瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

クリスマスには歌を歌おう♪その12

2005年12月26日 19時12分24秒 | クリスマス
――ラスト、12曲目~♪







              『We wish you a Merry Christmas』





We wish you a Merry Christmas♪

We wish you a Merry Christmas♪

We wish you a Merry Christmas♪

And a Happy New Year♪


Good tidings we bring to you and your kin♪

Good tidings for Christmas and a Happy New Year♪




We wish you a Merry Christmas♪

We wish you a Merry Christmas♪

We wish you a Merry Christmas♪

And a Happy New Year♪




Now bring us some figgy pudding♪

Now bring us some figgy pudding♪

Now bring us some figgy pudding♪

And bring some out here♪




We wish you a Merry Christmas♪

We wish you a Merry Christmas♪

We wish you a Merry Christmas…♪



…And a Happy New Yearーー♪





…この歌だけは英語でないと格好付かないんで、英語で。(笑)

殆ど繰り返しだしね~…なるたけ早いリズムで歌った方がノリ良くなります、なんなら隣に居る人と手を繋いでクルクル踊り回ってみましょう。

大木を囲み回れれば尚良し、室内でしたら大黒柱を囲んで踊り回っても良し。

大黒柱が心許ない場合は外出て近場の電信柱を囲んで。

で、ラストの「And a Happy New Yearーー♪」の所だけは動き止めてゆったりと、一言一句、心篭めて発音する感じで。(←って何歌唱指導出してるんだ?)


「クリスマス終ったのに未だ歌ってるんですか~?」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、実際にはクリスマスむしろ始まったばかしでして。


実はキリスト教圏で言うクリスマスとは『十二夜』、12/25~1/6までの夜の事を言います。

12/25の午前零時より始まり、明けて1/6になるまでの間…本当のクリスマスは1日では終らないんですよ。

その証拠にマザーグースには『クリスマスの12日』って詩が有るし(←これは曲も付けられ歌にもなってる)、シェークスピアは『十二夜』ってタイトルで作品を著してる。

仏教国である日本には正月が有る為、12/25過ぎたらお仕舞いにしてクリスマス飾りも下ろしちゃいますが、特にカトリック圏では2/2の『キャンドル・マス』と言う聖母マリア清めの祝日まで、クリスマス飾りはそのまま下ろさず飾ったままにしとります。


2/2まで飾っとく…と聞いて、勘付いた方も居られるかと思いますが…翌日は節分、立春ですね。


最も最古の北欧圏でのクリスマスは、収穫し終わった後~春が来るまでの間、冬の間中ずぅ~~っと行っていた祭だったそうです。

10月終盤~2月初め頃までの約4ヶ月間…1年の1/3もの間、祭やってた事になりますな。



「昔の人は暇人だな~」と思ったでしょ?その通り、暇だったんだと思います。(苦笑)


北欧の冬は厳しく雪で何ヶ月も閉ざされ、出来る事なんて限られてたでしょう。


北欧神話には冬の間、主神オーディンの亡霊が軍勢率いて国中駆け回るという、伝説が残っています。

『荒々しい嵐の魔群(ウィルデヤークト)』、『夜の狩人(ナハトイエーガー)』と呼ばれるそれらを目にした者は、引き擦り込まれて死の世界へと連れてかれてしまうのだそうな。(←夢の無いイメージですが、実はこれもサンタの原型の1つらしい)

私は雪国に住んでないですが、田舎の家が雪深い山奥に在りますんで…冬遊びに行った時なんかはそう考えてしまう気持ち解らないでもないなと…。


びゅうびゅうごうごうと闇の中で吹き荒ぶ風の音は確かに恐ろしい、早く夜が明ければ…と願ってしまう。

雪が降り積もり、己の声すら届かぬ中……音も立てずに吹雪に乗って魔物達がやって来る様な……

だから火を焚き、冬中どんちゃん騒ぎをしてようと考えたんではないでしょうか?

早く春よ来てくれ、明るい日の光よ出てくれ、そんな願いを篭めて。


『十二夜』は『十二燻夜』とも呼ばれています。


曰く、この間は恐ろしい魔物が跳梁跋扈するので、家や家畜小屋を煙で燻してお清めする習慣が残ってるそうな。

先祖の霊も帰って来るので、墓参りしたりもする。


…大きな自然現象の前に人間は為す術が無いので、せめて歌って踊って食べて呑んで精々景気付けしようとしたんじゃないでしょうかね?

