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こうして見ると、優って『うる星』のテンちゃんに似てるよな…。 ↑
前回言った通り、『うる星』の時同様、独断と偏見による『クリィミーマミ』お奨めエピソードを紹介。
…つっても『うる星』程詳しい資料なんかは持ってないので、あくまでさらっと行きたいと思います。(予定)
↓で書いてる内、お奨めエピソードについては、簡単な粗筋と共に、3行以上の感想を述べてます。
逆に1~2行で終ってる回は、自分的にあんまお奨めじゃない…でもマミの場合、話の全く通らん駄作は無い気がします。
『うる星』の特に終盤は、お話にもなってない酷い回が多かったもんなぁ…。(汗)
毎度何様で偉そう(済みません)な評価マークは、○=良い、△=普通、×=悪い…って意味。
更に★付エピソードは「特薦」という意味で御座います。
・第1話 フェザースターの舟 脚本△ 演出△ 作画△ 総合△
…記念すべき第1話ですが、脚本・演出・作画全てに渡り、慣れてない部分が目に付きました。ぶっちゃけこの回外して2話から観ても、話は理解出来たり。(汗)だからと言って、これを飛ばし最終回を観ると繋がらない…困ったもんです。白バイ警官(乗ってるのは白バイでないけど)との追い駆けっこシーンは余計で、テンポを悪くしてるだけな気がします。優が幻想の世界を冒険するシーンも、脚本家が書きたかった意図は解るけど、話引伸ばしてる様に感じられなくも無い。
太田氏の棒読み超音波ボイスは、聴いてるだけで脳に来るし。
…△付けてるけど、出来はあまし宜しくない回です。(失礼)
「唇の上の窪みは、生れた時『フェザースターの秘密は内緒だよ!』と、妖精が指を置いて誓わせた跡」なる話は、巧い事作るな~と唸っちゃったけどね。
かなり力入ってる変身シーンは記念すべき初だからか。
魔法道具の使い方に悩んだりと、かつての魔女っ子ものには観られなかったリアリズムを感じました。
てゆーか魔法の表現が何処となくSFしてる点に、スタッフの趣味心が覗ける様な…。(笑)
★第2話 スター誕生! 脚本○ 演出○ 作画○ 総合○
――ピノピノから貰った魔法を早速試してみる優。
両親や幼馴染の俊夫…誰も自分とは気が付かないのがおかしくてたまらない。
変身した姿のまま新宿迄遊びに来た所、所属してる人気歌手『綾瀬めぐみ』がTV本番直前に間に合わず、頭を抱えていたパルテノンプロの若社長『立花慎吾』に偶然出くわす。
一目見てスター性を見抜いた立花は、優を強引にも穴埋めゲストとして、番組に出演させてしまうのだった――
…第1話と打って変わってテンポの良い回。作画も『うる星』で人気を呼んだ天才アニメーター高橋資祐氏が担当している為、非常に可愛らしい。珍しくもタレ目のマミが愛くるしいのですv子供が変身魔法を手に入れて、先ず最初にやる事が「親をからかって遊ぶ」っつう点に、リアリティを感じた。(笑)
ポジ&ネガの台詞が良い味出してる。
ネガ「何で目覚ましてたのに付いてかなかったんだよ!?」
ポジ「あんたなんか目覚めもせず眠りこけてたじゃない。」
ネガ「起せばいいだろ~!?それを2度寝するとは何事だ!!」
ポジ「あんたも2度寝したかった?」
ポジ「もう帰りましょうよ~」
優 「もうちょっと!」
ネガ「『もうちょっと』以外の台詞忘れちまったって!」
…台詞はうろ覚えですが…名前通りネガティブな皮肉屋『ネガ』と、おっとり呑気なポジティブ『ポジ』の個性が、2話目にして発揮しており楽しい。
そしてディレクター『星井守』登場。
モデルはアニメファンなら一見して解る、名物監督『押井守』氏です。(愛されてるな~)(笑)
当初名前の出ない脇役で終る予定だった彼ですが、この後レギュラーへと成長する事に…。(笑)
所で「優は変身する以外、大した魔法を持ってない」設定だった筈だが…時を止める魔法は「大した魔法じゃない」のだろうか…?
後『クリィミー』は実家の店名から来たとして…『マミ』は何処から思い付いたのだろう??
