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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“き”の巻』

2012-09-04 09:20:00 | 育母百科
 新米ママたちに捧げるエッセイ  

市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。

まずは旬のお花です。

“き”で始まるお花です。

 

 

 
~「私がルドベキアよ」「違うわ!あたしがルドベキアよぉ」~

みんなルドベキアのよ、あなたたち。


あら
“る”で始まってるわね――

ここは、甲府市国母地内のきぬちゃんのお庭です。
プライベートな個人のお庭です。

きぬちゃんのお庭は、夏の始まりから終わりまで、ずっと黄色に輝きます。

 

 輝く黄金の庭

~ せめて家の周りだけでも キンキラキンに景気良くぅ~ ~

   と、きぬちゃんが唄っているかどうかは知りませんが。

 

ルドベキアという名前はスウェーデンの植物学者ルドベックにちなんでます 。

 


~同じ親から生まれていても、顔も個性も違うんだぜぃ~

この御二方、同じ根っこから生えてます。

でも、この違い

人間のように育った環境で変わるの

いえいえ、同じ場所に生えてますし。
同じ株ですし。

でも、この違い。
違いは…楽しみ

きぬちゃんの庭は、毎夏、楽しみが溢れてます

 


~あら?あなたはだあれ?~

大輪で存在感たっぷりのお姉さま方に混じってました。

マジで
マジです。

オオキンケイギク、かもね。
キバナコスモス、とか
ヒメヒマワリ、っていうのもあるし。

夏は黄色い花が咲き乱れます
ま、何がどう乱れても、
こちらもルドベキアの妹さんグループではないかと思われます。

 


~あのさー、ぼくも一生懸命咲いてるんスけど~

すっと立つ、一途なまなざしを感じました
超有名な夏の誰かに似てます。

そうだひまわり
おおらかな黄色のひまわり。

こちらは、小柄なひまわり。
しかもチョコレート色。
ちょこっと負けん気の強さが伝わってきました
「甘く見るなよ!オリンピックに出たら、金メダル獲ってやるぜ」的な。
その根性、私にも分けてくださいませ。

 


~チョコレート色もいいけど、なんてったって紫色ね~

こちらはデュランタ
時折吹く涼風に体をまかせておられました

 


~ちょっと!あたしなんか朝早くからこうして頑張ってるんだから~

アサガオ

小学生の夏休みと言えば、ラジオ体操とアサガオの観察でした
あれから何年経っても変わらない懐かしさ&清らかさ。

前日の日没から10時間後くらいには起きてくれるのが一般的。
午後7時に太陽が沈んだとしたら、翌朝五時起床ね。
まぁ、なんて早起きなんでしょう

残念なことに、音もなく咲くので、目覚まし時計にはなりませんけれど。
あしからず。

 


~夏と言えばセミ、って思ってるでしょ?でもね…~

花と言うより虫です。本日のオマケです。

ごらんの通り、セミ
朝日を浴びるモチノキの、日陰を選んで休憩してました。

少しずつ回り込む日差しから逃げるように移動しながら。
そう太くない幹の周りをじりじりと。


きぬちゃんの庭のお客さんは人間だけではないのでした。

 

きぬちゃんは庭の花や木が大好きです
撫子、薔薇、木蓮、花菖蒲、紫陽花、拳、大手毬、おだまき、二人静、しゃが、
月下美人、百合、ねじり花、鳳仙花、花大根、椿、山茶花、紅葉、銀杏、ヒバ、などなど。

 

だから、蚊も出ます
藪蚊。
「まさに藪ね」と言うと、叱られます

通りすがりの人から、「公園ですか」と聞かれたという都市伝説があるそうな。
おやそもそも都市じゃありませんし。 

 

きぬちゃんは、寝食忘れて花を育てます
寸暇を惜しんで、骨身を惜しまず。
お返しなんかなくていい。
それぞれの一番いい顔を見ることができればそれでいい。
それこそが、きぬちゃんの最高にうれしい瞬間です

 

ということで、“き”の花は・・・

 

命名
『きぬちゃんのきいろい庭のきんきらルドベキア』
  
                                                                   

  ****************
    こんなこと(庭仕事)初めてもう半世紀。
 
   やめようかと思ったこともある。
 
   でも、そうはいかない。
 
   だって、みんな生きてるんだもの
  ****************

      きぬちゃんの根性は筋金入り

       育てる=覚悟。

時には、自分の何かを犠牲にしても、続けなくてはなりません。

たとえ花の一鉢でも。
相手が人間ならば、ことさらに。

そんなわけで、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、“き”の巻、始めます

 

 

********************************
   『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』 
  
                     ~“き”の巻~
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きたいしない=期待しない。

ママになったその日から連続ドラマなど見ようとしてはいけない。
生活リズムという点から見て、曜日や時刻にまったく関係無く行動する乳幼児が相手という毎日において、
今週見られたドラマは来週も見られるという可能性は限りなくゼロに近いと思っていたほうがいい。
万が一、見ることが叶ったら、それはウルトラマンモスラッキーなのだ

何にも縛られることなく気ままに過ごす赤ん坊が
「お月曜日の九時だから、熱出さないようにしなきゃ」などと気を利かすことはまずない。

それどころか、母親のわくわくが伝わるらしく、
いつもとちがう予定外の何かが起こる確率が急上昇する
八時五十五分のローカルニュースまでは静かだったのに、
九時になったとたん、ギャーギャー泣いてみたり、うんちが漏れたりするのだ

そうなると赤ん坊は、いつもとおんなじに泣いたり漏らしたりしているだけなのに
「アンタ、なんで今・・・」
と、わけもわからないままに母親からいつもよりこっぴどい仕打ちを受けることになる

育児就労中の母親にとって、視聴率を稼ぐタイプの連続ドラマの時間帯は、
子どもが理不尽な扱いへと導かれるデンジャラスタイムなのだ。
要するに、はなっから母親が連ドラの続きなど見たがらなければ済む話しなのである

 

きんじょのおばさん=近所のおばさん。

出産および育児について自らの経験に基づいた独自の助言をしてくださる
年季のはいった近所にお住まいの経産婦さん。
核家族の場合、新米ママの育児は、
産婦人科医、小児科医、近所のおばさんの三つ巴に支えられることが多い

意に沿わないことを言われても決して反論してはいけない
感情論戦では負け知らずなので貴重な時間をつぶすことにもなりかねない。
反対側の耳から抜いてしまうことをお勧めする。

言うだけ言ったおばさんはそのことに満足し、
意見が反映されなかったからといって怒ることはない
大騒ぎするが気のいい人が多い。
敵に回すと恐いモノは味方にすると百人力なのである

 

母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから

(つづく)

 

◆◇◆甲府市内の子育て関連情報◆◇◆
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2012年9月20日(木)
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