瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

2024年、クリスマスには歌を歌おう♪その12

2025年01月01日 18時10分41秒 | クリスマス
ハッピーニューイヤーーー♪♪
2025年の幕開けね!!
新たな年に期待が膨らむと共に、皆とのお別れが近付いてると思うと、メリーとっても寂しいわ…
十二夜の間続けて来たこのシリーズも今夜で最後、メリーは遠い北の国に帰らなきゃならないの。
でも次のクリスマスに、またここへ戻って来るから、それまで忘れないでね!
シリーズ最後の、十二夜目に採り上げるのは──ユールの「丸太」!
…って、これまで挙げて来た「クリスマスに纏わる植物」の範疇から外れるけど、元植物って事で大目に見てねv

先ず「ユール」について説明すると、古代ヨーロッパのゲルマン民族やヴァイキングの間で行われた冬至祭を指す言葉よ。
「ユール」は後にキリスト教化を受けて「北欧のクリスマス」を指す言葉に変化したけど、キリスト教化以前の冬至祭を下敷きにした為に、キリスト教とは結び付かない独特な習慣が残ったの。
その一つが「ユール·ログ」、又は「ユール·ブロック」、「ユール·クロッグ」とも呼ばれる習慣。
「ログ」は「丸太」、そして「ユール」の元々の意味は「季節の変わり目」を表す言語だったそうだけど、後に「冬至」を表す様になった──つまり「ユール·ログ」は「冬至の丸太」ってわけ。

どんな習慣か具体的に説明すると──

①冬至祭を前に各家で森に入り、良い感じの樹木を選んだら、伐採して常緑樹の葉やリボンで飾り、家まで引き摺って運ぶ。
②家の前で運んで来た樹木にワインや穀物を振り掛け、客人の如く家の中へ丁重に招待する。
③薪にする為に乾かし、クリスマス当日の朝、暖炉へ入れて点火。
④十二夜の間、火を絶やさぬよう、燃やし続ける。
⑤十二夜終えて燃え残った部分は、次の新しい「ユール·ログ」に火を点ける用に、大事に1年間保存する。

──大体こんな感じ、もっと詳しい仕来りを知りたい方は、メリーの過去記事を読んでねv

選ぶ樹木の種類は特に決められてなかったみたいで、ミズナラ、ハシバミ、カバノキ、オーク、オリーブ、ブナ、果樹などの実を付ける樹が好まれたようよ。
この習慣で大事なのは樹を森で伐って家に運び入れる事だった…何故なら昔の人は森の樹木に生命力が宿ると信じたからなの。
だから今で言うホームセンターで丸太を買うような行為はタブーとされたのね。
日本では「鬼は外、福は内」って唱えながら豆を撒く節分の行事が在るけど、北欧では恵みをもたらすものが外(森)に居ると考えられたの。
それだけ北国の冬が厳しい事を表してると思うわ。

「ユール·ログ」を燃やして出た灰にも、雷避けや病気を治す効果が有ると考えられたから、大事に取って置いて、有事には口にしたんですって。
その習慣が由来となり生まれたのが、フランス発祥のクリスマスケーキ、「ブッシュ·ド·ノエル」って云うわ。

「ユール·ログ」の起源は中世ドイツと云われるけど、一説には古代メソポタミア文明まで遡れるとか…冬至に世界を滅ぼさんとする怪物と古代メソポタミアの太陽神マルドゥクが闘うのを、古代の人々が怪物の木像を造って焼いた事で助けた…との伝説が「ユール·ログ」の原型になったって説が在るわ。
「ユール·ログ」の習慣はヨーロッパ中で流行ったものの、19世紀末頃から急速に廃れて現在では見られなくなった。
廃れた理由は暖炉が一般家庭から消滅したからって考えられてる…なんだか寂しいわね。

それじゃあここで雰囲気明るくする為にも、今夜のクリスマス・ソングを紹介するわ‼──「We Wish You A Merry Christmas(クリスマスおめでとう)」♪
もはや説明不要でしょうけど、イギリスで古くから歌われているクリスマス·キャロルよ。
歌う時はこちらを参考にねv

これにてメリーの今シリーズはお終い!
皆、次のクリスマスまで元気で…またクリスマス·ソングが聞える頃になったら、メリーの事を思い出して!
A Merry Christmas and a Happy New Year to You♪



【We Wish You A Merry Christmas】




We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

Good tidings we bring to you and your kin♪
Good tidings for Christmas and a happy New Year♪

Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
And a cup of good cheer♪

We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
So bring it right here♪


We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

Good tidings we bring to you and your kin♪
Good tidings for Christmas and a happy New Year♪

Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
And a cup of good cheer♪

We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
So bring it right here♪

We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪


【訳】
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

良い知らせを持って来たんだ、貴方と、貴方の家族に
クリスマスが来たんだ、そして新年おめでとう

早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
それから、ちょっとした御馳走も

食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
ほら、だから早く持って来て


クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

良い知らせを持って来たんだ、貴方と、貴方の家族に
クリスマスが来たんだ、そして新年おめでとう

早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
それから、ちょっとした御馳走も

食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
ほら、だから早く持って来て

クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも



…新年明けましておめでとう御座います、びょりです。
去年末から今年初めまで、今回も見事にやり遂げてくれたミス・メリーに感謝!
でも来年もここへ戻って来る積りなのか~う~~む💦

取敢えず記事で埋めてくれたミス・メリーへの感謝の意から、1月6日迄はこのタイトルのままにしておきます。
画像は2022年ハウステンボスのトイレを飾っていたクリスマスデコレーション、スタッフの手作りだそうで尊敬しちゃいます。
2025年が皆様と自分にとって幸いなものになるよう…今年こそ大地震や大事故が起きない事を祈りつつ、お別れ致しましょう──また会う日までサヨナラ~~‼
コメント
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