はぁい♪ミス・メリーよ♪
地震に津波…ありとあらゆる災害に見舞われた年も、あと数時間で終ろうとしてるわね。
今年、1年を表す一文字に選ばれた漢字は「絆」、けれど伸ばした手が間に合わずに、全てを失くしたまま残されてる人達が大勢居るわ。
今夜紹介するのはアンデルセン物語の中の有名な1編――「マッチ売りの少女」。
新年を目出度く迎えられる人が居る一方で、迎えられない人が居るのを、忘れてはならないと思うのよ…。
「それは酷く寒い大晦日の夜の事、辺りは真っ暗で、こんこんと雪が降っていました。
寒い夜の中、みすぼらしい1人の少女が歩いていました。
何処へ行くという当ても無く、帽子も被っておらず、裸足です。
家を出る時に履いていた木靴は、元はお母さんの物だった為ブカブカで、道路を突進する2台の馬車を避けた時、脱げて失くしてしまったのです。
裸の足は寒さで腫れて、青じんですらいます。
少女の古びたエプロンの中には沢山のマッチが入っていて、手の中にも1箱持っていました。
1日中売り歩いても、買ってくれる人は1人も現れませんでした。
少女の肩でカールしている長い金色の髪の毛に、雪の欠片がぴゅうぴゅうと降りかかります。
どの家の窓も灯りが明々と点いていて、お腹がグゥとなりそうなガチョウの丸焼きの匂いがしました。
そっか、今日は大晦日なんだ、と少女は思いました。
1つの家が隣の家よりも通りに出ていて、影になっている場所が有りました。
地べたに少女はぐったりと座りこみ、身を縮めて丸くなりました。
少女には、家に帰る勇気が有りません。
何故なら、マッチが1箱も売れない内に帰ると、お父さんがほっぺを打つのです。
小さな少女の手は今にも凍えそうでした。
そうです!マッチの火が役に立つかもしれません。
マッチを箱から取り出して、壁で擦れば手が温まると、少女は考えました。
マッチを1本取り出し――「シュッ!」と擦ると、マッチがメラメラ燃え出しました!
まるで大きな鉄のだるまストーブの前に居るみたいでした、いえ、本当に居たのです。
目の前にはピカピカの金属の足と蓋の付いた、だるまストーブが有るのです。
少女はもっと温まろうと、だるまストーブの方へ足を伸ばしました。
すると、マッチの火は消えて、だるまストーブもパッと無くなってしまい、手の中にはマッチの燃えかすだけが残っていました。
少女は2本目のマッチを壁で擦りました。
すると火は勢い良く燃え出し、眩しい光に照らされた壁が、ヴェールの様に透き通ったかと思うと、いつのまにか部屋の中に居ました。
テーブルには雪の様に白いテーブルクロスがかかっていて、豪華な銀食器とガチョウの丸焼きが載っていました。
ガチョウの丸焼きには林檎と乾燥桃の詰め物がしてあって、湯気が立っておりとても美味しそうです。
不思議な事に、ガチョウが胸にナイフとフォークが刺さったまま、お皿から飛びおりて床をよちよち歩き出し、少女の方へ向かって来ました。
その時、またマッチが消えてしまい、少女の前の壁は元の通りの、冷たく湿ったぶ厚い壁に変っていました。
3本目のマッチを擦ると、少女は綺麗なクリスマスツリーの下に座っていました。
ショーウィンドウの中にある鮮やかな絵みたいに、ツリーの周りの何千本もの細長い蝋燭が、少女の頭の上でキラキラ輝いています。
少女が手を伸ばそうとすると、マッチはふっと消えてしまいました。
沢山有ったクリスマスの蝋燭は皆、ぐんぐん空に昇っていって、夜空に鏤めた星達と見分けがつかなくなってしまいました。
一筋の流れ星が――すぅっと黄色い線を描くのを見付けた少女は、「誰かが死ぬんだ……」と呟きました。
唯一少女を愛してくれたお婆さんが、「人が死ぬと、流れ星が落ちて命が神様の所へ行く」と、生前話していたからです。
少女は4本目のマッチを擦りました。
少女を包み込む温かい光の中、優しかったお婆さんが立っていました。
お婆さんは生きていた頃と変らないまま、穏やかに優しく笑っていました。
『お婆ちゃん!』と、少女は大声を上げました。
『ねぇ、私を一緒に連れてってくれるの?でも……マッチが燃え尽きたら、お婆ちゃんも何処かへ行っちゃうんでしょ!?温かいストーブやガチョウの丸焼き、大きくて綺麗なクリスマスツリーみたいに、パッと消えちゃうんでしょ……!』
少女はお婆さんが消えてしまわないよう、マッチの束に残らず火を灯しました。
まるで昼間の様に明るい光の中、お婆さんは昔みたいに少女を腕の中に抱き締め、ふわっと浮び上がった2人は、空の向こうの、ずっと遠い所に在る光の方へ、高く高く昇っていきました。
朝になると、みすぼらしい服を着た少女が壁に寄り掛かって、動かなくなっていました。
頬は蒼褪めていましたが、口元は笑っていました。
大晦日に少女は寒さの為死んでしまったのです。
1年の1番初めの太陽が、1体の小さな亡骸を照らしていました。
少女は座ったまま、死んで硬くなっていて、その手の中にはマッチの燃えかすの束が握り締められていました。
『この子は自分を温めようとしたんだ……」と、人々は言いました。
