瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その11

2024年12月31日 17時37分24秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
あと少しで2024年も終わり、2025年の幕開けね!
皆、乾杯の用意は整ってる⁉
メリーは白のスパークリングワインを準備したわv
ところでワインは何で出来てるか知ってる?「勿論ブドウでしょ」って、その通り!
第11夜目の今夜に採り上げる「クリスマスに纏わる植物」は──「ブドウ」よ!!

「ブドウ」はブドウ目ブドウ科の蔓性落葉低木、房状に多数実る果実はそのまま食べられる他、果汁を絞って発酵させワインにして飲まれる…て言うか、生で食べるより、干し葡萄やジャムや菓子などに加工して食べたり、ジュースやワインにして飲む方が、世界的にはポピュラーだそうよ。
「ブドウ」を醸造してワインを造る技術は、古代メソポタミア文明で既に確立されていたとか…当時は珍重品で、上流階級が口にするか神様への奉納品に限定されてたみたい。
ワインの原産地は中近東、そこから交易商人達により、古代ヨーロッパや中国に伝わったと云われるわ。
ヨーロッパでは、紀元前3000年頃に、現在のアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアの辺りで、「ブドウ」の栽培が行われた記録が有るから、そこがヨーロッパワインの起源かもしれないわね。

古代ギリシアや古代ローマ帝国が勢力を伸ばす時代に、ワインは盛んに飲まれる様になり、各地で「ブドウ」の栽培が行われたの。
ギリシャ神話には、豊穣と葡萄酒と酩酊の神デュオニソス(古代ローマではバッカス)が、エーゲ海諸島に「ブドウ」の植え方、醸造方法を広めた伝説が有るわ。
ところがローマ帝国が崩壊すると、その間の政治の混乱に影響を受けて、「ブドウ」の栽培は衰退、ワインは消滅のピンチに陥ったの。
それを救ったのがキリスト教の修道院!
キリスト教において赤ワインはイエスの血を表す物、典礼での必須アイテムだったから、各地の修道院で細々生産し続けた…そのお陰で「ブドウ」栽培とワインの醸造方法は受け継がれ、やがてキリスト教が世界へ拡がるにしたがい、各地で盛んに「ブドウ」が栽培される様になったってわけ。
キリスト教徒がワインを神聖視する背景には、イエスキリストが十二使徒を集めてパンとワインを口にした、いわゆる最後の晩餐伝説が在るの。
今でもカトリック教会のミサや、正教会の聖体礼儀、聖公会・プロテスタントの聖餐式で、パンとワインは欠かせない──聖なる日のクリスマスに纏わる植物に、「ブドウ(ワイン)」を挙げたメリーの意図が解って貰えたかしら?
「赤ワインがイエスの血を表す物なら、白ワインやロゼワイン等、他の色のワインはキリスト教的にタブーなの?」って?…それは鋭い質問ね!
正教会の典礼では赤ワインに限られてるそうだけど、西方教会では赤でも白でもワインならOKとする意見も多いらしいわ、神の御子の血だし、人間の血と色が違っても別に不思議じゃないわよねv

…テーマが「ブドウ」と言うより「ワイン」に傾いてしまってるから、ここで「ブドウ」その物のクリスマスって言うか新年の仕来りを挙げるわ。
スペインでは大晦日の夜、首都マドリードに在るプエルタ・デル・ソル広場の時計台が新年を告げる12回の鐘の音に合わせ、12粒の「ブドウ」を食べる習慣が有るんですって。
鐘の音はテレビ中継で伝えられるから、家に居る人でも聴く事が出来る。
12回の鐘の音に合わせて「ブドウ」を12粒食べ切ると、幸運が訪れるって云うわ。

この習慣が始まった由来には、1909年に「ブドウ」生産者が行った「大晦日にブドウを食べると幸運になる」キャンペーンの影響とか、1880年頃「ブドウ」とシャンパンで年末年始を祝う上流階級への当てつけに庶民がやり始めたとか、諸説有るみたい。
いずれにしろスペインの楽しい年越しの行事になったのならハッピーね♪

さて、2024年最後のクリスマス・ソングを紹介するわ、最早恒例化してるけど、やっぱりこの歌──「Auld Lang Syne(懐かしき昔)」♪
日本では「蛍の光」の原曲として知られる、スコットランドの民謡にして準国歌…現在知られてる歌詞は、スコットランドの詩人のロバート・バーンズ作だそうよ。
歌はこちらを参考にね。
今夜の話はこれでお終い、2025年元日まで、メリーと一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【Auld Lang Syne】




Should auld acquaintance be forgot♪
And never brought to mind♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪

And days of auld lang syne my dear♪
And days of auld lang syne♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪


And there's a hand my trusty fiere♪
And gies a hand o' thine♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪

For auld lang syne, my dear♪
For auld lang syne♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪



【訳】
旧き友は忘れたまま、
決して心に戻る事は無いのか?
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?

懐かしき昔の日々よ、我が愛しき者よ
懐かしき昔の日々よ
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?


この手を取れ、我が信友よ
そして手を貸してくれ
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしき昔の為に

懐かしき昔の日々、我が愛しき者の為に
過ぎ去りし懐かしい昔の為に
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしい昔の為に



…こんばんは、びょりです。
一年が終わるのは本当にあっという間ですね。
ちなみに我が家では聖クリスマスに赤ワイン、元日に白のスパークリングワインを飲むのが習慣です。
画像は三越デパートのクリスマスディスプレイ、流石は天下の三越、お洒落!
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2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その10

2024年12月30日 17時39分33秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
商店街へ行くと買い物客でごった返していて年末を感じるわ。
今日あたり、お重に詰める黒豆、数の子、海老、昆布巻、栗きんとん等々、縁起良い食品を沢山買い込む人居るでしょうね。
一方ヨーロッパの国では12月20日頃からクリスマス休暇に入り、多くの商店がシャッター下ろしちゃうから、12月初めに大忙しで買い物を済ませる人が多いと聞くわ。
「クリスマスマーケット」も、クリスマスイブからお休みするんですって、観光客は要注意ね!
クリスマスと正月を別個に祝う日本と違い、キリスト教国ではクリスマスの中に正月も含まれるから、日本人からすればクリスマスと正月の休暇が地続きに見える、それにお祝いの仕方もクリスマスと正月で殆ど変わらない様に見えるわけ。

前置きはここまでにして、第10夜目に採り上げる「クリスマスに纏わる植物」は──「アーモンド」よ!

