料理人こうやの記録

和食の料理人。プチ野菜ソムリエ。
料理、生産者の現場、スーパーカブ、その他日常の記録。

梅収穫

2020年05月28日 00時50分34秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

 

先日、埼玉県越生町の梅農家さん、山口農園さんに梅の収穫にいってきました

↓ 山口農園Instagram

https://instagram.com/yamaguchinouen?igshid=1ncwqtqcc8x4u

強風で梅の実がたくさん落ちてしまわれたとのことで、梅さんがかわいそうなのでなんとかお店でお料理できないかと思い、片道2時間、雨のなかカブを走らせ、収穫しました。

こんな感じで足元にたくさん。。

一歩一歩そーっと足元に気を付けながら一つ一つ拾っていきました。

袋いっぱいに拾ったあと、小梅ちゃんを収穫させていただきました

もう、収穫出来る木はわずかで、貴重な小梅ちゃん。

いっぱい収穫しましたよ~

お店で、さっそくいろんな料理を作りました

次回、お料理アップしていきますね

 

料理人こうやInstagram

https://www.instagram.com/ko___yan

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1300年の歴史 東秩父村の和紙

2017年10月02日 18時00分13秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

 

最近、隙間をぬって埼玉県の食の伝統の現場を回っています。

埼玉県は醤油や味噌、酒などの調味料や、梅やお茶など、

すばらしい伝統的食材の宝庫です

知る人ぞ知る、興味のある人や、ごくごく近隣の人だけが知っているものに終わることなく、

より多くの方々の日常に溶け込むような一品を、

という思いで走り回っています。

 

先日、関東の灘とも称される埼玉県比企郡小川町にある酒蔵を訪問したのですが、

今回はその時に立ち寄った小川町のすぐ近くの、

秩父郡東秩父村にある『紙工房たかの』さんを紹介します

以前、三芳のSAに寄った時、とても素敵な和紙の名刺用紙が売られていて、

それに工房名が書かれていたので、

ネット上にもほとんど情報がない中探し、道行く人に尋ねてたどり着きました

ぼくは知らなかったのですが、この辺りは伝統和紙の地域だったんですね。

正倉院文書にはすでに記されていて、なんと、1300年もの歴史があるとのこと

3年前に、ユネスコ無形文化遺産に登録されていました。

埼玉のこと、もっと知らないと。。

 

紙工房たかのさんをお訪ねしてみると、細川紙技術保存者の鷹野さんは

1か月前にお亡くなりになっていました。

それでも、伝統は途絶えることなく、工房では静かに和紙が作られていました。

この日は、地元の高校生がお仕事していました

日本を代表する伝統の現場で働けるなんて素晴らしい環境ですね

 

原料はこうぞのみ。

この大きなシンクから木枠の竹簀(たけす)ですくい、

↓ 貯め水をくぐらせて

↓ 軽く水を切り

↓ 丁寧に竹簀をはずしていく

↓ このようになります。

↓ 重ねていき、水を切ります。

↓ こちらの鉄板にはって乾かすそうです。

↓ このようになります。

裏側は鉄板についていたので、つるっとしていて、そちらに印字したりできるそうです。

こんなに素敵で、柔らかい肌触りの伝統和紙の名刺用紙ですが、

金額もそんなに高くないんですよ。

そんなに大量生産していくものでもありませんが、

もう少し身近に手に入りやすくしていきたいな、と思いました。

今回自身は、市松紋様の名刺用紙を購入しました

近々印字します。

楽しみだな

 

埼玉の伝統がもっともっと身近になるよう、活動、発信していきます

 

今後とも応援とお力添えのほど、よろしくお願いいたします。

コラボ、イベント、お問い合わせ、埼玉の食材の情報など、バシバシくださいませ

それではまた


十郎収穫そして激しい雹。。。

2017年06月17日 00時39分33秒 | 生産者の現場視察

みなさまこんばんは

 

今日も埼玉県越生の梅農家さん、山口農園さんに行ってきました

今日は十郎梅を知りたく、収穫させていただきに行きました。

注文して送ってもらうのは簡単ですが、

やはり現場に行って、かつ、木を感じながら自分の手でもいでみると、

全く違う学びがあります。

ただ、山口農園さん(山口由美さん)がとくにすごい、と思うのは、

とってもオープンでウェルカムで、かつすごく行動的

一番の繁忙期にも関わらず連絡も非常にレスポンスが早く、

各地を飛び回って梅の普及に走り回り、肉体労働をこなし、家事もする。

女性ですよ。

知れば知るほどすごさを肌で感じます

 

山口農園さんに着くと、雲行きが怪しくなり、雷の音が聞こえてきました。

一雨来そうだったので、すぐ畑に入り、急いで収穫。

バリバリガラガラ雷鳴が近づいてきて、

激しい豪雨となりました

 