・第3話 デビュー!デビュー! 脚本○ 演出○ 作画△ 総合○
星井「見付るかな?」
立花「スターは何処に居ても目立つもの…必ず見付るさ!」
――なぞと前回格好良い台詞言っといて、ちっともマミを見付けられず途方に暮れる立花さん。
そこに天の助けか、目撃情報がもたらされる。
情報提供者は優の幼馴染『大伴俊夫』。
優としちゃ、TVに出るのはもう御免。
だって俊夫が変身した自分に惚れてしまい、何となく面白くないから。
なのにどうしてアイドル『クリィミーマミ』として活躍する破目になったか…そこは観た時のお楽しみに残しておきます。(笑)
お約束の「ビンタ」、この回で初登場。(笑)
どうやらめぐみさんは、スタッフに最も愛されていたキャラらしく。
…第1~3話迄の回は、出来不出来は抜きにして観とかないと、最終回に繋がりません。
そういう意味では要必見。
・第4話 スクランブル・トップテン 脚本△ 演出○ 作画△ 総合△
――デビュー後、一躍人気アイドルになった『クリィミーマミ』。とうとう『ザ・トップテン』に出演する事が決定した。所がコンパクトを落としてしまって、さぁ大変!!
…マミのコンセプトの1つに、「簡単には変身させない」というのが有ったらしく、この回はそれを初めて発動させた回じゃないかと。観ていて「間に合うのか!?間に合うのかー!??」と、最後までハラハラし通しだった。望月智充氏の演出力は、本当に素晴しいと思う。ただ普通の子供が観覧車登って取りに行くっつうのに、多少の無理が有る様な…。(汗)『ザ・トップテン』がネタに登場する辺り、時代を感じる。(笑)伝説のカウントダウン番組『ザ・ベストテン』――当時はこれに出演する事が、人気アイドルのステータスだったのです。「面堂了子」・「横須賀金蝿」等、多数出演するお遊びキャラにも注目。自転車2人乗りする俊夫&優は、年食った今観ると微笑ましい…。
・第5話 あぶない!?マミの秘密! 脚本△ 演出△ 作画× 総合△
…放火魔は必ず事件現場に現れると言いますからな~。(笑)めぐみさん、貴女の推理は正しい。てゆーか何故他の皆は気が付かないんだ!?(笑)
・第6話 伝説の雄鹿 脚本△ 演出△ 作画△ 総合△
…10歳のクセしてその妄想はマセ過ぎだと思うのだが、貴方どう思いますー?(って聞かれても困るだろうが…)(笑)あまりに凄い優の妄想シーンが全てを持って行ってしまい、内容殆ど忘れちまう様な回でした。(笑)敢えて言うなら、この回で出て来た「物と仲良くなれる魔法」は、後に活かされたのか活かされなかったのか、結局曖昧なまま終った気がするのだが…。
・第7話 大親分に花束を! 脚本○ 演出○ 作画△ 総合○
…パパラッチ『スネーク・ジョー』初登場の回。悪役ゲストとして登場した彼が、この後準レギュラー化すると、この時一体何人のファンが読んでいただろうか??(笑)…単純に悪役で終らせない辺りが偉い。てゆーか本人的には仕事な訳だし。キャラ描写の深さもマミの魅力でした。
この回に話を戻して――ツンデレな立花社長が良いな~と。
『俺はあいつ(木所)の様に素直に感動して泣いてやれんが…頑張れよ、少年…!』と心中で呟くシーンには、ほんのり感動させて貰った。
作画△付けましたが、悪くはないです。作画監督の高橋信也氏は、『アッコちゃん』や『魔法のマコちゃん』等、東映時代の魔女っ子作品の作画を長く担当して来た伝説のアニメーター。昔は「美少女描かせるなら彼」と言われた程、可愛い絵に定評の有った方でした。
★第8話 渚のミラクルデュエット 脚本△ 演出○ 作画○ 総合○
――磯浜ビーチでマミ&めぐみのジョイントコンサートを企画した立花。
しかし2泊3日の予定と聞いて優は悩む。
実は間の悪い事に、「夏休み中は何処にも行かず、家の手伝いに励む」と両親に宣言してしまったのだ。(TVの仕事が有るから、旅行なんて行ってられないと考えた為)
仕方なく両親に駄々をこね、磯浜ビーチへ連れて行って貰う事になった優。
コンサートの夜、めぐみはマミを困らせようと素人デュエットを企み、相手に優を指名した。
驚く優だが、スモークにマミのビデオ映像を映し出して、デュエットを無事に歌いこなすのだった。
…マミ全話の中でも、傑作中の傑作じゃないかと。
オチの部分に多少の無理を感じるんですが、演出と作画の良さが救ってくれている。
凝った構図と小気味好いテンポは望月演出の特徴。
変身後、電話ボックスの割れた窓硝子が元に戻るシーンや、カーチェイスシーン等々、見所はふんだんです。
最も印象に残ったのが…恐らくこれも望月氏が後で加筆した台詞だと思うんですが……
「優!父さん達を甘く見るんじゃない!
