年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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JR東海道線横浜駅:「首里」    オープンして8年ほど 未だに繁盛を続ける沖縄料理居酒屋

2014-03-26 23:59:45 | 関東
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渋谷での打ち合わせを終えて横浜へと移動
ブームが去った感がある沖縄料理で未だに多くのお客さまを集めていいるお店を視察しましょうってこと
今の時代、同じコンセプトもお店を長く続けることは難しいことでありまして、長くてもの5年、多くは3年ほどで新しいスタイルのお店にお客さまが動いてしまうのであります



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横浜駅前にある岡田屋モアーズって商業施設の8F
同じフロアには、横浜の方々のソールフードとも言えるようなハンバーグの名店「ハングリータイガー」も出店していて、そこは席待ちのお客さが列をなしていますね
人が集まる商業施設と言えどもココ横浜駅周辺には多くの施設がありまして、その施設間でも集客を狙った改装やテナントの入れ替えを積極的に行われていて。余程の人気店でなければ撤退させられるなんてことも多いようであります



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お店に入りますと、ほとんどのお客様が女性客でありまして…
女性人気のお店は繁盛するとも言われていますが、反面、新しいものに敏感な部お客さまでもありますので、その人気を保つってことは難しいことでもあるのです
そんな中、10年近く経って今でもお客さまを集めているコチラはかなりの努力をされているのでしょうね


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店名を背負ったサラダには沖縄素材である、海ぶどうや島らっきょ、それにハンタマなる紫色の野菜も使われていまして、あれこれといろんなものを楽しむことができるモノであります
そして、ゴーヤチャンプルーでは、本当でいただくソレのように優しい味付けではなく、お酒のつまみになるように濃い目の味付けがなされていたりと、工夫もされているようであります
麺好きのワタシが愛する沖縄料理といえば、ソーミンチャンプルーでありまして、こちらでいただくそれにはホワイトペッパーが利かせてあり、ちょっと癖になるような味に仕上げられていますね


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いろんなお料理を楽しんだあと締めのご飯としてタコライスをいただくことにいたします
沖縄というところ、琉球王朝時代の名残や、アメリカの占領下にあった時代の名残など、いろんな文化が混じっているところでもありまいて、このようなメキシカン的な料理も沖縄に根付いているのでしょうね
ピリッとした辛味と酸味がマッチしたサルサソースと挽肉をご飯と混ぜ合わせていただく料理なのですが、それを石焼として提供するなどのオリジナリティーも加えられていますね
チーズが溶けて石焼きで香ばしく焼かれた香りや、その塩味も食欲をそそります


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更にもう一品
どうしても食べておきたいのが沖縄のそばでありまして…
ラフティーが乗せられた沖縄そば屋、あばら肉の煮込みが乗ったソーキそばなども良いのですが、最近では沖縄のお店でも見かけるようになった創作料理である“沖縄焼きそば”であります
卵を使っていない、小麦粉だけで作られる沖縄の麺、それを野菜と一緒に焼いたものでありまいて、その味付けはソースではなくて塩
都内でも塩焼きそばをうるお店も増えていますので、その良いとこ取りをした商品でありますね


こちらのお店は中華料理店を展開する会社がやっているってこともあって、島豆腐を使った麻婆豆腐や島唐辛子を使った坦々麺があったりと、自分たちの得意分野を生かした創作メニューがたくさんあって…
そんなお客さまを飽きさせない努力が繁盛の継続になっているのでありましょう



【南国食堂 首里】
神奈川県横浜市西区南幸1-3-1 横浜岡田屋モアーズ8F
045-324-2538