「アーモンド」はバラ科サクラ属の落葉高木、なので桜や桃に似た花が咲いて、梅に似た実を付けるの。
実の果肉は薄くて食用に適さないらしいけど、種子の部分は食用にされるわ。
貴方もローストアーモンドやアーモンドチョコを食べるでしょ?
それに砕いて粉にした物は製菓材料に使われるわね。
ペースト状に練ってマジパン細工にしたり、メレンゲを加えて固めてヌガーにしたり、フィナンシェ、マカロン等の焼き菓子の材料に使ったり…メリーなんだかお腹が減って来たわ!
種子から絞ったアーモンドミルクやアーモンドオイルも、世界中で料理などに使われているわね。

耕作法を知らなかった大昔の人々にとって、木の実は貴重な食料だったのよ。
旧い年と新しい年の節目に当たる冬至の日には、初心に立ち返る意味で大昔に食べた物を食卓に並べるの。
だからクリスマスから年始にかけて、アーモンド等のナッツ類を使った料理やお菓子が多く出回るわ。
例えば、ドイツでクリスマスマーケットの定番スイーツ、「ゲブランテ·マンデルン」は、シナモンが香る飴焼きアーモンド。
ギリシャのクリスマス定番スイーツの「クラビエデス」は、クラッシュアーモンド入りのバタークッキー。
スペインのクリスマス定番スイーツの「トゥロン」や「マサパン」も、アーモンドの粉で作られるわね。
それからフランス北部にはエピファニーの祝い菓子として、パイ生地にアーモンドクリームを詰めた「ガレット・デ・ロワ」が有るわ。
「ガレット・デ・ロワ」の場合、中にお神籤的に仕込む「フェーヴ」が元は「そら豆」だった点から考察するに、中のクリームも最初「アーモンド」ではなく、「そら豆」で作っていたかもしれない…「豆」も種子同様、生命力の象徴として、年の節目に食べる物だから…日本でも黒豆を正月のお祝いに食べるわよね──って「豆」に焦点が移りそうだから、一旦ここで打ち切るわ(汗)。

キリスト教の正典とされる旧約聖書に、「モーセの兄アロンの杖は、あめんどう(アーモンド)の木で作られており、その杖が芽を出し花が咲いて実を結んだ事から、イスラエルの祭司族の祖となるレビが選ばれた」と記述有る点から、古来「アーモンド」は神木の扱いを受けたのは確か。
それだからクリスマスの日に、伝統として口にされるのかもしれないわね。

ここで今夜歌うクリスマスソングを紹介──「荒野(あらの)の果てに」♪
原題はフランス語で「Les Anges dans nos Campagnes」、1842年フランスの賛美歌集が初出との事だけど、一説には18世紀から教会で歌われていたと云われる聖歌よ。
英語圏でのタイトルは「Angels we have heard on high」、日本では讃美歌の第106番として聖歌集に載ってるわ。
歌詞中の「 イン・エク・セル・シス・デオ」は、ラテン語で「Gloria in excelsis Deo」と書き、「いと高き処、神に栄光あれ」を意味する言葉。
神々しい雰囲気で人気のクリスマスキャロルよ。
歌はこちらを参考にねv

今夜の話はこれでお終い、また明日、大晦日も一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【荒野の果てに】




荒野の果てに♪ 夕日は落ちて♪
妙なる調べ♪ 天より響く♪

グロ~~ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~リア♪
イン・エク・セル・シス・デ~~オ♪

グロ~~ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~リア♪
イン・エク・セル・シス・デ~ェ~オ~~~~♪


羊を守る♪ 野辺の牧人♪
天なる歌を♪ 喜び聞きぬ♪

グロ~~ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~リア♪
イン・エク・セル・シス・デ~~オ♪

グロ~~ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~リア♪
イン・エク・セル・シス・デ~ェ~オ~~~~♪


御歌を聞きて♪ 羊飼いらは♪
馬槽(まぶね)に伏せる♪ 御子を拝みぬ♪

グロ~~ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~リア♪
イン・エク・セル・シス・デ~~オ♪

グロ~~ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~リア♪
イン・エク・セル・シス・デ~ェ~オ~~~~♪


今日しも御子は♪ 生まれ給いぬ♪
よろずの民よ♪ 勇みて歌え♪

グロ~~ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~リア♪
イン・エク・セル・シス・デ~~オ♪

グロ~~ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~~♪ ォォォォォ~リア♪
イン・エク・セル・シス・デ~~ェ~~オ~~~~~♪



…こんばんは、びょりです。
写真は2009年5月にハウステンボス、旧フォレストガーデンにて撮影した、「アーモンド」の実です。
実は再掲だったりする^^;
「そら豆」も良く考えたらクリスマスに纏わる植物だった──と、終わった後でメリーさんが呟いてました(笑)。
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2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その9

2024年12月29日 17時41分26秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
いよいよ今年も終わりが見えて来たわね!
旧年より発つ鳥後を濁さず、皆、大掃除は済ませたかしら?
「未だやってなかった!!」って言って、慌てて今から始めては駄目よ!
今日は二重苦に意味が重なる29日、やるなら今じゃなくて明日でしょ!
前置きはさて置き、第9夜目に採り上げるクリスマスに纏わる植物は──「ヤドリギ」!