お前は考え違いをしているぞ…泣けば自分の意見が通ると思うな!
泣くのは暴力と同じだ!」
…という父ちゃんが優に言った台詞。
泣いて駄々こねて磯浜に連れてって貰う作戦に出た優は、この一言で黙ってしまう訳ですが。(でも結局連れてってくれる所に、親の甘さを感じられて微笑ましい)
この台詞には惚れた!
以来、優の父ちゃんのファンになりましたもん。(笑)
人前で泣いて見せる人間は卑怯だと思う。
相手を巧妙に悪役に仕立てようって意図が気に食わん。
悲しいのは泣いてる人間だけじゃないかもしれんってのに…。
真顔で「毎日泣いて暮してます~」なんて言える人間は、他人への配慮にズバリ欠けてると思うのだ。
…ちょっと私怨が篭ったコメントだろうか?(苦笑)
でもアニメ史に残したい名台詞だと思いますよ、本当。
作画を担当した後藤真砂子氏は、「最も絵の巧い作画監督」と、マミファンから1番人気だったアニメーター。
この後『らんま』の作画監督としても活躍します。
実は高橋留美子氏の同級生だったらしい…縁とは面白いもので。
・第9話 ま夏の妖精 脚本△ 演出○ 作画× 総合△
…怪奇タッチの演出はBGMも手伝い、観客をぐいぐい引き摺り込みます。自分的には好きな回なのですが…子供の頃観ててマジ恐いと思ったよ。特に湖面にバンシーの姿が映るシーンね。ファンタジーと言うよりオカルトっぽい。(笑)作画が良ければ傑作になってたかも知れず、惜しく感じられる。太田氏のちゅどんな演技も雰囲気盛り下げに役立っている…。(汗)この回だけでは無いが、芸能プロ御一行とただの一般家庭が一緒にハイキングって、無理有り過ぎだろう。(御都合主義と言われても「偶然一緒になった」くらいに留めとけばいいのに)(笑)
・第10話 ハローキャサリン 脚本△ 演出○ 作画△ 総合△
…カツラ被っただけで外国人に化けるって無理有るよ。(笑)鉄棒の嵌った門は、絵で観ると楽に通り抜けられそうなんだけどな~。…等々やたらツッコミたくなる回なのですが、夢の小箱のエピソードには感動しました。この回からマミの衣装が黄色からピンクにチェンジしたのを記憶している。優のブーツ風の靴下も、何時の間にやらリボン付普通の靴下にチェンジしてたが…これはひょっとして「モモのパクリ」と言われたから??ゲストキャラのキャサリンちゃんには、一時期コアなファンが付いてました。(笑)
・第11話 パパは中年ライダー 脚本○ 演出○ 作画○ 総合○
――夫婦喧嘩の末、パパが家を出てしまった。もう7回目という事で、最初は心配してなかった優。しかし珍しく1週間経っても帰って来ない…。流石に心配になり、俊夫やその親友の『みどり』にも頼んで探しに行く優。途中、マミファンの暴走族『ブルーエンジェル』と擦違った3人は、その中に優のパパを見付けて驚く。なんとパパは暴走族の仲間入りをしていたのだった!パパを誘き寄せる為、公園にクリィミーマミが来るという噂を流し、現われたパパに帰って来てと懇願する優。しかし意地になったパパは帰って来ようとしない。見かねた族のリーダーが勝負を持ち掛け帰そうとするも、偶然勝ってしまったパパは益々強気になって帰らない宣言をする。そこへ謎の女性ライダーが現われ、負けたら家へ戻るという条件で、パパに勝負を挑んで来た――
…「謎の女性ライダー」の正体が誰なのかは、言わんでも解るに違いない。(笑)こういうほのぼのした話は好み分れると思いますが、自分は面白いと思いました。「出て行け!」と言えず、自分が出て行くお父さんが泣かせます。(笑)…しかし「良い子の暴走族」って設定には大笑いした。しかもアイドルファンって…まぁそうしないと話続かないでしょうが。(笑)優の両親の過去がこの回に発覚。元カミナリ族……脚本家の年代が解りますな。(笑)夫婦喧嘩は娘も喰わず置いてけぼり。
作画監督は『うる星』で長らく絵を描いて人気を呼んでいた遠藤麻未氏。
マミにシフトしてからも、その丁寧な仕事振りは健在でした。
珍しくもマミ→優への逆変身が観られる。
…しかし変身を解いてる最中、誰にも見られなかったんだろうか?(汗)
変身を見られたら、魔法が使えなくなるんだったよねぇ?
