読売新聞社発行の英字新聞The Japan Newsを購読しています。
内容の一部は、『読売新聞』で紹介されたものが英語で紹介されています。
読売新聞の相談コーナーの「人生案内」もTROUBLESHOOTERという欄になって紹介されています。
他人の悩み相談なので、「おもしろい」というのは気が引けますが、なかなか面白く、よい英語教材になると思っています。
さて、2025年3月14日付のThe Japan NewsのTROUBLESHOOTER欄に
「50代男性 再婚したい」"I'm a man in my 50s and want to remarry"という相談が寄せられています。
これは、2025年2月14日(バレンタインデー)の『読売新聞』で紹介された悩み相談の英語版です。
その中で、「1年ほど前からマッチングアプリに登録し、出会いを探しています。しかし、冷やかしで登録している人や、他人になりすまして出会いを探す人が多いので、近く退会したいと思っています。」
の日本語が、
"I've been on a matchmaking app for about a year now, but I'm thinking of deleting my profile soon because everyone on it is either not taking seriously or a catfish."と英語に訳されていました。
ここでおもしろいと思ったのが、"catfish"という表現です。
この語は、もちろん「ナマズ」の意味ですが、ここでは記事の巻末のVOCABULARYコーナーにも書かれているように「他人になりすます人」ということです。
このような時によく参照するのが、Urban Dictionaryです。
Urban Dictionary で"catfish"を調べてみると、
これらの例文を訳してみると
「だます関係を始めようという目的で作成または使用される、偽のまたは盗まれたオンライン上のアイデンティティ。」
「オンラインで出会ったと思っていた女の子は、太った年輩の男の単なるなりすましだったことがわかった。」
子どもの頃、近所の御陣屋川でよく川遊びをしましたが(今は子どもだけでは川遊びは危ないのでしないようにしましょう)、大体見かける魚はフナやハヤと呼ばれる魚やメダカでしたが、ごくたまにナマズも見ました。
ナマズは黒い色をしていて川底の砂の色と区別がつきにくく、よく目を凝らしてみないとそこにいるのがわからないというイメージでした。
"catfish"が「なりすまし」という意味なのも、目を凝らしてよく見ないとその人が「本物」かどうかがわからないからでしょうか。
ちなみに、"catfish"(ナマズ)は、以前フロリダ州で食べたことがあります。
ナマズのfish and chipsでしたが、なかなかおいしかったです。
以下の記事にその料理の写真があります。興味がある方はどうぞ。