そんでこの辛い冬乗り越えられりゃ暖かい春が来る事解ってますから、来る年(春)を無事に迎えさせて下さいよ~と神様に祈ったと。


時代を経てそれらの慣習が『クリスマス』となってった…真に歴史はミステリー。


日本は幸い世界的に見て温暖な方の国らしく、冬至関わりと思しきものはあんま残ってないですが、『なまはげ』とか『節分』とか無い訳でもない。

この2つの行事を辿ってくと、実は北欧圏のクリスマス行事に繋がる。



世界に在る全ては、同一の物・事から始まってるのだな~としみじみ。


「君が居て、僕が居る(←吉本?)」、何も無い所から生まれて来るなんて有得ない、「余は生まれながらにして将軍で在った」??…んな奴居るかい。(笑)


特に人間は言語を用いて人に伝えていく生物なのだなと悟った歴史の旅でした、不思議、はっけーーん!



【参考文献】

『クリスマス小事典(遠藤紀勝氏、大塚光子氏、共著 教養文庫)』
『ヨーロッパの祭と伝承(植田重雄氏著 早稲田大学出版部)』
『誰も知らないクリスマス(舟田詠子氏著 朝日新聞社)』
『年中行事を科学する(永田久氏著 日本経済新聞社)』
『角川書店発行のワールドミステリーシリーズ』
『年中行事事典(西角井正慶編 東京堂出版)』
『クリスマス・ウォッチング(デズモンド・モリス 屋代通子訳 扶桑社)』
『ギリシャ神話』
『ローマ神話』
『北欧・ケルト神話』
『グリム童話』

その他色々…済みません、今出先なんで、著者等はっきりしない本が多いです、分ったら書き足しときます…っつか、こんだけ本読んで勉強する意欲、受験期に発揮してりゃあ東大だって行けただろうに、自分…。(自嘲)



――皆様、読了感謝!(←何か此処で切り良くブログ止めたい気がして来た…)(笑)







明日からはまたダラダラ連載の続きを書いてく予定です。


実はこのクリスマスソング連載のがよっぽど閲覧数バカ高かったんすが!!(大笑)


惜しいね~、いっそ暫くずっと歌ってるべきか!?(笑)


「歌は良いね。人類が生み出した文化の極みだよ。…そう思わないかい?碇シンジ君。」(←エヴァンゲリオン)



あ、でもこのクリスマステンプレートは暫く続けます。


――2/2まで!!(←別に不精して片付けない訳じゃないですよ?)(笑)





写真の説明~、去年の写真ですが(…)、ハウステンボス、ステンドグラスギャラリーショップ『ビス』の店内を写した物。

現在『パサージュ』という屋内ショッピングモールに引っ越してしまいましたが…以前在った場所のが自分は良かったな~と思った。

だって、以前在った場所だと店内に陽が射し込み、それが商品のステンドグラスに反射して凄く綺麗だったのに…色硝子の影が壁や床に映り込んで、ゆらゆら揺らいで見えてさ…屋内じゃ陽が射し込まないじゃん。(涙)

パサージュ引っ越したからって、売上あんま変るとは思えないんだけどな~。(むしろ逆効果じゃないすかね…?)(汗)





後ですね、ブックマークに推奨ブログ2件追加しました。

1件目はち…もとい、ボヘミアンさんの『ハウステンボス紀行』…ハウステンボスに在るお土産店を非常に細かく紹介しておられるブログです。

ハウステンボスに興味持たれて行こうかな~と考えた方は、是非御訪問されてみて下さいませ。

旅の楽しみの大部分は食事にお土産探し、観ないで行っちゃうとマジ損ですよv


2件目は以前紹介しました地元在住ハウステンボスファンmattarinonbeさんのブログの内の1つで『ハウステンボス雑感』…ハウステンボスの更に奥深い魅力を知りたい方は必見です。

写真が非常に美しく、写真集としても楽しむ事が出来ますよv

…mattarinonbeさんのブログに関しては未だ御本人に報告してませんで…済みません、土曜までには必ず挨拶に伺いますんで。(汗)
コメント (5)
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