はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本ではお正月を迎える準備に、お供え用の餅を搗いてる所が有るでしょうね。
対して西洋では、年の変わり目にパンをお供えする地域が多いの。
「クリスマスに纏わる植物」、第8夜目の今夜は、「麦」を採り上げるわ!
一口に「麦」と言っても、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク…「麦」には様々な種類が有るけど、字数制限も有る事だし、今回は全部ひっくるめて「麦」として語らせて貰うわ。
第6夜目で、「松ほど人間にとって汎用性高い植物は無い」なんて言っちゃったけど、「麦」の汎用性はそれ以上かもしれない…パンに麺に菓子にビールにウイスキーに麦焼酎に麦味噌にシリアルに麦芽糖に麦茶、等々…「麦」は様々な飲食品に加工されるだけでなく、残る茎まで乾燥させ「麦藁」にして、家畜の飼料、衣服、建築素材、雑貨、燃料、近年はプラスチックの原料にまで使われる、「麦」は人にとって生きる「糧」の重要な植物だわ。
そんな人の役に立つ植物「麦」だから、冬至祭で信仰の対象になるのは必然。
例えば北欧では麦の収穫時に最後の株を残す慣わしが有るけど、そうする理由は穀物霊が宿ると信じられたから。
そして冬至の頃に、その麦の穂束を、屋根や門口、庭木や刈り取られた後の畑に取り付け、来る年の豊作を祈願したの。
麦穂だけでなく、麦藁にも穀物霊の魔力が宿ると信じた昔の人達は、冬至のお祝いをしてる間、麦藁で人間や動物や星等を象って飾り、麦藁を床に敷いて眠ったと云うわ。
更に、冬至の頃は精霊や祖先の霊が夜に訪うと考えられていたから、こうした姿が見えない訪問者の為に麦藁のベッドを設えたの…キリストが馬小屋の藁を敷いた飼い葉桶で誕生したエピソードは、多分この古い慣わしを採り入れての創作じゃないかしら?
冬至祭で使われた麦藁は祭の後に残らず集められ、家畜小屋に敷いたり畑に撒いたりした──そうする事で翌年、家畜の病気を防いで豊作をもたらすと考えられたの。
話は最初に戻るけど、日本で正月に餅をお供えする様に、西洋ではクリスマスにパンを焼いて供える習慣が有るの。
「小)麦」で作ったパンをお供えすれば、パンに穀物霊が宿ると考えたのね。
日本も歳神様を宿す目的で、お正月に鏡餅を供えているでしょう?
お米の一粒には七人の神様が宿っているように、麦の一粒にも七人の神様が宿っているのよ。
だって稲も麦も同じイネ科の植物だし──なんて(笑)
それじゃあここで第8夜目のクリスマスソングを紹介──聖歌667番「飼葉の桶で(すやすや)」♪
原曲は「Away in a Manger」と言って、英語圏では19世紀後半から広く知られるようになったクリスマスキャロルよ。
過去、ドイツの宗教改革者マルティン・ルターが歌の作者って説が有力だったけど…メリーも以前そんな風に語っちゃった覚え有るけど(汗)、現在はアメリカ人のジェームズ・R・マレーが1885年頃に作ったって説が有力だそうなの。
その後、フィラデルフィア出身の音楽家ウィリアム・カークパトリックが、ミュージカル「Around the World with Christmas」の中で歌う子守歌として別のメロディを付けたそうで、「Away in a Manger」には2種類のメロディが存在するそうよ。
日本やアメリカで一般的に知られているのはマレー版の方…で、日本語版の歌詞を誰が手掛けたのかは…御免なさい、はっきりしなかったわ💦
歌に出て来る「飼い葉」とは、牛馬などに与える餌用の牧草·干し草·藁の事。
麦藁に限られる物じゃないけど、イメージから今回のクリスマスソングに選ばせて貰ったわ。
歌う時はこちらを参考にね♪
今夜の話はお終い、また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪
飼葉の桶で寝ている♪
優しい顔のイエス様♪
月星空に輝き♪
平和な姿見守る♪
家畜の声で目覚めても♪
泣かない強いイエス様♪
私が眠る時にも♪
守ってください朝まで♪
全ての神の子供を♪
恵と愛で満たして♪
永遠までも御国で♪
共に住まわせてください♪
…こんばんは、びょりです。
日本でクリスマスに食べるのはケーキですが、西洋ではクリスマスに食べる物としてパン、クッキーがポピュラーだそうです…という話は過去のメリーさんのシリーズより(汗)。
画像は去年「ラ·ブティック·ドゥ·ジョエル·ロブション丸の内ブリックスクエア店」で買ったシュトレン──「シュトレン」はドイツの定番クリスマスパンです。
ロブションの店はフランス仕込みだけど、日本人がシュトレン大好きな為か、毎年作っているもよう。
日本ではお正月を迎える準備に、お供え用の餅を搗いてる所が有るでしょうね。
対して西洋では、年の変わり目にパンをお供えする地域が多いの。
「クリスマスに纏わる植物」、第8夜目の今夜は、「麦」を採り上げるわ!
