光圀院(こうこくいん)
開祖は梁南禅棟(りょうなんぜんとう)で、元和6年(1620)に美濃加納の城主松平忠隆が父の忠政の菩提を弔うために創建したものである。もと南門前にあり、渡香橋東北の地が旧跡で勅使の休憩所として使用された名院であった。忠隆の当院創建は、祖母亀姫(1625没)の強い意志を受けてのものであった。寛永5年(1628)に亀姫(徳川家康の娘)の菩提所成徳院が松平忠明によって創建され、梁南をもって開祖とした。その位置が現在の光圀院の所在地で、明治にいたってここに光圀院が移建された。明治11年に光圀院と合併している。境内にある行者堂は、もとは近くの法金剛院村にあったもので、移建されて今日に至っている。
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