漢字で「宿り木(宿生木・宿木・寄生木とも書くわ)」と表記される「ヤドリギ」は、地面に自らの根を張らずに、他の樹木の枝の上で育つ、常緑の半寄生植物。
「半寄生」ってのは、「他の樹木の幹や枝に根を食い込ませて成長するけど、一方的に養分や水を奪っている訳でなくて、自らも光合成を行うから」らしいわ。
でも半分だけにしたって他の樹木に「寄生」する様な植物が、何故クリスマスに纏わる特別な樹木扱いなのか、納得いかないわよねえ?
ところが大昔の人達は、見るからに細くて弱々しい見た目の「ヤドリギ」が、大樹に絡み付いてジワジワ養分を吸収する姿に畏敬の念を抱き、その生命力の強さを只者でないと称えたのよ。
人間も身体の大きい者には過剰に期待し、それに応えられなきゃ「うどの大木 」とか言って厳しく当たるけど、身体が小さい者の見た目を裏切る活躍には、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」とか、「蟻の一噛み」なんて大袈裟に讃えるわよね。
人間社会は大者に厳しく小者に甘いわ。

皮肉はともかく、古来から「ヤドリギ」は神聖な木と見做され、幸運の象徴として扱われたの。
日本でも同様で、和名の「宿り木」は「神が宿る木」の意味で付けられたとか。
日本で「ヤドリギ」が寄生する大樹はケヤキやエノキ等の落葉広葉樹で、冬になると葉が落ちる。
対して常緑樹の「ヤドリギ」は冬でも活き活き緑を保って、寄生先の枝の上に鳥の巣状の株を形成してる…大昔の日本人は、その枝の上の「ヤドリギ」の株を見て、神が降る場所と信じたんですって。
確かに神秘的に見えなくもない光景ですものねえ。
ちなみに「ヤドリギ」はヤドリギ類の総称的通称で、日本の「ヤドリギ」は「セイヨウヤドリギ」の亜種だそうよ。
主に果実の色で見分けられて、セイヨウヤドリギは白色、日本のヤドリギは淡黄色が多いんですって。
クリスマスの飾りに好まれるのは「セイヨウヤドリギ」、黄味がかった緑の双葉の間に真っ白な真珠が煌めいてる様だから、リボンで束ねてクリスマスツリー等に吊るされるの。
その吊るされた「ヤドリギ」の下に立った人にはキスしても許されるんですって──これは古くから西洋に伝わる風習で、一説には北欧発祥と云われてるけど、詳しい事は解らないわ。
北欧と言えば、「ヤドリギ」に纏わるこんな神話が残されてるの──

神々の中で最も愛された美しき光の神バルドルは、或る夜に己の死を予言する不吉な夢を見た。
そこで彼の母で女神のフリッグは、この世の万物から決して息子のバルドルを傷付けないとの誓いを取り付けた。
しかしバルドルにかねがね醜い嫉妬心を抱いていた邪神ロキは、ごく弱々しい「ヤドリギ」だけからは誓いを取らなかった事を知り、その「ヤドリギ」を持って盲目の神ホルドルに近付いた。
何物にも傷付けられないバルドルを的に神々が射的ゲームに興じてる傍ら、盲目の為ゲームに参加せず佇んでるホルドルに向かい、ロキは「ヤドリギ」を投げるよう唆した。
ロキの甘言に乗せられてホルドルが投げた「ヤドリギ」はバルドルに命中し、不吉な予言通りバルドルは命を失った…それは神々の大いなる悲しみとなり、神々の滅亡の前兆となる──

──なんて不吉な神話からクリスマスのキスの風習がどう生まれたのか?そこんところミッシングリンクでミステリーだわ。
でも、弱々しい見た目に反して神すら倒す力を秘めた不思議な木と、大昔から特別視されていた事は何となく掴めたわね。

それじゃあここで今夜のクリスマス・ソングを紹介──「Rockin' Around The Christmas Tree(クリスマスツリーの周りで踊ろう)」♪
作詞・作曲者はアメリカのソングライター、ジョニー・マークス。
彼は世界的にポピュラーなクリスマスソング、「赤鼻のルドルフ」の作者としても知られるわ。
歌詞の中に「ヤドリギ」の下でキスをしようと立ち止まる恋人達が登場する所が、今回のクリスマスソングにぴったりと思って選んだのv
歌はこちらを参考にしてね♪

今夜の話はこれでお終い、また明日、一緒に楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【Rockin' Around The Christmas Tree】




Rockin' around♪
The Christmas tree at the Christmas party hop♪
Mistletoe hung where you can see♪
Every couple tries to stop♪
Rockin' around♪
The Christmas tree let the Christmas spirit ring♪
Later we'll have some pumpkin pie and we'll do some caroling♪

You will get a sentimental feeling♪
When you hear♪
Voices singing let's be jolly♪
Deck♪ The halls with boughs of holly♪
Rockin' around♪
The Christmas tree have a happy holiday♪
Everyone dancin' merrily in the new old fashioned way♪


You will get a sentimental feeling♪
When you hear♪
Voices singing let's be jolly♪
Deck♪ The halls with boughs of holly♪
Rockin' around♪
The Christmas tree have a happy holiday♪
Everyone dancin' merrily♪
In the new♪
Old♪ 
Fashioned way~~~♪



【訳】

クリスマスツリーの周りで踊ろうよ
醒める事の無いクリスマスパーティーで
ヤドリギが吊り下がってるのが見えるね
カップル達が立ち止まろうとしてる
クリスマスツリーの周りで踊ろうよ
クリスマスの魂を奏でよう
その後は皆でパンプキンパイを食べて
そしてキャロルを歌おうよ

陽気になって歌っている
そんな声を聴いたら
ちょっと感傷的になってしまうかも
ヒイラギの枝で玄関ホールを飾ろう
クリスマスツリーの周りで踊ろうよ
楽しい休暇を過ごそう
皆楽しそうに踊ってる
新しいけれど昔から伝わる楽しみ方さ

陽気になって歌っている
そんな声を聴いたら
ちょっと感傷的になってしまうかも
ヒイラギの枝で玄関ホールを飾ろう
クリスマスツリーの周りで踊ろうよ
楽しい休暇を過ごそう
皆楽しそうに踊ってる
新しいけれど昔から伝わる楽しみ方さ



…こんばんは、びょりです。
写真は皇居北桔橋門近くで撮影した、宿主の木の枝の上に鳥の巣状の株を作る「ヤドリギ」。
皇居のこの辺りなら見る事できると聞いて、撮影しに出掛けました。
私が撮影していた隣で、外国人女性の方も撮影…皇居なだけに外国人旅行者に人気のスポットなもよう。
日本人がバッキンガム宮殿を観光したがるのと似た気持ちか(笑)。
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2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その8

2024年12月28日 18時10分41秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本ではお正月を迎える準備に、お供え用の餅を搗いてる所が有るでしょうね。
対して西洋では、年の変わり目にパンをお供えする地域が多いの。
「クリスマスに纏わる植物」、第8夜目の今夜は、「麦」を採り上げるわ!

