◆山梨県庁舎別館で、昭和初期にタイムスリップ◆
こんにちは。市民レポーターの“クッツー”こと沓間 聖(くつま せい)です。
山梨県庁舎別館にある<山梨近代人物館>に行ってきました。
ここでは、明治時代から戦前までに活躍した山梨県ゆかりの50人を紹介しています。
展示室に一歩入ると、壁一面に50人のフォトフレーム!!どんな人がいるのかな?
今年の10月から来年3月までは、【わたしたちのまちの先駆者たち~南アルプス・峡南地域~】のテーマで、50人の中から9人がピックアップされ、詳しく紹介されています。
9人の写真や功績、残した言葉などを一人ひとりパネルで紹介。
書物などの関連資料も展示してあります。
この中で“甲府に関係している方はいないのかな”と探してみると…
いました!!初代甲府市長の若尾逸平氏。
出身は、南アルプス市だそうです。
あとひとり。小宮山清三氏。
出身は南アルプス市ですが、中巨摩郡池田村(現在の甲府市)の村長を務めました。甲府市下飯田には、小宮山清三頌徳碑が立っているそうです。
テーマは、半年ごとに変わります。
今回は地域に目を向けていますが、産業や芸術などの分野でテーマを決めることもあるとのこと。50人が網羅できるように、いろいろな視点から考えるそうです。
係の方に、とてもていねいに展示の説明をしていただき、
山梨の近代化に、さまざまな分野で活躍する大勢の方が関わっていることがわかりました。
さて、この<山梨近代人物館>がある山梨県庁舎別館は、県指定有形文化財です。
中は、レトロな雰囲気!!
こちらは旧知事室。
奥にはだんろ。じゅうたんは、山梨県のシンボルマークとぶどうの模様。
創建時の内装を復元したそうで、照明やカーテンのドレープなど、まさに昭和初期。
テレビドラマや映画の撮影にも使われています。
山梨近代人物館の中に入っただけで、過去にワープした気分になりますよ。
山梨近代人物館の方からのメッセージ
「今回の企画展【わたしたちのまちの先駆者たち~南アルプス・峡南地域~】をテーマに決めたのは、“中央線開通以前に山梨の近代化を支えたのは、富士川を中心とした南北の軸であったのではないか”という考えから。そこを切り口に9人の方を取り上げました。ちょうど、中部横断道全線開通の時期とも重なったので、この企画展が南北のつながりに目を向ける機会となり、9人について知ってもらうきっかけになればと思います。
また、若い世代の方にもぜひお越しいただきたいです。県庁舎別館のまわりには、山梨ジュエリーミュージアムや防災新館、舞鶴城公園などがあります。山梨近代人物館とセットでお楽しみください」
<おまけ>
山梨近代人物館に車で行く場合、防災新館の地下の駐車場が利用できます。
なお、地下一階駐車場フロアには、甲府城石垣展示室があります。
見学、おすすめです。