縮景園は、広島藩主浅野長晟(ながあきら)が、元和(げんな)6年(1620)から別邸の庭園として築成されたもので、
作庭者は茶人として知られる家老の上田宗箇である。園の名称は、幾多の景勝を聚め縮めて表現したことによるが、
中国杭州の西湖を模して縮景したとも伝えられている。
3月14日晴天の日写した、ピンク色のしだれ梅。
PENTAX K5 ”雅 ” + smc PENTAX-DA ★ 50-135mm F2.8 ED AL[IF]SDMで撮影している。
この建物は、母屋、土蔵が一体となった豪壮なたたずまいの建物で、江戸末期の商家である。木造2階建ての母屋は、
入り口からまっすぐに伸びる通り土間に面して、「店の間」「中の間」「奥の間」三室を一列に配し、商家の建築様式並びに
鞆の町家の典型的な間取りといえる。入口の格子や吊り大戸は、建築当初のものに復元した。土蔵は全部和釘(角釘)を
使用し、幕末頃に流行した登り梁造りになっている。
なおこの土蔵は明治末期に移築したものである。その後、明治27年設立の「鞆製網合資会社」の建物となり、魚網製造を
中心に漁具・船具を北海道から東南アジアまで広範囲に販売する会社であった。
PENTAX K-5 ” 雅 ”+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 ED AL[IF] DC WRで撮影。
鞆の港の中心部に位置する常夜燈。「いろは丸展示館」のすぐそば。常夜燈は、鞆の浦のシンボルともいえる。
灯籠燈(とうろどう)と呼ばれ船の出入りを誘導する江戸時代の灯台だった。
海中の基礎石からの高さは約10m。港の常夜燈としては日本一の大きさで、「雁木(がんぎ)」とともに鞆の浦の
代表的な観光施設となっている。現在、「常夜燈」、「雁木」、「波止場」、「焚場」、「船番所」、これら全て揃って残っ
ているのは全国でも鞆港のみである。
PENTAX K-5 ” 雅 ”+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 ED AL[IF] DC WRで撮影。
鞆の浦(とものうら)は、福山市鞆町の沼隈半島南端にある港湾およびその周辺海域。現在は鞆港の港周辺の市街を
含めた範囲も「鞆の浦」と呼ぶことも多いが、本来「鞆の浦」とは「鞆にある入り江」という意味であり、鞆港を中心とした
海域のことである。沿岸部と沖の島々一帯は「鞆公園」として国の名勝及び国立公園に指定されている。
鞆の浦に含まれる島には仙酔島、つつじ島、皇后島、弁天島、玉津島、津軽島がある。 鞆町と仙酔島の間にある無人
島は、島内に弁天堂が建てられていることから弁天島と呼ばれているが、正式名称は百貫島である。
PENTAX K-5 ” 雅 ”+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 ED AL[IF] DC WRで撮影。
山の斜面に点在する古寺をめぐるのは、尾道の観光コースの一つとなっている。最近は七寺巡りと称して七つの寺の
ご朱印を押し、満願となるコースが新たに加わった。尾道の小さな古寺も含めて、この付近の寺々を回る意味は、これ
らの小さな寺同士を結びつける小路、坂道を辿ることで、知らず知らずのうちに「普段の」尾道に、引き込まれて行く事
にあると思う。尾道の細小路を三日にわたってみていただこう。
PENTAX K-5 ” 雅 ” + Pentaxsmc-DA 17-70mm F4 AL[IF] SDMで撮影。
尾道はネコの町とも言われるほど、野良が沢山いたはずなのに、出会えたのは4匹ぐらい。雨上がりのせいもあるが、
少なくなっているのだろうか。観光地を案内してくれる犬の話題を聞いたことがあるが今日は出会わなかった。日だまり
の温みを惜しむように、犬が海龍寺の石だんのうえのほうに腹這いになっていた。
PENTAX K-5 ” 雅 ” + Pentaxsmc-DA 17-70mm F4 AL[IF] SDMで撮影。
尾道水道は、広島県尾道市の瀬戸内海のうち、本州と向島に挟まれた東西に長い幅約200から300メートルの
狭隘部の呼称である。
尾道水道沿岸には重要港湾に指定されている尾道糸崎港尾道港区が立地し、古くから瀬戸内航路の主要商港と
して機能して来た。
尾道市街地はこの尾道港を中心とし水道に面した沿岸域に所在し、水道に南面する本州側には尾道市中心市街
地、また北面する向島には造船所、そしてこれに続く内陸側平坦地には住宅地が形成されている。
水道には向島と本州側尾道市街地を結ぶ生活交通網として5本のフェリー航路と2本の橋梁(尾道大橋と新尾道
大橋)が整備されている。
PENTAX K-5 ” 雅 ” + Pentaxsmc-DA 17-70mm F4 AL[IF] SDMで撮影。
JR尾道駅は、思いのほか都会的だがそれは南側だけで、北側にまわると雰囲気がガラリと変わる。北側は小高い山が
連なっており、その斜面に瓦を乗せた古い住宅や寺院などが建ち並ぶ。その古い住宅の間を縫うように石造りの階段や
坂道が山頂へと繋がっている。
PENTAX K-5 ” 雅 ” + Pentaxsmc-DA 17-70mm F4 AL[IF] SDMで撮影。
尾道のかくれた観光名所になりそうなのが、福猫石。「猫の細道」に888匹、他にも商店街やありとあらゆる所に放たれ、
現在は千匹以上という。
そうして住み着いた猫たちの中には、優しく3回撫でると願いが叶う、「愛を語り合う猫」と一緒に写真を撮ると幸せになる、
などの言い伝えを持つものも生まれた。尾道市役所分庁舎北側の、幅約10メートルに、29匹の福石猫が隠れているらし
い。全部見つけると29(福)がやってくるといわれている。
※ 福猫石とは、日本海の荒波に長い間揉まれて、丸くなった石を約半年間塩抜きをした後、特殊な絵具で上・下地を三
度塗り重ねていく。その間7~8ヶ月。そうやって1つ1つ丹念につくられ、艮神社(うしとらじんじゃ)でお祓いをうけた後、
晴れて福石猫になる。
PENTAX K-5 ” 雅 ” + Pentaxsmc-DA 17-70mm F4 AL[IF] SDMで撮影。
尾道は階段の多い街だ。細い路地を行くと突然視界がひろがる。お寺だ。寺もいたるところにみられる。とにかく多い。
観光スポットをつなぐ細道、主な観光スポットへ行くには、細石タイル状に貼ってある石畳の路地・細道に沿っていけば
いい。これは観光客には親切な配慮だ。
PENTAX K-5 ” 雅 ” + Pentaxsmc-DA 17-70mm F4 AL[IF] SDMで撮影。