダイグサ科ヤマアイ属の多年草で、本州~沖縄に分布。
昔は染料に用いられ、名前は「山の藍」の意味で、日本最古の染料とも言われるそうです。
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雌雄異株で、画像は雄株です。
花弁に見えるのは萼で、大きさは直径約6mm。
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ヒメウズ(姫烏頭)がスポットライトになっていました。
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キンポウゲ科ヒメウズ属の多年草で、関東以西~九州に分布。
「烏頭」とはトリカブト(鳥兜)の事で、「姫」は小さいの意。
花の直径約4mmと小さな花で、下向きに咲くので撮り難いです。
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次回はカタクリ再びとイチリンソウを。