ちょうせんデジカメ

PENTAXで撮った写真を載せた写真ブログです。毎日更新が目標ですが・・・・?

「ねじりまんぽ」というトンネル

2011-10-04 | Pentax18-135mm F3.5-5.6

京都の南禅寺の近くには、京都と琵琶湖を結ぶために明治時代につくられた水路があって、

「琵琶湖疎水(そすい)」とか「疎水」と呼ばれています。また、疎水の近くには、「インクライン

(傾斜鉄道)」という鉄道があります。インクラインは今はもう使われていませんが、人を運ぶた

めの鉄道ではなくて船を運ぶための鉄道です。明治時代には、この鉄道ができたおかげで大

阪と京都を結ぶ水運と琵琶湖の水運を結ぶことができ、物資の輸送を船でおこなうことができ

るようになって、京都の経済的発展に大きく貢献したそうです。さて、このインクラインのところ

に「ねじりまんぽ」があるという情報をいただいたので、探してみました。なるほど、よく見ると、

上を通るインクラインに対して斜めに角度を成してトンネルが掘られているものの、アーチの

天井部分の煉瓦は、インクラインと直交に近くなるような向きで並べられています。天井部分

の煉瓦の並べ方に合わせて他の煉瓦も並べられているので、結果的に、側面の煉瓦は斜め

になっています。それで、トンネルの内部の煉瓦が全体として螺旋状になっているわけです。

 これが、「ねじりまんぽ」の正体でした。

※「まんぽ」と言う言葉は、線路の下をくぐるトンネル状の通路のことで、すなわち短いアーチ橋のことを示す古い

方言で、関西地方を中心に北陸、東海、長野地方で使われている。

PENTAX K-5 ”雅”+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 ED AL[IF] DC WRで撮った。 


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