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寺院右0620 妙心寺 桂春院 重文

2019年08月23日 06時13分08秒 | 寺院

平成30年4月23日 撮影

名勝及び史蹟  桂春院庭園

昭和29年1月 建設

文化財保護委員会

 

桂春院

慶長3年(1598)織田信忠の次男 津田秀則によって創建されたが、秀則の没後無住となったため、寛永9年(1632)美濃国の豪族石河壱岐守貞政は亡父光政の50年忌を営むために再興し、桂南和尚を請じて開山とした。この時寺名を桂春院とあらためた。

方丈は、寛永再興時の建造で、内部は仏間、室中の間を設け、本尊薬師如来像を安置する。方丈各室の障壁画はすべて狩野山雪の筆と推定されている。なかでも金地著色「松に三日月図」4面は佳作である。

庭園

方丈南庭(真如の庭)は簡素な庭

方丈東側(思惟の庭)は16羅漢石等を配置した美しい苔庭

書院前庭(佗の庭)は露地庭

既白庵茶室は二重襖によって仕切られ、目立たぬようになっている
寛永8年(1631)近江長浜城より書院とともに移建された。茶人藤村庸軒はこの席を常に用いた。

寺宝に「無明慧性墨蹟」重文・南宋をはじめ、多くの高僧の墨蹟及び茶道具の名器が所蔵されている。

 

 

 

 

寺院 前回の記事 ⇒ 寺院右0619 妙心寺 大雄院(だいおういん) 柴田是真の寺

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