大丈夫だったのか!?(汗)
…むう…予想はしてたが1回じゃ語り切れん。
済みませんが後数回続かせて戴きまする。(今年中に終れるんだろうか…?)(汗)
【続】
※粗筋等はぴえろの公式魔法少女サイトに有るものを参考にして書かせて戴きました。(→http://pierrot.jp/title/magicgirl/cate01_story.html)
前回言った通り、『うる星』の時同様、独断と偏見による『クリィミーマミ』お奨めエピソードを紹介。
…つっても『うる星』程詳しい資料なんかは持ってないので、あくまでさらっと行きたいと思います。(予定)
↓で書いてる内、お奨めエピソードについては、簡単な粗筋と共に、3行以上の感想を述べてます。
逆に1~2行で終ってる回は、自分的にあんまお奨めじゃない…でもマミの場合、話の全く通らん駄作は無い気がします。
『うる星』の特に終盤は、お話にもなってない酷い回が多かったもんなぁ…。(汗)
毎度何様で偉そう(済みません)な評価マークは、○=良い、△=普通、×=悪い…って意味。
更に★付エピソードは「特薦」という意味で御座います。
・第1話 フェザースターの舟 脚本△ 演出△ 作画△ 総合△
…記念すべき第1話ですが、脚本・演出・作画全てに渡り、慣れてない部分が目に付きました。ぶっちゃけこの回外して2話から観ても、話は理解出来たり。(汗)だからと言って、これを飛ばし最終回を観ると繋がらない…困ったもんです。白バイ警官(乗ってるのは白バイでないけど)との追い駆けっこシーンは余計で、テンポを悪くしてるだけな気がします。優が幻想の世界を冒険するシーンも、脚本家が書きたかった意図は解るけど、話引伸ばしてる様に感じられなくも無い。
太田氏の棒読み超音波ボイスは、聴いてるだけで脳に来るし。
…△付けてるけど、出来はあまし宜しくない回です。(失礼)
「唇の上の窪みは、生れた時『フェザースターの秘密は内緒だよ!』と、妖精が指を置いて誓わせた跡」なる話は、巧い事作るな~と唸っちゃったけどね。
かなり力入ってる変身シーンは記念すべき初だからか。
魔法道具の使い方に悩んだりと、かつての魔女っ子ものには観られなかったリアリズムを感じました。
てゆーか魔法の表現が何処となくSFしてる点に、スタッフの趣味心が覗ける様な…。(笑)
★第2話 スター誕生! 脚本○ 演出○ 作画○ 総合○
――ピノピノから貰った魔法を早速試してみる優。
両親や幼馴染の俊夫…誰も自分とは気が付かないのがおかしくてたまらない。
変身した姿のまま新宿迄遊びに来た所、所属してる人気歌手『綾瀬めぐみ』がTV本番直前に間に合わず、頭を抱えていたパルテノンプロの若社長『立花慎吾』に偶然出くわす。
一目見てスター性を見抜いた立花は、優を強引にも穴埋めゲストとして、番組に出演させてしまうのだった――
…第1話と打って変わってテンポの良い回。作画も『うる星』で人気を呼んだ天才アニメーター高橋資祐氏が担当している為、非常に可愛らしい。珍しくもタレ目のマミが愛くるしいのですv子供が変身魔法を手に入れて、先ず最初にやる事が「親をからかって遊ぶ」っつう点に、リアリティを感じた。(笑)
ポジ&ネガの台詞が良い味出してる。
ネガ「何で目覚ましてたのに付いてかなかったんだよ!?」
ポジ「あんたなんか目覚めもせず眠りこけてたじゃない。」
ネガ「起せばいいだろ~!?それを2度寝するとは何事だ!!」
ポジ「あんたも2度寝したかった?」
ポジ「もう帰りましょうよ~」
優 「もうちょっと!」
ネガ「『もうちょっと』以外の台詞忘れちまったって!」
…台詞はうろ覚えですが…名前通りネガティブな皮肉屋『ネガ』と、おっとり呑気なポジティブ『ポジ』の個性が、2話目にして発揮しており楽しい。
