きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

横浜線の103系を組む(2)

2016-05-04 | 工作室
連休とは言うもののいろいろ雑用があったりで思うように時間を使うことができません。

とは言いつつもようやく横浜線の103系に着手いたしました。

想定しているのは昭和50年代の編成で、ウグイス色の103系7両編成です。

↑八王子
 クハ103
 モハ103
 モハ102
 サハ103
 モハ103
 モハ102
 クハ103
↓東神奈川

混色編成も面白いのですが、今回は同一色で統一された編成としました。
とは言え、手元にあるウグイス色の103系を繋げればオシマイという単純な話しでもなく、プチ改造を行う必要があります。

ポイントその1:クハ103はATC仕様の高運転台

手元にあるウグイス色のクハは低運転台しかありません。
幸い色違いですが高運転台のクハがあるので、それをウグイス色に塗り直すことにしました。


ポイントその2:サハ103は初期型

手元にサハはどれも後期型(?)で窓がユニットサッシのタイプです。
ネット情報などでは、横浜線を走った「サハ」はどれも初期型で非ユニットサッシ。
※スカイブルー色ならば後期型のサハもあったようですが・・・

ということで、サハ103をプチ改造して初期型にすることにしました。


写真1. タネ車

タネ車はカナリア色のサハ103です。
なぜかカナリア色のサハが3両ありましたので、そのうちの1両をタネ車にします。
窓はしっかりユニットサッシです。


写真2. 分解

各パーツはすべてはめこみ式です。
屋根板の前後部(妻面との接触部)と貫通扉が軽~く接着されているようでした。
無理に力を加えてパーツを割ったり折ったりしないよう慎重にバラします。
意外にに時間がかかります。
最終的には編成すべて(7両)を塗り直しますので、いずれは7両すべてを分解しなければならないかと思うと気が重い・・・。


写真3. 三角片を接着

非ユニットサッシの窓のRを表現するために四隅に三角のプラ片を接着します。
手元にあった0.3mmのプラ板です。


写真4. 面一に削る

プラ片を接着し状態でユニットサッシの枠を削り落とし面一にします。


写真5. ミニルーター登場

サッシの枠を削るのにミニルーターを使います。


写真6. 窓枠にRを

窓枠のR付けもミニルーターを使います。
回転砥石の直径は最太部で3mmです。
恐る恐る削っていきます。

今回は工作法の確認ということで窓枠1カ所のみの施工(試作)でしたが、まずまず想定どおりに成功したかと思います。

窓枠は残り9カ所ですから、プラ片貼りとR付けはあと36カ所。
7両編成中、初期型車が1両だけだったことにほっとしています(笑)