ミス・メリーのクリスマス雑学講座♪

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あにめぞん感想、ざっくばらん1

2011年09月18日 16時00分35秒 | 漫画&アニメ
タイトル書こうとして一瞬、「あれ?ざっくばらんだっけ?ざっくらばんだっけ?」と、悩んでしまった。(汗)
「ざっくばらん」で正解なのだが、「ざっくらばん」の方が語呂良く感じられるから困る。
「てもちぶさた」?「てもちぶたさ」?とか日本語難しいネ~。(左が正解)
なんて事はさて置き、今週水曜~東京MX局で「めぞん」の再放送が始まった。
(→http://www.mxtv.co.jp/maison/)

懐かしい…学生だった頃を思い出す。
実は「うる星」ほど熱心に観ておらず、単行本1巻も買わなかったのだけど、当時は留美子先生の人気絶頂期で、「全作品追ってこそ留美子ファン」という風潮が、無きにしもあらずだったような。
だから「うる星」と「めぞん」はファンが結構重なってるんすよ。
「うる星」ファンが成長して「めぞん」ファンになるって感じ。
「らんま」からその傾向が崩れ出した、「うる星」から「らんま」に流れたファンは多かったろうけど、合わずに何時しか離れてった人も結構居たかと。
自分が「めぞん」の単行本を買わなかった理由は、既に終了が囁かれるほど長く続いていた事、「うる星」以上に恋愛色が強く肌に合わなかった事。
それでも全巻立読みしたし、アニメも全話観た。
個人的に漫画は所謂ルーミックシリーズの中で1番の完成度だと考えてる。
キャラクターの心情描写、台詞に唸らされるのです。
絵も「めぞん」の後半期が1番美しかったなと…それ以前の絵も妖しくて好きなのだけど。

再放送を機に、これから週1ペースで感想を書いて行こうと思いましてな。
何処まで続けられるか解らず、でもなるべく長く続けてく為、タイトル通りざっくばらんに。(汗)
原作の完成度があまりに高かったせいで、当時アニメ版はかなり批判されていた。
ファンから送られた批判の手紙が雑誌に載り、新聞にまで投書され(と聞いた)、局に批判の電話が届いたりもしたそうな。
それだけ年長者のファンから期待を寄せられてたわけで、制作スタッフはさぞ作り難かったに違いない。
この上ネットが普及してたら、どんな事態になってたか…想像するだに恐ろしい。
約2年間放送されたTVアニメで3度も監督が変る異常事態。
自分が観ててもアニメめぞんはふらふらしてるよう感じられた。
でも絵は毎回綺麗だった、大きく崩れる事は殆ど無かった、そこに制作スタッフの作品への愛情を感じた。
作画の美しさに注目する、というのがアニメめぞんの、重要な楽しみ方かもしれない。

…何時もながら前置きぐだぐだと長いね。(汗)
え~とにかく、適度に月日も経ち、漫画も程好く忘れ、かえって原作との違いに拘らず、感想を書けるんじゃないかと考えたのです。
何時まで続けられるか解らないけど、MX局の再放送を観る事ができる往年のファンは、どうか一緒に懐かしく思い出して下さい、あの頃の情熱を。
再放送を観る事ができない往年のファンだってウェルカム。
故きを温ねて新しきを知りたい方も宜しければ…「あにめぞん」感想記、始まりで御座います。



・第1話「お待たせしました!私が音無響子です!!」 脚本:土屋斗紀雄 コンテ・演出:やまざきかずお 作画:河南正昭

…「うる星」の後番組として、「うる星」後半期のスタッフが引継ぎ作ったというのが良く解る。
「うる星」アニメ後半期の良さ悪さをそのまま引き継いでるから。
絵は可愛く綺麗なんだけどテンポが悪い、前半すっ飛ばして観ても話理解できるんだもんな。(汗)
ぶっちゃけタイトル出るまでの宴会シーンは必要無かったと思う。
2回も宴会シーンを入れた事で、くどい印象を持ってしまった。
もっと言えば響子さんが一刻館に来るまでのシーン全て要らなかった。

やまざき氏の演出の特徴は「繰返し」。
朝登場した子供3人組が夕に一刻館の門前を過ぎてったり、朝登場した町のおっさん組が夜仕事終えて通りを歩いてく等々。
行動台詞に至るまで重なるように描くのです。
個人的に嫌いな演出じゃないんだけど、単調になって飽きられる恐れが有る。
口を揃えて「可哀想に~」、「心配だねぇ~」と言うおっさん組は、繰返す意図からしたのだとしても、単調でつまらなく感じちゃうのよ。