一口に「麦」と言っても、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク…「麦」には様々な種類が有るけど、字数制限も有る事だし、今回は全部ひっくるめて「麦」として語らせて貰うわ。

第6夜目で、「松ほど人間にとって汎用性高い植物は無い」なんて言っちゃったけど、「麦」の汎用性はそれ以上かもしれない…パンに麺に菓子にビールにウイスキーに麦焼酎に麦味噌にシリアルに麦芽糖に麦茶、等々…「麦」は様々な飲食品に加工されるだけでなく、残る茎まで乾燥させ「麦藁」にして、家畜の飼料、衣服、建築素材、雑貨、燃料、近年はプラスチックの原料にまで使われる、「麦」は人にとって生きる「糧」の重要な植物だわ。

そんな人の役に立つ植物「麦」だから、冬至祭で信仰の対象になるのは必然。
例えば北欧では麦の収穫時に最後の株を残す慣わしが有るけど、そうする理由は穀物霊が宿ると信じられたから。
そして冬至の頃に、その麦の穂束を、屋根や門口、庭木や刈り取られた後の畑に取り付け、来る年の豊作を祈願したの。
麦穂だけでなく、麦藁にも穀物霊の魔力が宿ると信じた昔の人達は、冬至のお祝いをしてる間、麦藁で人間や動物や星等を象って飾り、麦藁を床に敷いて眠ったと云うわ。
更に、冬至の頃は精霊や祖先の霊が夜に訪うと考えられていたから、こうした姿が見えない訪問者の為に麦藁のベッドを設えたの…キリストが馬小屋の藁を敷いた飼い葉桶で誕生したエピソードは、多分この古い慣わしを採り入れての創作じゃないかしら?
冬至祭で使われた麦藁は祭の後に残らず集められ、家畜小屋に敷いたり畑に撒いたりした──そうする事で翌年、家畜の病気を防いで豊作をもたらすと考えられたの。

話は最初に戻るけど、日本で正月に餅をお供えする様に、西洋ではクリスマスにパンを焼いて供える習慣が有るの。
「小)麦」で作ったパンをお供えすれば、パンに穀物霊が宿ると考えたのね。
日本も歳神様を宿す目的で、お正月に鏡餅を供えているでしょう?
お米の一粒には七人の神様が宿っているように、麦の一粒にも七人の神様が宿っているのよ。
だって稲も麦も同じイネ科の植物だし──なんて(笑)

それじゃあここで第8夜目のクリスマスソングを紹介──聖歌667番「飼葉の桶で(すやすや)」♪
原曲は「Away in a Manger」と言って、英語圏では19世紀後半から広く知られるようになったクリスマスキャロルよ。
過去、ドイツの宗教改革者マルティン・ルターが歌の作者って説が有力だったけど…メリーも以前そんな風に語っちゃった覚え有るけど(汗)、現在はアメリカ人のジェームズ・R・マレーが1885年頃に作ったって説が有力だそうなの。
その後、フィラデルフィア出身の音楽家ウィリアム・カークパトリックが、ミュージカル「Around the World with Christmas」の中で歌う子守歌として別のメロディを付けたそうで、「Away in a Manger」には2種類のメロディが存在するそうよ。
日本やアメリカで一般的に知られているのはマレー版の方…で、日本語版の歌詞を誰が手掛けたのかは…御免なさい、はっきりしなかったわ💦

歌に出て来る「飼い葉」とは、牛馬などに与える餌用の牧草·干し草·藁の事。
麦藁に限られる物じゃないけど、イメージから今回のクリスマスソングに選ばせて貰ったわ。
歌う時はこちらを参考にね♪

今夜の話はお終い、また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【飼葉の桶で】




飼葉の桶で寝ている♪
優しい顔のイエス様♪
月星空に輝き♪
平和な姿見守る♪

家畜の声で目覚めても♪
泣かない強いイエス様♪
私が眠る時にも♪
守ってください朝まで♪

全ての神の子供を♪
恵と愛で満たして♪
永遠までも御国で♪
共に住まわせてください♪


…こんばんは、びょりです。
日本でクリスマスに食べるのはケーキですが、西洋ではクリスマスに食べる物としてパン、クッキーがポピュラーだそうです…という話は過去のメリーさんのシリーズより(汗)。
画像は去年「ラ·ブティック·ドゥ·ジョエル·ロブション丸の内ブリックスクエア店」で買ったシュトレン──「シュトレン」はドイツの定番クリスマスパンです。
ロブションの店はフランス仕込みだけど、日本人がシュトレン大好きな為か、毎年作っているもよう。
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2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その7

2024年12月27日 17時19分17秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本は毎日大雪が続いていて、酷い所だと3m超えるほど積もってるんですって?
閉じ込められてる人達が居ないか、メリー心配だわ。
雪のクリスマスは浪漫の塊だけど、過ぎたるは及ばざるが如しって言うものね、雨雪の代わりにお湯が降って全部融かしてくれれば良いのに…って思ったけど、一気に融かしたら洪水になっちゃうわ!!…どうしたら良いの?(汗)
雪は観る分には綺麗だけど、「白い悪魔」って呼ばれる通り、時にモンスター級の災難を引き起こすの。
クリスマスカラーが極めて多彩な理由は、白い闇に閉じ込められる恐怖から、精神を守る為なんでしょうね。

さて、第7夜目に採り上げる「クリスマスに纏わる植物」は──「(セイヨウ)ヒイラギ」!

