本日執り行われた安倍晋三元首相の国葬に於て、菅義偉前首相が友人代表としての追悼の辞を読みました。
始めの方の
「あの運命の日から80日がたってしまいました。あれからも朝は来て、日は暮れていきます。やかましかったセミはいつのまにか鳴りをひそめ、高い空には秋の雲がたなびくようになりました。季節は歩みを進めます。あなたという人がいないのに時は過ぎる。無情にも過ぎていくことに私はいまだに許せないものを覚えます。」
この部分がとても素晴らしかった。
そして、安倍元首相の机の上には、岡義武著「山県有朋」が読みかけで置かれてあって、ページの端を折っていたページには、山縣有朋が長年の盟友、伊藤博文に先立たれ、故人をしのんで詠んだ下記の歌にマーカーペンで印がつけられていたとのエピソードが紹介されました。
かたりあひて 尽しゝ人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ
「いまこの歌くらい、私自身の思いをよく詠んだ一首はありません」とあいさつを締めくくる。
本当に素晴らしい歴史に残るスピーチだったと思います。
始めの方の
「あの運命の日から80日がたってしまいました。あれからも朝は来て、日は暮れていきます。やかましかったセミはいつのまにか鳴りをひそめ、高い空には秋の雲がたなびくようになりました。季節は歩みを進めます。あなたという人がいないのに時は過ぎる。無情にも過ぎていくことに私はいまだに許せないものを覚えます。」
この部分がとても素晴らしかった。
そして、安倍元首相の机の上には、岡義武著「山県有朋」が読みかけで置かれてあって、ページの端を折っていたページには、山縣有朋が長年の盟友、伊藤博文に先立たれ、故人をしのんで詠んだ下記の歌にマーカーペンで印がつけられていたとのエピソードが紹介されました。
かたりあひて 尽しゝ人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ
「いまこの歌くらい、私自身の思いをよく詠んだ一首はありません」とあいさつを締めくくる。
本当に素晴らしい歴史に残るスピーチだったと思います。