でも、少女が不思議なマッチで、綺麗な物を見た事も、お婆さんと一緒に新しい年をお祝いしに行ったのも、誰も知らないのです。
誰も……
また、新しい1年が始まりました。」
クリスマスでも正月でも、目出度い日だって普段と変らず、悲しい目に遭う人は居るわ。
作者のハンス・アンデルセン・クリスチャンは、自身も貧しい家庭に生まれ、この物語は母親の思い出話を元に、書いたと云われてるの。
少女の死は勿論だけど、誰も少女に目を向けない事が、何より切ないわ。
サンタクロースが性善説の上に成り立ってるとしたら、この物語は反対に性悪説の上に成り立ってるのね。
可哀想な少女を見逃せない良心を、メリー忘れずに持って居たいわ。
それじゃあ最後にクリスマスソングの紹介――賛美歌第2編128番、「God Rest You Merry, Gentlemen(世の人忘るな)」!
イギリス人のウィリアム・サンズが蒐集した、古くからイギリスで歌われてるクリスマス・キャロルの内の1つよ。
かつてはクリスマス・シーズンになると、家を廻ってクリスマス・キャロルを歌い、お金を貰う習慣が有ったのだけど、この歌はその際頻繁に選ばれてたそうなの。
歌い終わったところで今夜はお終い、今年のクリスマスもお付き合い有難う♪
まだ明日が残ってるけど、来年のクリスマスも宜しくね♪
【世の人忘るな ― God Rest You Merry, Gentlemen ―】
(英語バージョン)
God rest you merry, gentlemen♪
Let nothing you dismay♪
Remember Christ our Savior♪
Was born on Christmas day♪
To save us all from Satan's pow'r♪
When we were gone astray♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
From God our heavenly Father♪
A blessed angel came♪
And unto certain shepherds♪
Brought tidings of the same♪
How that in Bethlehem was born♪
The Son of God by name♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy ♪
The shepherds at those tidings♪
Rejoiced much in mind♪
And left their flocks a-feeding♪
In tempest, storm, and wind♪
And went to Bethlehem straightway♪
This blessed babe to find♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
But when to Bethlehem they came♪
Whereat this infant lay♪
They found him in a manger♪
Where oxen feed on hay♪
His mother Mary kneeling♪
Unto the Lord did pray♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
Now to the Lord sing praises♪
All you within this place♪
And with true love and brotherhood♪
Each other now embrace♪
This holy tide of Christmas♪
All others doth deface♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
(日本語バージョン)
世の人忘るな クリスマスは♪
神の御子イェスの 人となりて♪
御救い賜える 良き日なるを♪
喜びと慰めの♪
訪れ♪
今日ここに来たりぬ♪
野に群れを守る 牧人らに♪
御使いは告げぬ 恐るな、聞け♪
この良き知らせを 世の民らよ♪
喜びと慰めの♪
訪れ♪
今日ここに来たりぬ♪
※よううつべの前半はアメイジング・グレース、歌う際は後半にマウスで持ってってください。
(↓から、びょり記)
…文中にクリスマスツリーが出て来るんで、クリスマスの出来事と思われがちだけど、読んで解る通り大晦日の話です。
しかし元のクリスマスは聖クリスマス~エピファニー迄の十二夜を指してる事を考えると、これもクリスマスの話に含められるんではと。
しかし辛い、読んでてマジ泣きしてしまった…。
新年を目出度く迎えようって日に、なんてものを紹介するんだミス・メリー!