「(セイヨウ)ヒイラギ」はモチノキ科モチノキ属の常緑小高木、深緑の葉と真紅の実とのコントラストがクリスマスカラーそのもので、昔からクリスマスの装飾に利用されて来たの。
冬でも枯れない常緑樹な点に加え、葉っぱの周りが棘々してる「ヒイラギ」は、邪気や悪霊を払う力があると信じられ、中世には病気の治療薬に用いられたり、旅人や家の御守りにもされたんですって。
今やクリスマスデコレーションの定番なイメージだけど、大昔はクリスマスだけに限らず、日常から魔除け目的で色んな所に飾られていたそうよ。

そもそもクリスマスに「(セイヨウ)ヒイラギ」を飾る習慣の起源を探ると、古代ローマの冬至のお祭り「サトゥルナーリア祭」に行き着くの。
古代ローマで最も信仰を集めていた農耕神サトゥルヌスが持つ棍棒は「ヒイラギ」と考えられていた為、農耕神サトゥルヌスを奉る「サトゥルナーリア祭」では、プレゼントを贈る際に「ヒイラギ」の枝を添える習慣が有ったとかで、これをキリスト教がパク…もとい、受け継いだって云われてるの。
クリスマスプレゼントの習慣も、古代ローマの「サトゥルナーリア祭」が起源らしいわ。

古代ローマの他、「ヒイラギ」を神木として崇めていた国は多くて、例えば日本でも昔は節分の夜に鰯の頭をヒイラギの枝に刺して、魔除けの意味で門戸に飾る風習が有ったでしょ?
「ヒイラギ」って棘々してて見るからに痛そうだものね、鬼も逃げ出すって昔の人が考えたのも解るわ。
キリスト教に於いて、「(セイヨウ)ヒイラギ」の葉の棘は、キリストが十字架に磔になった時に被っていた茨の冠、即ち「キリストの受難」の象徴。
そして「(セイヨウ)ヒイラギ」の真紅の実は、キリストが十字架に磔になった時に滴った赤い血──即ち「死に至る愛」の象徴に捉えられたの。
クリスマスに教会に飾られた「(セイヨウ)ヒイラギ」を貰って部屋に飾れば、翌年中その部屋は幸福且つ清らかであり続けるそうよ。

…ところで、「(セイヨウ)ヒイラギ」とか、「ヒイラギ」とか、さっきから呼称をいちいち変えてるのが気になるって人居るでしょうね?
実は「ヒイラギ」には大きく分けて2種類在るのよ…日本在来の「ヒイラギ」はモクセイ科モクセイ属で、ややこしいと思われるでしょうけど、形が似ていても「(セイヨウ)ヒイラギ」とは異なる植物なの。
「ヒイラギ」の葉は「対生」で、1本の茎の節に2枚の葉が向かい合って生えるのに対し、「(セイヨウ)ヒイラギ」は「互生」で、1本の茎の節に1枚葉が互い違いに生えるのが違い。
それに「ヒイラギ」の実は熟すと黒紫色なのに対し、「(セイヨウ)ヒイラギ」の実は熟すと深紅色だから、見分け方は案外簡単ね。
「(セイヨウ)ヒイラギ」と「ヒイラギ」、種類は違っても、大昔から魔除けのシンボルな事は変わりないわ。
ただ今回「クリスマスに纏わる植物」ってテーマだから、ここでは「(セイヨウ)ヒイラギ」を挙げるべきでしょうね。

それじゃあここで第7夜目のクリスマスソングを紹介――賛美歌第2編129番の「ヒイラギ飾ろう」♪
原曲はウェールズに昔から伝わるクリスマスキャロルで、「Deck the hall with boughs of holly(ヒイラギの枝で玄関を飾ろう)」というタイトル。
日本では明治時代に松崎功が翻訳した賛美歌第2編129番こと、「ヒイラギ飾ろう」のタイトルで知られてるわ。
歌う時はこちらを参考にしてねv
今夜の話はこれでお終い、また明日、一緒に楽しく歌いましょう♪



【ひいらぎ飾ろう】




ひいらぎ飾ろう♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪
晴れ着に着替えて♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪

キャロルを歌おう♪
ファララン♪ ファララン♪ ランランラン♪

楽しいこの時♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪


輝くこの夜♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪
キャロルに合せて♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪

楽しく踊ろう♪
ファララン♪ ファララン♪ ランランラン♪
昔を偲んで♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪



…こんばんは、びょりです。

↑こちらがメリーさんの話に登場した、日本在来の「ヒイラギ」になります。
モクセイ科モクセイ属という事で、花の形がキンモクセイやギンモクセイに似てる上、芳しい香りです。

で、「セイヨウヒイラギ」の方は御免なさい(汗)、サンプル写真が用意出来なかったので、Suicaペンギンクリスマスケーキに刺さっている飾りを参考にしてください…ってこのヒイラギ、「対生」して見えるんですが(^^;
所詮クリスマスデコレーションだから、リアルに再現する必要無いわな(笑)
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2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その6

2024年12月26日 20時32分24秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
「クリスマスが終わっちゃった…」って寂しく呟いてる貴方!!
まだまだクリスマスは終わらないわよ!!
寧ろクリスマスは始まったばかり!だって本来のクリスマスは、12月25日の零時〜1月6日に日が替わる迄の「十二夜」を指すんだから!!
メリーの活躍もまだまだ続くわよ!!

第6夜目に採り上げる「クリスマスに纏わる植物」は、マツ属マツ科の「松」──え?「クリスマスより正月のイメージ有る」って?
…そうねえ、日本だとお正月に門松飾るものねえ。
でもその門松も起源を辿れば西洋のクリスマスツリーと重なるの。
門松もクリスマスツリーも常緑樹な点で同じでしょ?
キリスト教が樅の木に限るまで、クリスマスツリーに「松」を使っていた時代も有るそうなの。

「松」ほど人の暮らしの中で役立つ樹木は少ないでしょうね。
観賞用の他、防風林にされたり、木材として利用されたり、樹脂である松脂は燃料や香料や工芸品や薬にもされる、それから松の実は食べられるわよね。
「松」ほど人間にとって汎用性高い植物は無いと思うわ。

そんな大助かりな「松」だから、自ずと樹木信仰の対象になったの。
キリスト教が教義をパク…もとい、参考にしたと云われる「ミトラ教」で、「松」は太陽と関連付けられる御神木だったそうよ。
「松 」は不滅性、不老長寿、豊穣多産を象徴するものとして、 古来から縁起の良い樹木とされて来たの。
そう言えば日本で階級を表す例えに「松竹梅」が有るそうね。
キリスト教でも元は神聖視されていた事を表す様に、キリスト教とユダヤ教の聖典となった旧約聖書の一書であるイザヤ書に、「レバノンの栄えはあなたに来、いとすぎ、 すずかけ、まつは皆共に来て、我が聖所を飾る」との文言が見られるとか…「樅」がキリスト教の聖なる木に選ばれたのも、一説には「松と混同された」からって云われてる…似てる…かしらね?