そしてディレクター『星井守』登場。
モデルはアニメファンなら一見して解る、名物監督『押井守』氏です。(愛されてるな~)(笑)
当初名前の出ない脇役で終る予定だった彼ですが、この後レギュラーへと成長する事に…。(笑)
所で「優は変身する以外、大した魔法を持ってない」設定だった筈だが…時を止める魔法は「大した魔法じゃない」のだろうか…?
後『クリィミー』は実家の店名から来たとして…『マミ』は何処から思い付いたのだろう??
・第3話 デビュー!デビュー! 脚本○ 演出○ 作画△ 総合○
星井「見付るかな?」
立花「スターは何処に居ても目立つもの…必ず見付るさ!」
――なぞと前回格好良い台詞言っといて、ちっともマミを見付けられず途方に暮れる立花さん。
そこに天の助けか、目撃情報がもたらされる。
情報提供者は優の幼馴染『大伴俊夫』。
優としちゃ、TVに出るのはもう御免。
だって俊夫が変身した自分に惚れてしまい、何となく面白くないから。
なのにどうしてアイドル『クリィミーマミ』として活躍する破目になったか…そこは観た時のお楽しみに残しておきます。(笑)
お約束の「ビンタ」、この回で初登場。(笑)
どうやらめぐみさんは、スタッフに最も愛されていたキャラらしく。
…第1~3話迄の回は、出来不出来は抜きにして観とかないと、最終回に繋がりません。
そういう意味では要必見。
・第4話 スクランブル・トップテン 脚本△ 演出○ 作画△ 総合△
――デビュー後、一躍人気アイドルになった『クリィミーマミ』。とうとう『ザ・トップテン』に出演する事が決定した。所がコンパクトを落としてしまって、さぁ大変!!
…マミのコンセプトの1つに、「簡単には変身させない」というのが有ったらしく、この回はそれを初めて発動させた回じゃないかと。観ていて「間に合うのか!?間に合うのかー!??」と、最後までハラハラし通しだった。望月智充氏の演出力は、本当に素晴しいと思う。ただ普通の子供が観覧車登って取りに行くっつうのに、多少の無理が有る様な…。(汗)『ザ・トップテン』がネタに登場する辺り、時代を感じる。(笑)伝説のカウントダウン番組『ザ・ベストテン』――当時はこれに出演する事が、人気アイドルのステータスだったのです。「面堂了子」・「横須賀金蝿」等、多数出演するお遊びキャラにも注目。自転車2人乗りする俊夫&優は、年食った今観ると微笑ましい…。
・第5話 あぶない!?マミの秘密! 脚本△ 演出△ 作画× 総合△
…放火魔は必ず事件現場に現れると言いますからな~。(笑)めぐみさん、貴女の推理は正しい。てゆーか何故他の皆は気が付かないんだ!?(笑)
・第6話 伝説の雄鹿 脚本△ 演出△ 作画△ 総合△
…10歳のクセしてその妄想はマセ過ぎだと思うのだが、貴方どう思いますー?(って聞かれても困るだろうが…)(笑)あまりに凄い優の妄想シーンが全てを持って行ってしまい、内容殆ど忘れちまう様な回でした。(笑)敢えて言うなら、この回で出て来た「物と仲良くなれる魔法」は、後に活かされたのか活かされなかったのか、結局曖昧なまま終った気がするのだが…。
・第7話 大親分に花束を! 脚本○ 演出○ 作画△ 総合○
…パパラッチ『スネーク・ジョー』初登場の回。悪役ゲストとして登場した彼が、この後準レギュラー化すると、この時一体何人のファンが読んでいただろうか??(笑)…単純に悪役で終らせない辺りが偉い。てゆーか本人的には仕事な訳だし。キャラ描写の深さもマミの魅力でした。
この回に話を戻して――ツンデレな立花社長が良いな~と。