個人的に蛍の墓と並ぶトラウマ話です。
グリムは雰囲気的暗さだが、アンデルセンは感情的暗さが漂ってると思う。
「パンを踏んだ娘」なんかも、あんまりだ!と言いたくなる。(汗)
つか赤い靴といい、パンを踏んだ娘といい、人魚姫といい…アンデルセン童話でハッピーエンドを迎えたヒロインは殆ど居ない。
「白鳥の王子」のヒロインが珍しく幸せになってるぐらい?
今回の写真は…今回紹介された話の後だと挙げ難いんすが(汗)…恵比寿に在るウェスティンホテル東京のクリスマスです。
ロビーに豪華なクリスマスツリーが何本も立ってて圧倒された。
階段の手摺にもオーナメントが煌き繋がり、アーチと共に2階へと続いてた。
特に人目を惹いてたのが、雪山鉄道のジオラマ。
トンネルをミニ汽車が走り抜けてくのです♪
中央には一際大きいクリスマスツリーが3本(だったか?)、周りには可愛い縫ぐるみが堆く積まれてた。
御伽の世界に包まれたロビーを、大勢の人がカメラに収めてた。
ただ、花があまり飾られてなかったのは意外だった。
ロビーのティーラウンジでアフタヌーンティー楽しんで来ました。
硝子のティーカップとは珍しい。
フィンガーサンドウィッチは定番のトマトとキュウリとサーモン。
ピクルスが美味しかったですv
白い小さな器に詰めてあるのは、スコーン用のクロテッドクリームとジャム。
右はスコーンとシュトーレン。
左はケーキやゼリー等、サンタ人形が刺さったショートケーキから時計回りに、ナタデココ入りオレンジゼリー、紅茶のパウンドケーキ、イタリアのクリスマスパンであるパネットーネ、キャラメルムース。
どれも甘さ控え目で美味しかったvしかし高い、3千500円以上すんだよ。(汗)
人手が少ないらしく、お水を頼んでもなかなか来なかったし、スコーンも冷たかったし。
スコーンを温めて出してくれるホテル・ヨーロッパは、やっぱり別格のサービスなんだなと再認識してしまった。
なんて毎度比較するのは失礼だが。(汗)
重厚なロビーは高級ホテルの証っすな。
泊まるのは一生無理だが、また恵比寿へ遊びに行く機会が有れば、お茶を楽しみたいです。
でも高いから今度は分相応に普通のケーキセットを注文しよう。(汗)
そんなこんなで今年1年お世話になりました。
来年もまた(こんな訳解らんブログですが)遊んでやって下さい、宜しくお願い致しまする。(礼)
参考「マッチ売りの少女(ハンス・アンデルセン・クリスチャン、作 大久保ゆう、訳 電子図書館:青空文庫)」
地震に津波…ありとあらゆる災害に見舞われた年も、あと数時間で終ろうとしてるわね。
今年、1年を表す一文字に選ばれた漢字は「絆」、けれど伸ばした手が間に合わずに、全てを失くしたまま残されてる人達が大勢居るわ。
今夜紹介するのはアンデルセン物語の中の有名な1編――「マッチ売りの少女」。
新年を目出度く迎えられる人が居る一方で、迎えられない人が居るのを、忘れてはならないと思うのよ…。
「それは酷く寒い大晦日の夜の事、辺りは真っ暗で、こんこんと雪が降っていました。
寒い夜の中、みすぼらしい1人の少女が歩いていました。
何処へ行くという当ても無く、帽子も被っておらず、裸足です。
家を出る時に履いていた木靴は、元はお母さんの物だった為ブカブカで、道路を突進する2台の馬車を避けた時、脱げて失くしてしまったのです。
裸の足は寒さで腫れて、青じんですらいます。
少女の古びたエプロンの中には沢山のマッチが入っていて、手の中にも1箱持っていました。
1日中売り歩いても、買ってくれる人は1人も現れませんでした。
少女の肩でカールしている長い金色の髪の毛に、雪の欠片がぴゅうぴゅうと降りかかります。
どの家の窓も灯りが明々と点いていて、お腹がグゥとなりそうなガチョウの丸焼きの匂いがしました。
そっか、今日は大晦日なんだ、と少女は思いました。
1つの家が隣の家よりも通りに出ていて、影になっている場所が有りました。
地べたに少女はぐったりと座りこみ、身を縮めて丸くなりました。
少女には、家に帰る勇気が有りません。
何故なら、マッチが1箱も売れない内に帰ると、お父さんがほっぺを打つのです。
小さな少女の手は今にも凍えそうでした。