一口に「麦」と言っても、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク…「麦」には様々な種類が有るけど、字数制限も有る事だし、今回は全部ひっくるめて「麦」として語らせて貰うわ。
第6夜目で、「松ほど人間にとって汎用性高い植物は無い」なんて言っちゃったけど、「麦」の汎用性はそれ以上かもしれない…パンに麺に菓子にビールにウイスキーに麦焼酎に麦味噌にシリアルに麦芽糖に麦茶、等々…「麦」は様々な飲食品に加工されるだけでなく、残る茎まで乾燥させ「麦藁」にして、家畜の飼料、衣服、建築素材、雑貨、燃料、近年はプラスチックの原料にまで使われる、「麦」は人にとって生きる「糧」の重要な植物だわ。
そんな人の役に立つ植物「麦」だから、冬至祭で信仰の対象になるのは必然。
例えば北欧では麦の収穫時に最後の株を残す慣わしが有るけど、そうする理由は穀物霊が宿ると信じられたから。
そして冬至の頃に、その麦の穂束を、屋根や門口、庭木や刈り取られた後の畑に取り付け、来る年の豊作を祈願したの。
麦穂だけでなく、麦藁にも穀物霊の魔力が宿ると信じた昔の人達は、冬至のお祝いをしてる間、麦藁で人間や動物や星等を象って飾り、麦藁を床に敷いて眠ったと云うわ。
更に、冬至の頃は精霊や祖先の霊が夜に訪うと考えられていたから、こうした姿が見えない訪問者の為に麦藁のベッドを設えたの…キリストが馬小屋の藁を敷いた飼い葉桶で誕生したエピソードは、多分この古い慣わしを採り入れての創作じゃないかしら?
冬至祭で使われた麦藁は祭の後に残らず集められ、家畜小屋に敷いたり畑に撒いたりした──そうする事で翌年、家畜の病気を防いで豊作をもたらすと考えられたの。
話は最初に戻るけど、日本で正月に餅をお供えする様に、西洋ではクリスマスにパンを焼いて供える習慣が有るの。
「小)麦」で作ったパンをお供えすれば、パンに穀物霊が宿ると考えたのね。
日本も歳神様を宿す目的で、お正月に鏡餅を供えているでしょう?
お米の一粒には七人の神様が宿っているように、麦の一粒にも七人の神様が宿っているのよ。
だって稲も麦も同じイネ科の植物だし──なんて(笑)
それじゃあここで第8夜目のクリスマスソングを紹介──聖歌667番「飼葉の桶で(すやすや)」♪
原曲は「Away in a Manger」と言って、英語圏では19世紀後半から広く知られるようになったクリスマスキャロルよ。
過去、ドイツの宗教改革者マルティン・ルターが歌の作者って説が有力だったけど…メリーも以前そんな風に語っちゃった覚え有るけど(汗)、現在はアメリカ人のジェームズ・R・マレーが1885年頃に作ったって説が有力だそうなの。
その後、フィラデルフィア出身の音楽家ウィリアム・カークパトリックが、ミュージカル「Around the World with Christmas」の中で歌う子守歌として別のメロディを付けたそうで、「Away in a Manger」には2種類のメロディが存在するそうよ。
日本やアメリカで一般的に知られているのはマレー版の方…で、日本語版の歌詞を誰が手掛けたのかは…御免なさい、はっきりしなかったわ💦
歌に出て来る「飼い葉」とは、牛馬などに与える餌用の牧草·干し草·藁の事。
麦藁に限られる物じゃないけど、イメージから今回のクリスマスソングに選ばせて貰ったわ。
歌う時はこちらを参考にね♪
今夜の話はお終い、また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪
【飼葉の桶で】
飼葉の桶で寝ている♪
優しい顔のイエス様♪
月星空に輝き♪
平和な姿見守る♪
家畜の声で目覚めても♪
泣かない強いイエス様♪
私が眠る時にも♪
守ってください朝まで♪
全ての神の子供を♪
恵と愛で満たして♪
永遠までも御国で♪
共に住まわせてください♪
…こんばんは、びょりです。
日本でクリスマスに食べるのはケーキですが、西洋ではクリスマスに食べる物としてパン、クッキーがポピュラーだそうです…という話は過去のメリーさんのシリーズより(汗)。
画像は去年「ラ·ブティック·ドゥ·ジョエル·ロブション丸の内ブリックスクエア店」で買ったシュトレン──「シュトレン」はドイツの定番クリスマスパンです。
ロブションの店はフランス仕込みだけど、日本人がシュトレン大好きな為か、毎年作っているもよう。