2020年の年明けはスッキリと晴れ渡る好天に恵まれまして…
清々しい気持ちとともに、元日の恒例としている“お寿司”をいただこうと築地へと出かけます
目指すのは場外市場のメインストリートとなる波除通り沿いの『つきぢ神楽寿司』
創業当時のお店だという屋台店やカジュアルに利用できる新店もあり、一度は屋台店の雰囲気を味わってみたいと思いながらもカウンター2席とテーブル1卓だけの小さなお店であることからお隣にある本店へ
昨年は10席ほどの窮屈なカウンターに大きな身体を縮めるように座ったのですが、今年は11:00前だということでか比較的空いていて…
両脇のお客さまを気にすることなくお邪魔することができました
いただいたお料理は「神楽」
昨年も同じお料理をいただき、そのおいしさが満足いくものであったことから今年も…
最初に握られたのは"車海老"と"平目"
昨年はいずれにも"煮切り"が塗られていたように思うのですが、今年はシンプルにネタが持つ旨みをいただきます
車海老はムチッとした食感を楽しむことができるベストな茹で加減でありますし、その甘みも満足なものでありました
そして"いくら"と"雲丹"
プチプチと心地良く弾けるいくらは漬け込まれた醤油の塩味も程よいものでありますし、とろける雲丹の舌ざわりと濃厚な味わいも納得であります
食べ進めるスピードに合わせて握ってくれるお寿司は"まぐろ"へと続きます
鉄火巻のほか、きめが細かい上質なマグロであることが窺えるような滑らかな舌ざわりがおいしい中トロと、お口の中でとろけてしまいそうな大トロをいただきテンションも高まったところで提供されたのが"赤貝"
コリコリとした歯ざわりも然ることながら、これほどに大きな赤貝がいただけたことにも満足であります
そして"穴子"と"金目鯛"は自慢の"炙り"で!
箸で持ち上げるだけで崩れてしまいそうなほどに軟らかく煮込まれた穴子が丁寧に炙られていて、それを"煮切り"と"お塩"のふた味でいただくことができる贅沢でありますし…
余分な脂を落とすように炙られた金目鯛に芳ばしい香りも加わっていて、こちらも贅沢な一品でありました
【つきぢ神楽寿司】
東京都中央区築地4-14-13
03-3541-4180