そうです!マッチの火が役に立つかもしれません。
マッチを箱から取り出して、壁で擦れば手が温まると、少女は考えました。
マッチを1本取り出し――「シュッ!」と擦ると、マッチがメラメラ燃え出しました!
まるで大きな鉄のだるまストーブの前に居るみたいでした、いえ、本当に居たのです。
目の前にはピカピカの金属の足と蓋の付いた、だるまストーブが有るのです。
少女はもっと温まろうと、だるまストーブの方へ足を伸ばしました。
すると、マッチの火は消えて、だるまストーブもパッと無くなってしまい、手の中にはマッチの燃えかすだけが残っていました。
少女は2本目のマッチを壁で擦りました。
すると火は勢い良く燃え出し、眩しい光に照らされた壁が、ヴェールの様に透き通ったかと思うと、いつのまにか部屋の中に居ました。
テーブルには雪の様に白いテーブルクロスがかかっていて、豪華な銀食器とガチョウの丸焼きが載っていました。
ガチョウの丸焼きには林檎と乾燥桃の詰め物がしてあって、湯気が立っておりとても美味しそうです。
不思議な事に、ガチョウが胸にナイフとフォークが刺さったまま、お皿から飛びおりて床をよちよち歩き出し、少女の方へ向かって来ました。
その時、またマッチが消えてしまい、少女の前の壁は元の通りの、冷たく湿ったぶ厚い壁に変っていました。
3本目のマッチを擦ると、少女は綺麗なクリスマスツリーの下に座っていました。
ショーウィンドウの中にある鮮やかな絵みたいに、ツリーの周りの何千本もの細長い蝋燭が、少女の頭の上でキラキラ輝いています。
少女が手を伸ばそうとすると、マッチはふっと消えてしまいました。
沢山有ったクリスマスの蝋燭は皆、ぐんぐん空に昇っていって、夜空に鏤めた星達と見分けがつかなくなってしまいました。
一筋の流れ星が――すぅっと黄色い線を描くのを見付けた少女は、「誰かが死ぬんだ……」と呟きました。
唯一少女を愛してくれたお婆さんが、「人が死ぬと、流れ星が落ちて命が神様の所へ行く」と、生前話していたからです。
少女は4本目のマッチを擦りました。
少女を包み込む温かい光の中、優しかったお婆さんが立っていました。
お婆さんは生きていた頃と変らないまま、穏やかに優しく笑っていました。
『お婆ちゃん!』と、少女は大声を上げました。
『ねぇ、私を一緒に連れてってくれるの?でも……マッチが燃え尽きたら、お婆ちゃんも何処かへ行っちゃうんでしょ!?温かいストーブやガチョウの丸焼き、大きくて綺麗なクリスマスツリーみたいに、パッと消えちゃうんでしょ……!』
少女はお婆さんが消えてしまわないよう、マッチの束に残らず火を灯しました。
まるで昼間の様に明るい光の中、お婆さんは昔みたいに少女を腕の中に抱き締め、ふわっと浮び上がった2人は、空の向こうの、ずっと遠い所に在る光の方へ、高く高く昇っていきました。
朝になると、みすぼらしい服を着た少女が壁に寄り掛かって、動かなくなっていました。
頬は蒼褪めていましたが、口元は笑っていました。
大晦日に少女は寒さの為死んでしまったのです。
1年の1番初めの太陽が、1体の小さな亡骸を照らしていました。
少女は座ったまま、死んで硬くなっていて、その手の中にはマッチの燃えかすの束が握り締められていました。
『この子は自分を温めようとしたんだ……」と、人々は言いました。
でも、少女が不思議なマッチで、綺麗な物を見た事も、お婆さんと一緒に新しい年をお祝いしに行ったのも、誰も知らないのです。
誰も……
また、新しい1年が始まりました。」
クリスマスでも正月でも、目出度い日だって普段と変らず、悲しい目に遭う人は居るわ。
作者のハンス・アンデルセン・クリスチャンは、自身も貧しい家庭に生まれ、この物語は母親の思い出話を元に、書いたと云われてるの。
少女の死は勿論だけど、誰も少女に目を向けない事が、何より切ないわ。
サンタクロースが性善説の上に成り立ってるとしたら、この物語は反対に性悪説の上に成り立ってるのね。
可哀想な少女を見逃せない良心を、メリー忘れずに持って居たいわ。
それじゃあ最後にクリスマスソングの紹介――賛美歌第2編128番、「God Rest You Merry, Gentlemen(世の人忘るな)」!