クリスマスツリーが樅の木になって以降、「松」の出番は「松ぼっくり」の形で、クリスマスリースやツリーを飾るオーナメントに活路を見出してる。
元はNo.1の御神木が脇役に格下げって考えると何だか複雑、でも日本では今も「松」が最上格として正月飾りにされてるのは喜ばしいわv
日本の貴方、末永く「松」を大事にしてね!

それじゃあここで今夜のクリスマスソングを紹介──「世の人忘るな」♪
元はイギリス古来のクリスマスキャロル「God Rest You Merry, Gentlemen」、日本の教会では賛美歌第二編128番として上記歌名で、或いは聖歌128番の「たがいによろこび」のタイトルで知られているわ。
歌う時はこちらを参考にね♪
イギリスで12月26日は「ボクシング・デー」と言って、クリスマスを祝う事の出来なかった貧しい人達の為に、町内や職場や学校で寄付を募る日だそうよ。
流石は紳士の国、この風習は日本も見習いたいものね。
今夜の話はこれでお終い、また明日、楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【世の人忘るな】




世の人忘るな クリスマスは♪
神の御子イェスの 人となりて♪
御救い賜える 良き日なるを♪

喜びと慰めの♪
訪れ♪ 
今日ここに来たりぬ♪

野に群れを守る 牧人らに♪
御使いは告げぬ 恐るな、聞け♪
この良き知らせを 世の民らよ♪

喜びと慰めの♪
訪れ♪ 
今日ここに来たりぬ♪



…こんばんは、びょりです。
写真は去年ハウステンボスで泊まったホテルアムステルダムの、部屋のドアを飾るクリスマスリースです。
松ぼっくりは形が可愛いから、クリスマスデコレーションに人気のイメージ。

ちなみに「松(まつ)」の名の由来は、「(神を)待つ」、または「(神を)祀る」が転じて出来たとの説有り(諸説有り)。
日本の門松は歳神様が降りるのを「待つ」意味で飾っているそうな…笑う門(松)には福来る。
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2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その5

2024年12月25日 00時00分12秒 | クリスマス
メリークリスマ〜〜〜ス♪♪

今夜、闇の中で弱々しくも1つの明かりが再生した。
不滅の太陽は何時しか一人の名前を指す様に変わったけど──1年で最も清らかな夜に乾杯〜〜〜v

そんな清らかな夜に採り上げる「クリスマスに纏わる植物」は、地中海沿岸地方原産のシソ科に属する常緑性低木、「ローズマリー」!!
和名は「迷迭香」と書いて「マンネンロウ」…何だかトリップしそうな名前だけど、「ローズマリー」の爽やかな香りには、消化促進や殺菌や強壮効果、抗酸化作用に美肌効果まで有ると考えられ、大昔から薬や香辛料や消臭剤に利用されて来たの。
ペストが大流行した時代は、ペスト避けになると考えられたそうよ。

「ローズマリー」がクリスマスに纏わるようになった理由として、こんな伝説が残されているわ。

ヨセフが赤ん坊のキリストと、その母マリヤを連れてエジプトに向かっていた時、マリヤはキリストの衣を乾かす為に、「ローズマリー」の藪の上に置いた。
すると藪は大層芳しい香りを衣に与えたので、神がその奉仕に対し名誉を与えられた──以後、白かった花の色は、天の真実、且つ聖母マリヤを象徴する青色に変わったと云われてるの。
33年間でキリストの背丈まで伸び、それ以後は太くなるだけで、クリスマス·イブに花が咲くと信じられているわ。

ヨーロッパでは「ローズマリー」の香りが人を悪魔から守るとして、祝典や結婚式や葬儀に用いられるの。
キリスト教に於いて「ローズマリー」は聖母マリヤを象徴する草花。
肉や魚の匂い消しにもなるから、クリスマスディナーに欠かせないわ。

それじゃあ、ここで第五夜に歌うクリスマスソングを紹介、聖クリスマスに歌うなら、やっぱりこれよね!──「Silent Night」こと「きよしこの夜」!!
ヨゼフ・モール作詞、フランツ・クサーヴァー・グルーバー作曲のキャロルを、由木康が訳詞したこちらの日本語版を参考に歌ってね♪

今夜の話はこれでお終い、また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【きよしこの夜】




聖し♪ この夜♪
星は♪ 光り♪

救いの御子は♪
馬槽の中に♪

眠り給う♪
いとやすく♪


聖し♪ この夜♪
御告げ♪ 受けし♪

牧人達は♪
御子の御前に♪

額づきぬ♪
畏みて♪


聖し♪ この夜♪
御子の♪ 笑みに♪

恵みの御代の♪ 明日の光♪
輝けり♪ 朗らかに♪



…メリークリスマス!びょりです。
いや〜あっという間にクリスマスが終わって、日本では息吐く間も無く正月モードですね〜(笑)

画像は小石川植物園で撮影した「ローズマリー」、クリスマスの頃にこの様な小さくて可憐な花を咲かせます。
「ローズマリー」って名前の響きが良いですよね。
ラテン語の「ros(雫)」と「marinus(海)」を合わせて「海の雫」──言葉の意味までロマンチック…これが例えば「ドクダミ」って名前だったなら、神聖視されなかったかもしれない。
ドクダミも薬草としての効能を認められてるのに、この名前は頂けないよなあ。(汗)
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2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その4

2024年12月24日 21時05分35秒 | クリスマス
はぁい♪ミス·メリーよ♪
いよいよ今夜はクリスマス・イブね♪
チキンにケーキ、御馳走食べた?
来年の幸福と豊穣祈願で、今夜はたらふく美味しい物を食べなきゃねv
クリスマスに纏わる植物、第四夜はクリスマスの頃に赤く熟した実をつける、「リンゴ」を採り上げるわよ!