それとやまざき氏は「うる星」の頃から街というものに強い拘りを持ってるよう感じられた。
この回でも一刻館より、時計坂と言う町そのものを描写している。
結果一刻館が主な舞台である事が曖昧になってしまい残念。
まだ作品を掴み切れていないなと。

それはアニメーターも同じで、キャラがやたらオーバーコミカルアクション。
響子さん登場シーンでやたら間をもたせたり(これはコンテの問題か)、極めつけは「あの…あなた、男も覗くんですか?」での、画面がヒヨコで埋まるシーンでしょう。(あそこも思えばテンポ悪かったな)
昔はつい笑っちゃったけど、大人になってから観ると恥ずかしい。(笑)
もっとも原作でも第1話は「うる星」ノリのギャグを引き摺ってた(四谷さんの丸太突通しとか)。
原作通りに作ったからこそ、アニメも「うる星」から脱し切れないノリに、感化されてしまったのかも?

他四方山、気付いた点等…

・オープニングでの響子さんのローラーダッシュが懐かしい…「不意に悲しみはやって来るけど、仲良くなってみせるわ♪」、作品に合った良い歌詞だなぁと。
・今や大人気声優、林原さんの出世作があにめぞんだったり。
・あたる、しのぶ、メガネにそっくりの子供は、スタッフからルーミックファンへのサービスっすね。(笑)
・迷っといて客に道を訊かせる引越屋のやる気無さ。
・朱美さんが階段に座って喋るシーン、段々と下がる目線に期待が高まった自分は、スタッフの狙い通り単純助平だなと。(笑)
・響子さんが引っ越しで走り回ってる後ろで、引越屋も荷物を上げ降ろししてるのが細かい。
・「落~ちて行きましょ奈落のそ~こへ♪」…頑張ってる人が丁度多いだろう御時世に不謹慎なっ。(笑)
・賢太郎の「やめてよ恥ずかしいよ!!」は、原作通り響子さんのストリップに、ちゃんとかぶせて欲しかった、「恥ずかしい」の前に「母ちゃん」入れたらギャグ不完全だし、五代に嘘だと見抜かれるじゃないか!!(それでも彼は騙されたが)
・エンディングで流れる歌詞はオリジナル版とは違ってる、「瞬き1つが♪ときめき♪駆り立て♪」→「触れるほど近く♪唇♪胸元♪」、「切な過ぎる♪」→「ままならない♪」と変ってたりする…何故~?
・しかし「めぞん」のオープニング&エンディングは豪華だなぁ、今だったら実現難しいだろう。

(個人的評価) 脚本△ 演出△ 作画△ …悪くはないが凡作だったなという感想。

…結局長く書いてるし(汗)、途中で疲れてやめないよう、次回からはツイッターの如く短く行く予定。 

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2 コメント

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まさに青春ど真ん中! (もりぴ。)
2011-09-18 22:06:49
今晩は、びょりさん~再放送が見れない往年のファンですもとい、もりぴです。

やァ『めぞん一刻』ですか~懐かしさがこみ上げて来ますねぇ。ビックコミック・スピリッツの創刊号から連載されて(だったかな?)~当時は月刊誌だったので次回が待ち遠しく思ったものです。勿論アニメも毎回欠かさず見てました。絵が特に綺麗だったのを覚えてます。登場人物の中では、やはり五代君に感情移入してましたねぇ~自分と重ねて、切なくなってました…ハハ。

コレから“ざっくらばんに”語られる、『あにめぞん』を楽しみにしております
お仕事大変でしょうが、おカラダを大切に~。






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近場の温泉から愛をこめて (びょり)
2011-09-23 13:20:55
こんにちは~もりぴさん!
やぁ、もりぴさんとは観てるアニメが重なってる気が致しますよ。(笑)
スピリッツが月刊誌だったのを知ってる事から、私より1世代上くらいと見た。(と余計な詮索…)
あにめぞんは今観ても絵がとても綺麗だなと。
今度こそ最終回まで放送し切って欲しいものです。

コメント有難う御座いましたv
次回のざっくらばん感想にもご期待下さい。(笑)
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