イギリス人のウィリアム・サンズが蒐集した、古くからイギリスで歌われてるクリスマス・キャロルの内の1つよ。
かつてはクリスマス・シーズンになると、家を廻ってクリスマス・キャロルを歌い、お金を貰う習慣が有ったのだけど、この歌はその際頻繁に選ばれてたそうなの。
歌い終わったところで今夜はお終い、今年のクリスマスもお付き合い有難う♪
まだ明日が残ってるけど、来年のクリスマスも宜しくね♪
【世の人忘るな ― God Rest You Merry, Gentlemen ―】
(英語バージョン)
God rest you merry, gentlemen♪
Let nothing you dismay♪
Remember Christ our Savior♪
Was born on Christmas day♪
To save us all from Satan's pow'r♪
When we were gone astray♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
From God our heavenly Father♪
A blessed angel came♪
And unto certain shepherds♪
Brought tidings of the same♪
How that in Bethlehem was born♪
The Son of God by name♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy ♪
The shepherds at those tidings♪
Rejoiced much in mind♪
And left their flocks a-feeding♪
In tempest, storm, and wind♪
And went to Bethlehem straightway♪
This blessed babe to find♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
But when to Bethlehem they came♪
Whereat this infant lay♪
They found him in a manger♪
Where oxen feed on hay♪
His mother Mary kneeling♪
Unto the Lord did pray♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
Now to the Lord sing praises♪
All you within this place♪
And with true love and brotherhood♪
Each other now embrace♪
This holy tide of Christmas♪
All others doth deface♪
O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪
(日本語バージョン)
世の人忘るな クリスマスは♪
神の御子イェスの 人となりて♪
御救い賜える 良き日なるを♪
喜びと慰めの♪
訪れ♪
今日ここに来たりぬ♪
野に群れを守る 牧人らに♪
御使いは告げぬ 恐るな、聞け♪
この良き知らせを 世の民らよ♪
喜びと慰めの♪
訪れ♪
今日ここに来たりぬ♪
※よううつべの前半はアメイジング・グレース、歌う際は後半にマウスで持ってってください。
(↓から、びょり記)
…文中にクリスマスツリーが出て来るんで、クリスマスの出来事と思われがちだけど、読んで解る通り大晦日の話です。
しかし元のクリスマスは聖クリスマス~エピファニー迄の十二夜を指してる事を考えると、これもクリスマスの話に含められるんではと。
しかし辛い、読んでてマジ泣きしてしまった…。
新年を目出度く迎えようって日に、なんてものを紹介するんだミス・メリー!
