goo blog サービス終了のお知らせ 

きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

FX-602Pと山手線

2011-02-06 | 書斎
AndroidアプリのFX-602Pをインストールしたことで、プログラム電卓が常にポケットに入っていることになりました。
昔だったら電卓をポケットに入れて持ち歩く、なんてことはまずなかったでしょうね。
ポケットに入っているということは、思い立ったときにすぐに使えるわけです。

そこで山手線の編成番号算出プログラムを組んでみました。

山手線を走っているE231系電車は、全部で52編成あるそうです。
それらには501F~552Fという編成番号が付けられています。

一方車両ごとにもそれぞれ番号が付けられているわけですが、山手線では車両の番号と編成番号との関係が規則的に対応しています。

詳しいところはその筋の方のサイト等を参考にしていただくとして、大まかには3パターンです。

その1.車番が(ほぼ)そのまま編成番号になるパターン
 1号車、11号車、4号車、新7号車、新10号車が該当します。

その2.車番を2で割ることで編成番号になるパターン
 旧7号車、旧10号車(6扉車)が該当します。

その3.車番を3で割ることで編成番号になるパターン
 2号車、3号車、5号車、6号車、8号車、9号車が該当します。

実際には単純に2で割るとか、3で割るということではないのですが、大まかなパターンということでこの3パターンに大別できるわけです。

そんな規則性を知ってから、毎日の通勤で山手線に乗るたびに頭の体操として編成番号を暗算で割り出していました。
その1その2は、まあ簡単に暗算できるのですが、その3になるとちょっと難しい。

だいぶ前置きが長くなりましたが、規則性があるということは数式で表せる、というわけでプログラム化したわけです。

プログラム化したのは上の「その3」のパターンです。
数式は以下の通りです。

 F = int((N - 501 )/ 3 ) + 501
  Fは編成番号、Nは車番
  int( )は、小数を含む数字の整数部を取り出す関数です。

この数式をFX-602Pにプログラムとして組んだわけです。

写真1. 車番の入力待ち

こうやってアルファベットを表示できるのが、当時は画期的だったんです。

写真2. 車番を入力すると


写真3. 編成番号を返します


「だから何?」と言われればそれまでですが、暗算で計算するのも頭の体操なら、式で表そうとしてみるのも頭の体操になるわけです。
身の回りでも意外に数式で表せるものって多いものです。

で、実際の通勤時では、相変わらず暗算してますが、携帯を見るフリをして答え合わせをしています。

数学もこうやって教えてもらえれば身近なものに感じるかも。

時、すでに遅し?