『俺はあいつ(木所)の様に素直に感動して泣いてやれんが…頑張れよ、少年…!』と心中で呟くシーンには、ほんのり感動させて貰った。
作画△付けましたが、悪くはないです。作画監督の高橋信也氏は、『アッコちゃん』や『魔法のマコちゃん』等、東映時代の魔女っ子作品の作画を長く担当して来た伝説のアニメーター。昔は「美少女描かせるなら彼」と言われた程、可愛い絵に定評の有った方でした。
★第8話 渚のミラクルデュエット 脚本△ 演出○ 作画○ 総合○
――磯浜ビーチでマミ&めぐみのジョイントコンサートを企画した立花。
しかし2泊3日の予定と聞いて優は悩む。
実は間の悪い事に、「夏休み中は何処にも行かず、家の手伝いに励む」と両親に宣言してしまったのだ。(TVの仕事が有るから、旅行なんて行ってられないと考えた為)
仕方なく両親に駄々をこね、磯浜ビーチへ連れて行って貰う事になった優。
コンサートの夜、めぐみはマミを困らせようと素人デュエットを企み、相手に優を指名した。
驚く優だが、スモークにマミのビデオ映像を映し出して、デュエットを無事に歌いこなすのだった。
…マミ全話の中でも、傑作中の傑作じゃないかと。
オチの部分に多少の無理を感じるんですが、演出と作画の良さが救ってくれている。
凝った構図と小気味好いテンポは望月演出の特徴。
変身後、電話ボックスの割れた窓硝子が元に戻るシーンや、カーチェイスシーン等々、見所はふんだんです。
最も印象に残ったのが…恐らくこれも望月氏が後で加筆した台詞だと思うんですが……
「優!父さん達を甘く見るんじゃない!
お前は考え違いをしているぞ…泣けば自分の意見が通ると思うな!
泣くのは暴力と同じだ!」
…という父ちゃんが優に言った台詞。
泣いて駄々こねて磯浜に連れてって貰う作戦に出た優は、この一言で黙ってしまう訳ですが。(でも結局連れてってくれる所に、親の甘さを感じられて微笑ましい)
この台詞には惚れた!
以来、優の父ちゃんのファンになりましたもん。(笑)
人前で泣いて見せる人間は卑怯だと思う。
相手を巧妙に悪役に仕立てようって意図が気に食わん。
悲しいのは泣いてる人間だけじゃないかもしれんってのに…。
真顔で「毎日泣いて暮してます~」なんて言える人間は、他人への配慮にズバリ欠けてると思うのだ。
…ちょっと私怨が篭ったコメントだろうか?(苦笑)
でもアニメ史に残したい名台詞だと思いますよ、本当。
作画を担当した後藤真砂子氏は、「最も絵の巧い作画監督」と、マミファンから1番人気だったアニメーター。
この後『らんま』の作画監督としても活躍します。
実は高橋留美子氏の同級生だったらしい…縁とは面白いもので。
・第9話 ま夏の妖精 脚本△ 演出○ 作画× 総合△
…怪奇タッチの演出はBGMも手伝い、観客をぐいぐい引き摺り込みます。自分的には好きな回なのですが…子供の頃観ててマジ恐いと思ったよ。特に湖面にバンシーの姿が映るシーンね。ファンタジーと言うよりオカルトっぽい。(笑)作画が良ければ傑作になってたかも知れず、惜しく感じられる。太田氏のちゅどんな演技も雰囲気盛り下げに役立っている…。(汗)この回だけでは無いが、芸能プロ御一行とただの一般家庭が一緒にハイキングって、無理有り過ぎだろう。(御都合主義と言われても「偶然一緒になった」くらいに留めとけばいいのに)(笑)
・第10話 ハローキャサリン 脚本△ 演出○ 作画△ 総合△
…カツラ被っただけで外国人に化けるって無理有るよ。(笑)鉄棒の嵌った門は、絵で観ると楽に通り抜けられそうなんだけどな~。…等々やたらツッコミたくなる回なのですが、夢の小箱のエピソードには感動しました。この回からマミの衣装が黄色からピンクにチェンジしたのを記憶している。優のブーツ風の靴下も、何時の間にやらリボン付普通の靴下にチェンジしてたが…これはひょっとして「モモのパクリ」と言われたから??ゲストキャラのキャサリンちゃんには、一時期コアなファンが付いてました。(笑)