個人的に蛍の墓と並ぶトラウマ話です。
グリムは雰囲気的暗さだが、アンデルセンは感情的暗さが漂ってると思う。
「パンを踏んだ娘」なんかも、あんまりだ!と言いたくなる。(汗)
つか赤い靴といい、パンを踏んだ娘といい、人魚姫といい…アンデルセン童話でハッピーエンドを迎えたヒロインは殆ど居ない。
「白鳥の王子」のヒロインが珍しく幸せになってるぐらい?
今回の写真は…今回紹介された話の後だと挙げ難いんすが(汗)…恵比寿に在るウェスティンホテル東京のクリスマスです。
ロビーに豪華なクリスマスツリーが何本も立ってて圧倒された。
階段の手摺にもオーナメントが煌き繋がり、アーチと共に2階へと続いてた。
特に人目を惹いてたのが、雪山鉄道のジオラマ。
トンネルをミニ汽車が走り抜けてくのです♪
中央には一際大きいクリスマスツリーが3本(だったか?)、周りには可愛い縫ぐるみが堆く積まれてた。
御伽の世界に包まれたロビーを、大勢の人がカメラに収めてた。
ただ、花があまり飾られてなかったのは意外だった。
ロビーのティーラウンジでアフタヌーンティー楽しんで来ました。
硝子のティーカップとは珍しい。
フィンガーサンドウィッチは定番のトマトとキュウリとサーモン。
ピクルスが美味しかったですv
白い小さな器に詰めてあるのは、スコーン用のクロテッドクリームとジャム。
右はスコーンとシュトーレン。
左はケーキやゼリー等、サンタ人形が刺さったショートケーキから時計回りに、ナタデココ入りオレンジゼリー、紅茶のパウンドケーキ、イタリアのクリスマスパンであるパネットーネ、キャラメルムース。
どれも甘さ控え目で美味しかったvしかし高い、3千500円以上すんだよ。(汗)
人手が少ないらしく、お水を頼んでもなかなか来なかったし、スコーンも冷たかったし。
スコーンを温めて出してくれるホテル・ヨーロッパは、やっぱり別格のサービスなんだなと再認識してしまった。
なんて毎度比較するのは失礼だが。(汗)
重厚なロビーは高級ホテルの証っすな。
泊まるのは一生無理だが、また恵比寿へ遊びに行く機会が有れば、お茶を楽しみたいです。
でも高いから今度は分相応に普通のケーキセットを注文しよう。(汗)
そんなこんなで今年1年お世話になりました。
来年もまた(こんな訳解らんブログですが)遊んでやって下さい、宜しくお願い致しまする。(礼)
参考「マッチ売りの少女(ハンス・アンデルセン・クリスチャン、作 大久保ゆう、訳 電子図書館:青空文庫)」
アンデルセン物語って~切ないですね。でも、この切なさはクリスマスにも通じる様な気がします。クリスマスって色々な面(見方?)がありますよね。
今年のミス・メリーのお話は、いつもと趣が違う感じがして、じっくりクリスマスの時間を過ごせた気がしますです。来年も宜しくお願いします
今年も、びよりさんの記事で本当に癒やされましたありがとうございました!
あと、テンボスの観覧車 自分的に結構良かったですよ!座椅子暖かいし、ヤハリ上から見晴らせる『光の王国』はイチバンです。今度は来年2月に行こうかなと考えております。
来年もお体大切に
「いつもと違う趣で、じっくりクリスマスの時間を過せた」なんて、素敵な褒め言葉を頂き、メリーとっても嬉しいわ♪
今日で暫くお別れする事になるけど、今年のクリスマスに必ず帰って来るから、メリーの事忘れないでね!
それじゃあバイバ~イ♪
私はハウステンボスに1/12頃行く予定でして、噂の観覧車に乗るのが今から楽しみです。
上から観ても下から観ても、ハウステンボスは美しい街ですからね。
案外好評な様でホッとしてたり。
旧年中はお世話になりました。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
もりぴさんの1年が幸福でありますように!