ミス・メリーのクリスマス雑学講座♪

今年もブログ主に代わってクリスマスソングを歌うわよ♪

2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その7

2024年12月27日 17時19分17秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本は毎日大雪が続いていて、酷い所だと3m超えるほど積もってるんですって?
閉じ込められてる人達が居ないか、メリー心配だわ。
雪のクリスマスは浪漫の塊だけど、過ぎたるは及ばざるが如しって言うものね、雨雪の代わりにお湯が降って全部融かしてくれれば良いのに…って思ったけど、一気に融かしたら洪水になっちゃうわ!!…どうしたら良いの?(汗)
雪は観る分には綺麗だけど、「白い悪魔」って呼ばれる通り、時にモンスター級の災難を引き起こすの。
クリスマスカラーが極めて多彩な理由は、白い闇に閉じ込められる恐怖から、精神を守る為なんでしょうね。

さて、第7夜目に採り上げる「クリスマスに纏わる植物」は──「(セイヨウ)ヒイラギ」!

「(セイヨウ)ヒイラギ」はモチノキ科モチノキ属の常緑小高木、深緑の葉と真紅の実とのコントラストがクリスマスカラーそのもので、昔からクリスマスの装飾に利用されて来たの。
冬でも枯れない常緑樹な点に加え、葉っぱの周りが棘々してる「ヒイラギ」は、邪気や悪霊を払う力があると信じられ、中世には病気の治療薬に用いられたり、旅人や家の御守りにもされたんですって。
今やクリスマスデコレーションの定番なイメージだけど、大昔はクリスマスだけに限らず、日常から魔除け目的で色んな所に飾られていたそうよ。

そもそもクリスマスに「(セイヨウ)ヒイラギ」を飾る習慣の起源を探ると、古代ローマの冬至のお祭り「サトゥルナーリア祭」に行き着くの。
古代ローマで最も信仰を集めていた農耕神サトゥルヌスが持つ棍棒は「ヒイラギ」と考えられていた為、農耕神サトゥルヌスを奉る「サトゥルナーリア祭」では、プレゼントを贈る際に「ヒイラギ」の枝を添える習慣が有ったとかで、これをキリスト教がパク…もとい、受け継いだって云われてるの。
クリスマスプレゼントの習慣も、古代ローマの「サトゥルナーリア祭」が起源らしいわ。

古代ローマの他、「ヒイラギ」を神木として崇めていた国は多くて、例えば日本でも昔は節分の夜に鰯の頭をヒイラギの枝に刺して、魔除けの意味で門戸に飾る風習が有ったでしょ?
「ヒイラギ」って棘々してて見るからに痛そうだものね、鬼も逃げ出すって昔の人が考えたのも解るわ。
キリスト教に於いて、「(セイヨウ)ヒイラギ」の葉の棘は、キリストが十字架に磔になった時に被っていた茨の冠、即ち「キリストの受難」の象徴。
そして「(セイヨウ)ヒイラギ」の真紅の実は、キリストが十字架に磔になった時に滴った赤い血──即ち「死に至る愛」の象徴に捉えられたの。
クリスマスに教会に飾られた「(セイヨウ)ヒイラギ」を貰って部屋に飾れば、翌年中その部屋は幸福且つ清らかであり続けるそうよ。

…ところで、「(セイヨウ)ヒイラギ」とか、「ヒイラギ」とか、さっきから呼称をいちいち変えてるのが気になるって人居るでしょうね?
実は「ヒイラギ」には大きく分けて2種類在るのよ…日本在来の「ヒイラギ」はモクセイ科モクセイ属で、ややこしいと思われるでしょうけど、形が似ていても「(セイヨウ)ヒイラギ」とは異なる植物なの。
「ヒイラギ」の葉は「対生」で、1本の茎の節に2枚の葉が向かい合って生えるのに対し、「(セイヨウ)ヒイラギ」は「互生」で、1本の茎の節に1枚葉が互い違いに生えるのが違い。
それに「ヒイラギ」の実は熟すと黒紫色なのに対し、「(セイヨウ)ヒイラギ」の実は熟すと深紅色だから、見分け方は案外簡単ね。
「(セイヨウ)ヒイラギ」と「ヒイラギ」、種類は違っても、大昔から魔除けのシンボルな事は変わりないわ。
ただ今回「クリスマスに纏わる植物」ってテーマだから、ここでは「(セイヨウ)ヒイラギ」を挙げるべきでしょうね。

それじゃあここで第7夜目のクリスマスソングを紹介――賛美歌第2編129番の「ヒイラギ飾ろう」♪
原曲はウェールズに昔から伝わるクリスマスキャロルで、「Deck the hall with boughs of holly(ヒイラギの枝で玄関を飾ろう)」というタイトル。
日本では明治時代に松崎功が翻訳した賛美歌第2編129番こと、「ヒイラギ飾ろう」のタイトルで知られてるわ。
歌う時はこちらを参考にしてねv
今夜の話はこれでお終い、また明日、一緒に楽しく歌いましょう♪



【ひいらぎ飾ろう】




ひいらぎ飾ろう♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪
晴れ着に着替えて♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪

キャロルを歌おう♪
ファララン♪ ファララン♪ ランランラン♪

楽しいこの時♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪


輝くこの夜♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪
キャロルに合せて♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪

楽しく踊ろう♪
ファララン♪ ファララン♪ ランランラン♪
昔を偲んで♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪



…こんばんは、びょりです。

↑こちらがメリーさんの話に登場した、日本在来の「ヒイラギ」になります。
モクセイ科モクセイ属という事で、花の形がキンモクセイやギンモクセイに似てる上、芳しい香りです。

で、「セイヨウヒイラギ」の方は御免なさい(汗)、サンプル写真が用意出来なかったので、Suicaペンギンクリスマスケーキに刺さっている飾りを参考にしてください…ってこのヒイラギ、「対生」して見えるんですが(^^;
所詮クリスマスデコレーションだから、リアルに再現する必要無いわな(笑)

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