◆~本と歩こう㉕~◆
こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。
今回は、和田町にある「武田の杜(もり)・山梨県鳥獣センター」に行ってきました♪
山梨県唯一の野生鳥獣の保護施設として、緑豊かで静かな自然環境の中にあります。
ケガをしてしまった野生の鳥や獣の保護・調査や、標本の展示などを行っています。
◆1号展示館内◆
◆翼を広げるオオタカ(左)とクマタカ(右)◆
館内では、森や海辺など生息環境別に、いきものの標本が展示されています。
手指消毒をして、展示されているはく製に直接さわることもできます。
館内撮影も自由です。
◆2号展示館内◆
◆体長180㎝・体重300㎏(推定)のホッキョクグマ◆
◆生きていたときの姿に思いをはせて◆
敷地内には展示ケージが設置され、保護されたいきものたちを自由に見学できます。
◆センター門付近にある野鳥園◆
※野鳥園の入り口付近の道は急傾斜なので、車イスやベビーカーでの散策はお控えください。
水辺の鳥など鳥種ごとにわかれて、リハビリ中の鳥たちが保護されています。
私たち人間と多様ないきものたちにとって、持続可能な生活環境をどう築いていけばいいのか。
まずは、いまの状況を知ること。そして、考えることが大事だと思います。
また、甲府市太田町の遊亀公園付属動物園について、山梨学院大の海野さん😊と友寄さん😊がレポートしています。そちらもぜひご覧ください♪
学生レポーターブログ「太田町にある『遊亀公園』に行ってみた!」(2021年7月15日)
~本と歩こう㉕~ 『希少生物のきもち』
※表紙画像は出版社の著作権の範囲内で使用しています
大島健夫・著 メイツ出版 2021年
―「いなくなるまで気づかれず、いなくなっても気づかれず。それが我々です。」-(ガムシ)
コウノトリの司会で絶滅危惧種どうしが対談するという、ふしぎな設定の科学よみものです。
動物から植物まで、知名度や保護状況など、格差むきだしの本音トークが炸裂。
人間による乱獲や生活環境の変化で、「引き算どころか割り算」で激減している希少生物たち。
「自分たちの暮らしの外で起こっていることも、みんな自分たちとつながっているんです。」(アキアカネ)
「どのような問題であれ、それに取り組む最初の一歩は、そのような問題があることを知り、それについて想像力をめぐらすことではないでしょうか。」(「あとがき」より)
日本だけでなく世界規模で起きている、いきものたちの激減現象。
人間を含めた「いきもの」が、どう暮らしていくことが幸せなのか。考えるきっかけになる一冊です。
―取材へのご協力、ありがとうございました―
山梨県鳥獣センター
【開館時間】9:00~17:00 ★入場無料
休館日:毎週月曜日・祝祭日の翌日(7~8月は除く)、年末年始(12月29日~1月3日)
電話:055-252-9161
https://y-zouen.jp/takeda/bird/
★ケガをしている鳥獣(哺乳類・鳥類)を見つけた場合(山梨県サイト)
https://www.pref.yamanashi.jp/shizen/syoubyoutyoujuu.html