「リンゴ」はバラ科リンゴ属の落葉高木の一種で、その枝に生る実は世界中で食べられる魅惑の果実。
紀元前から栽培されていた歴史を持つ「リンゴ」は、世界各地の神話や伝説に重要なアイテムとして登場するわ。
ギリシャ神話…ケルト神話…ゲルマン神話…そして旧約聖書…様々な神話や伝説に登場する「リンゴ」だけど、共通するのは「神の食べ物」として、「楽園」に植えられており、食べた者は「不老不死を得る」点。

不老不死の象徴である「リンゴ」は、クリスマスツリーの装飾にも利用された。
一般的によく見られるクリスマスオーナメントに、赤い球状の物が有るじゃない?
あれって実は「リンゴ」を表しているんですって──ほら、生のリンゴを長期間ツリーに吊るしておいたら腐ってしまうし、重くて枝が折れる危険有るから。
それでプラスチック等の軽くて丈夫な素材で、「リンゴ」の代用品を造ったって訳。

クリスマスツリーも最初は「リンゴ」の木だったって説が有るの。
確かに、「リンゴ」の様に果実が生る樹木なら、食べ物を吊るす手間が省けるものね。
でも「リンゴ」の木は冬になると葉が枯れる広葉樹、冬至祭に祀る頃には見た目が寂しくなる為、だんだんと常緑樹を祀る様に変わったんじゃないかって考えられてるわ。

大昔から人のお腹を満たして来た「リンゴ」…寒い冬でも食べ物が有る幸福に感謝して噛み締めなきゃね!

それじゃあ、ここで今夜のクリスマスソングを紹介──真っ赤な「リンゴ」に準えて、「赤鼻のトナカイ」よ♪
1938年、アメリカ人のロバート・L・メイが娘の為に書いた童話、「ルドルフ」を元に、ジョニー・マークスが作詞&作曲した「Rudolph The Red Nosed Reindeer(赤鼻のルドルフ)」を、日本語バージョンにしたクリスマスソング。
こちらを参考に歌ってねv


今夜の話はこれでお終い、また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【赤鼻のトナカイ】




真っ赤なお鼻の♪
トナカイさんは♪
何時も皆の♪
笑いもの♪

でも♪ その年の♪
クリスマスの日♪
サンタのお爺さんは♪
言いました♪

暗い夜道は♪
ピッカピッカの♪
お前の鼻が♪
役に立つのさ♪

何時も泣いてた♪
トナカイさんは♪
今宵こそはと♪
喜びました♪


真っ赤なお鼻の♪
トナカイさんは♪
何時も皆の♪
笑いもの♪

でも♪ その年の♪
クリスマスの日♪
サンタのお爺さんは♪
言いました♪

暗い夜道は♪
ピッカピッカの♪
お前の鼻が♪
役に立つのさ♪

何時も泣いてた♪
トナカイさんは♪
今宵こそはと♪
喜びました♪



…こんばんは、びょりです。
旧約聖書でアダムとイブがエデンの園から追放される元になった果実は、一説ではリンゴでなくて他の果実だったって説も有ります。
世界各地の神話に登場する不老不死のアイテム「黄金のリンゴ」も、実はオレンジだって説も有ったりして、本当なら「リンゴ=不老不死の象徴」説が揺らいでしまいますが、太古からリンゴが栽培されクリスマスツリーを飾る装飾の1つだった事は本当みたいです。
ヨーロッパでは伝統に則り今でも生のリンゴをクリスマスツリーに飾る地域が見られるとか。

写真はJR東京駅近く、丸の内オアゾビル内の「丸ノ内ホテル」レストランにて、伝統のアップルパイの宣伝用サンプル。

↑サンプルを撮影するだけでなく、実際に食べました。
シナモンとナツメグが効いていて、めちゃくちゃ美味しかったですv
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2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2024年12月23日 20時42分06秒 | クリスマス
はぁい♪ミス·メリーよ♪
クリスマス間近の商店街は綺麗にデコレーションされて、まるで宝石箱みたいねv
そのクリスマスデコレーションでよく使われる、赤と緑のクリスマスカラーの彩りから人気の植物──そう、「ポインセチア」!!
今夜はトウダイグサ科トウダイグサ属の常緑性低木、「ポインセチア」をテーマに採り上げるわよ!

ちなみに「ポインセチア」は通名で、学術上の標準和名は「ショウジョウボク」。
酒好きの架空の大猿「猩々(しょうじょう)」の酔って赤くなった顔に喩えて、「猩々木」と呼ばれる様になったんですって。
ポインセチアの鮮やかな赤を、お猿さんの赤ら顔に擬える日本人の感性って、とってもユニークだわ。
一方キリスト教徒は「ポインセチア」の赤色を「キリストの血」に例えたの。
クリスマスシーズンに合わせる様に赤く染まる「ポインセチア」は、「クリスマスフラワー」の名でも呼ばれるけど、花弁に見える部分、あれ実は葉っぱ(苞)で、気温の低下に伴い紅葉した物なんですって!!

「ポインセチア」の原産国はメキシコ、向こうでは「ノーチェ·ブエナ」名で呼ばれているの。
意味は「素晴らしい夜」──メキシコではクリスマス·イブに起きた奇跡として、「ポインセチア」に纏わるこんな伝説が残されているわ。

メキシコの或る貧しい少女(少年との説も有)が、クリスマス·イブにイエス様へ贈り物をしたくても、買うお金が無い事を嘆き悲しんでいた。
それを知った少女の従妹は、「どんな細やかな物でも、心が籠もっているなら、イエス様はきっと喜ばれる」と彼女を慰めたの。
従妹の言葉に励まされた少女は、道端の草を摘んでブーケを拵え、教会に捧げようと持って行ったところ、なんと驚くなかれ!──ブーケは忽ち真っ赤な美しい花(葉っぱだけど)にミラクルチェンジ!
人々は少女の真摯な祈りにイエス様が心を動かされ、誰にも買えない贈り物を与えたのだろうと噂し合ったの。
めでたしめでたしねv

この伝説が当時アメリカ合衆国の初代メキシコ公使だったJ·R·ポインセットの耳に入り、いたく感動した彼がポインセチアを母国に持ち帰って、クリスマスの奇跡譚とセットで紹介した事により、ポインセチアはアメリカで瞬く間に人気の「クリスマスフラワー」になったって訳。
そしてアメリカに紹介したJ·R·ポインセットに因み、「ポインセチア」と名付けられたのよ。

ポインセチアが日本で紹介されたのは明治時代の事、以来、日本でもクリスマスに欠かせない花と言うか、植物になったわね。
「ポインセチア」はクリスマスカラーを体現する様に赤と緑で映えるから、近年はクリスマスツリーに並んで商業施設のディスプレイに使われるイメージだわ。
ただ1つ注意しとくと、「ポインセチア」は毒を持ってるから、絶対に口にしては駄目!
草に含まれる有毒成分が皮膚炎·水疱等を引き起こすから、あまり触れないようにした方が無難よ!