・第11話 パパは中年ライダー 脚本○ 演出○ 作画○ 総合○
――夫婦喧嘩の末、パパが家を出てしまった。もう7回目という事で、最初は心配してなかった優。しかし珍しく1週間経っても帰って来ない…。流石に心配になり、俊夫やその親友の『みどり』にも頼んで探しに行く優。途中、マミファンの暴走族『ブルーエンジェル』と擦違った3人は、その中に優のパパを見付けて驚く。なんとパパは暴走族の仲間入りをしていたのだった!パパを誘き寄せる為、公園にクリィミーマミが来るという噂を流し、現われたパパに帰って来てと懇願する優。しかし意地になったパパは帰って来ようとしない。見かねた族のリーダーが勝負を持ち掛け帰そうとするも、偶然勝ってしまったパパは益々強気になって帰らない宣言をする。そこへ謎の女性ライダーが現われ、負けたら家へ戻るという条件で、パパに勝負を挑んで来た――
…「謎の女性ライダー」の正体が誰なのかは、言わんでも解るに違いない。(笑)こういうほのぼのした話は好み分れると思いますが、自分は面白いと思いました。「出て行け!」と言えず、自分が出て行くお父さんが泣かせます。(笑)…しかし「良い子の暴走族」って設定には大笑いした。しかもアイドルファンって…まぁそうしないと話続かないでしょうが。(笑)優の両親の過去がこの回に発覚。元カミナリ族……脚本家の年代が解りますな。(笑)夫婦喧嘩は娘も喰わず置いてけぼり。
作画監督は『うる星』で長らく絵を描いて人気を呼んでいた遠藤麻未氏。
マミにシフトしてからも、その丁寧な仕事振りは健在でした。
珍しくもマミ→優への逆変身が観られる。
…しかし変身を解いてる最中、誰にも見られなかったんだろうか?(汗)
変身を見られたら、魔法が使えなくなるんだったよねぇ?
大丈夫だったのか!?(汗)
…むう…予想はしてたが1回じゃ語り切れん。
済みませんが後数回続かせて戴きまする。(今年中に終れるんだろうか…?)(汗)
【続】
※粗筋等はぴえろの公式魔法少女サイトに有るものを参考にして書かせて戴きました。(→http://pierrot.jp/title/magicgirl/cate01_story.html)
クリーミーマミは、当時は、かなり複雑な気持ちで観てました。うる星ファンとしては、同スタッフの作品を応援したい気持ちあり。ミンキーモモ好きとしては、二番煎じ的作品を敵視する気持ち有り(笑) 当時はどうしても、モモvsマミ的なファン心理もありましたし。
(そう言えば、モモとマミが共演してる映画がありました。マミ映画かモモ映画のオマケ同時上映作品だったかと・・・)
そんな外野的視点を外して観ると、良い作品だったなぁと思います。何だかんだ言って、好きだったのかも(笑)
続きも楽しみにしています♪
敢えて具体的に述べるなら、キャラはモモの方が好きで、演出はマミのが好みかも…。
んでもやっぱ、どちらも好きで選べません。(照笑)
始まったばかりの頃のマミは、モモの路線を確かに踏襲してた気がします。
どちらも製作会社が同じ「読売広告社」なので、最初はモモ路線を狙わせられたのかもしれない。
モモVSマミのおまけ映画も、製作会社が同じだからこそ実現した企画だったのでしょう。
これは『ロンググッドバイ』と言うタイトルのマミビデオのおまけ特典に付いてました。
観て大爆笑した記憶が有ります。(笑)
応援コメントどうも有難う御座いました♪
暫し懐かしい時代に浸れましたら幸いに思いますv