それじゃあここで今夜のクリスマス·ソングを紹介するわ──「サンタが街にやって来る」♪
ヘヴン・ギレスピー作詞、フレッド・クーツ作曲の、原題「Santa Claus is coming to town」を、神戸孝夫作詞の日本語バージョンを参考に歌いましょう♪
全く意味が異なるオリジナル版の歌詞に拘る人は、こちらを参考にね♪

今夜の話はこれでお終い、また明日の夜、楽しくクリスマス·ソングを歌いましょう♪



【サンタが町にやって来る】




さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

クリスマスイブを♪
指折り数えた♪
幼い思い出も♪ 今宵懐かし♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウンーー♪



…こんばんは、びょりです。
1825年に駐メキシコ公使の任命を受けたポインセットは、アメリカ大統領から国乗っ取りを目的に、メキシコ内で混乱を引き起こすミッションを受けた所謂スパイ。
実際にポインセットは反政府側に付いてメキシコの政治を掻き回したが、やがて政府軍にその活動を見破られて国外退去処分となり、已む無く母国アメリカに持ち帰ったのが「ポインセチア」だそうな。
「ポインセチア」の名の由来になった男の、まさかの血腥いエピソードは、「ポインセチア」のクリスマス奇跡譚が霞むインパクトである(汗)。

写真は去年撮影したハウステンボス、パサージュの華やかなクリスマスポインセチアデコレーション。
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2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その2

2024年12月22日 17時02分01秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
昨日は冬至だったけど、貴方のお家では何食べた?
南瓜?うどん?…それとも「お粥」?

以前もお話した覚え有るけど、欧米では冬至に「ミルク粥」を食べる伝統が一部地域で見られるの。
イギリスでは冬至の頃に食べるお粥を「クリスマスポリッジ」と呼び、これを固形化した物が「クリスマスプディング」になったって説が有るわ。
冬至の頃に「お粥」を食べる風習は、古代ケルトの農耕神ダグダが、一年の節目に地上の作物全てを大釜で掻き混ぜ、お粥を作ったとの神話から生じたとされてるの。
日本の一部地域で旧正月に食べられる小豆粥や、沖縄で冬至に食べる「トゥンジージューシー」って雑炊も、ひょっとしたら同じ様な神話が由来かもしれないわね。

「トゥンジージューシー」については、メリーも沖縄に居る友人に聞いたばかり、なんでも豚肉ニンジン椎茸それから里芋をお米と一緒に煮て作るんだそうよ。
身体がポカポカ温まる上、健康に良さそうねv

雑談はここまでにして、第二夜に採り上げるクリスマスの植物は「樅(もみ)」──と言えば「クリスマスツリー」でお馴染みだけど、キリスト誕生以前のクリスマスが未だ「冬至祭」だった時代は、「樅」でなくて他の木を飾り立てる事がポピュラーだったそうなの。
古代ギリシャでは羊毛を巻いてパンや果実を吊るしたオリーブの枝、古代インドでは果実や装飾品で飾った15mもの大竹…これって日本の七夕の笹飾りに似てるわね。
古代ローマの冬至祭「サトゥルナーリア祭」では、酒神バッカスの小さな仮面を吊るした松の木を祀った記録が残されてるそうよ。
現在見られるクリスマスツリーの元祖が誕生したドイツでも、古代は樫の木を飾り立てて冬至の日に祀ったと云われてる。
真冬でも青々と葉を繁らせる常緑樹に不滅の生命を見た古代人は、一年で太陽の力が最も弱まる冬至に、常緑樹を食べ物や綺麗な布や色紙で飾って、樹の生命力に肖ろうとしたのね。

こうした樹木信仰は、キリスト教が勢力を強めて行く時代に、異教の風習として弾圧されたの。
キリスト教徒は布教する道々で異教徒の神木を切り倒し、キリスト教への改宗を迫るも、激しい反発を招いたものだから、「樅の木」のみ特例で祀る事を許したの。
「樅の木」のシルエットは、キリスト教における「三位一体」の教義を表す様に、美しい三角形を描いている…また「樅の木」の枝はキリスト教のシンボルの十字架に似ている…事が、キリスト教徒達の赦しのポイントになったらしいわ。

「樅の木」──「ヨーロッパモミ」はマツ科モミ属の常緑針葉樹で、別名「白モミ」。
ちなみに日本特産種の「モミ」は、比較的温暖な地域にも自生する樹木で、鹿児島県屋久島でも見られるとか。
日本ではその名前の読みから昔は庭に植えると「家の中でもめ事が起きる」と忌み嫌ったそうだけど、欧米化した現代ではクリスマスシーズンに気にせず家中や町中で「樅の木」を飾ってるわね(笑)
もっとも「樅の木」は飾るのに不適合な弱い樹木という事で、近年の欧米や日本ではマツ科トウヒ属の「オウシュウトウヒ(ドイツトウヒ)」を飾る機会が増えてるそうよ。

それじゃあここで今夜のクリスマス・ソングを紹介、タイトルはズバリ──「もみの木」よ♪
古来からドイツ北部に伝わる民謡に、ドイツ人のヨハン・アウグスト・ツァルナックと、エルンスト・アンシュッツが共同で歌詞を付けた歌で、原題が「O Tannenbaum」──ドイツ語で「樅の木」。
翻訳家で童謡詩人の中山知子が作詞した日本語版を参考に歌ってね♪

今夜のお話はこれでお終い!
また明日、楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【もみの木】




樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪
樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪

輝く♪ 夏の日♪
雪降る♪ 冬の日♪

樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪


樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪
樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪

喜び♪ 悲しみ♪
優しく♪ 見守る♪

樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪


樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪
樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪

雨にも♪ 挫けず♪
風にも♪ 折られず♪

樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪


…こんばんは、びょりです。
針葉樹のドイツトウヒは樅の木以上にシルエットが美しい為、近年は樅の木以上にクリスマスツリーとしての需要が高いらしいです。
家の近所の駅前にもドイツトウヒが植えてありますが、クリスマスを迎えても特に飾りません…何の為に植えた?

写真は「KITTE丸の内」の1階吹き抜けロビーに今年登場した、全長約13.5mの本物の樅の木による「ブリーズツリー」。
いや~~映える!!(笑)
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