熟して落ちた十郎と、木になっている十郎の2タイプをひとまず収穫できたので、

作業場に駆け込み。

外はこんな状況です。

雨で済めば良かったのですが、1㎝以上もある雹になりました

雹が地面をパチパチ飛び跳ねています。

山口さんは即取引先さまに連絡。

取引先さまからもお問い合わせの電話。

雹で梅に傷が付くからです。

↓ こんなにも大きな雹が数分に渡り、2回激しく降りました。

ここに来ていなかったら、うわ~すごい雹だ、で終わっていたことでしょう。

ひばりが丘近隣は一時的に雨が降っただけのようですし、

もしかしたら、雹が降ったことすら知らずにいたかもしれません。

 

こんな大きな雹が、無数に梅に降り注いだのです。

 

どうか無事でいて欲しい。

ただただそれを願うばかりです

 

雨が降らず、作物が、とか、

冷害にあって、とか

いろいろ聞いてなんとなく知ってはいるけど、

さっきまで晴れていて、

たった数分の天候の崩れで一気に状況が一変する

 

あらかじめ分かっていれば多少の対処は出来るのかもしれないが、

こんな突如の出来事、

どうにもできない。。

 

農家さんはそんな環境のもとで働かれているんだ、ということ

肌で感じた。

今日はブログを書く予定ではなかったが、

この体験を自分で止めてはだめだと思い、

今日のリアルな現場を書かせていただきました。

 

今目の前にしている食材は、

当たり前のようにここにあるけれど、

たくさんの奇跡のなかでここに来ている。

 

食べることに感謝する。

頂きますと手を合わせる。

 

これは、こういうことを知ると

自然とそうなる。

 

食べる、って

命を頂く、って

そういうことなんだ。

 

生産者さんは恩ぎせがましくそういうことを語りはしないけど、

料理を扱う立場の人たちは、しっかり理解して仕事にのぞみ、

かつ、そういうことを伝えていく役割があるんじゃないかと思った。

 

気持ちをどこに置いていいのか分からなかったが、

しばらく作業場に入らせていただいて、

機材のことを教えていただいたり、梅の話をさせていただいた。

 

↓ 長年使われている『はかり』。

一年に一度、この時期だけ使われるそうです。

計量して、梅干し用にここで追熟させます。

 

完熟の白加賀を生で。

梅を生で食べるのは初体験

上品な甘みとうま味、酸味は丸く、

この熟成した香りは、うま味の強い熟成させた赤身肉にも合いそう

加熱させずに使いたい。

ああ、パコジェットが欲しい。

もう何年も前から欲しい機材。

だれかパコジェットください。。。

 

ああ、すぐ料理の妄想に入ってしまう

 

雨がやみ、山口農園さんを出ると、

静かな風景に戻っていました。

どうか少しでも無事でありますように。。。

 

↓ 今日、先日収穫して塩漬けにしていた小梅ちゃんを干しました

塩分濃度は14%です。

ちょっとつまんでみたらね、むっちゃ美味しい

何これ。

塩漬けして少し干しただけでこんなに美味しいのか。

もっと青臭かったりえぐみを持ってたりするのかと思ってた。

 

いろいろ実験中です。

これは煎り酒にする予定。

今後、そばの『梅風味のかえし』や、青梅の塩麹漬け、

追熟した梅干しの塩麹ドレッシングなど

いろいろ作ってみます

 

では、明日も食べ物を頂くことに感謝して生きましょう。

 

それではまた


狭山茶 ~横田園さん~

2017年06月02日 10時42分25秒 | 生産者の現場視察

 

おはようございます

昨日は、先日横田園さんからいただきましたお茶の苗の植え付けをしました

いい天気の合間に雨も降り、苗の植え付けにはありがたい天気でした♪

それにつきましてはまた後日UPします。

 

西沢園さんのあと、狭山茶の横田園さんにお邪魔いたしました。

こちらは通常見学受け付けはされていませんでして、

なおかつ大変お忙しい時期にも関わらず、ご紹介により

受け入れて頂くことが出来ました。

本当にありがとうございます

 

新茶ののぼりが迎えてくれます。

やはり一番忙しい時期と分かってお伺いするので緊張です

とてもきれいに手入れされた庭園のような場所の駐車場に車を停め、お伺いです。

横田園さんのお店。

 

 

通常、みなさまはきっと購入にいらっしゃるのでしょう。

品種とか味わいとかではなくて、葉の長さや軸の入り具合などの

変な質問ラッシュの珍客に対しても

カウンターの女性の方はとてもご丁寧に接してくださりました

 ありがとうございます。
 

 お店の隣には製茶工場があります。

 6代目の横田貴弘さんがご案内してくださいました

6代とはすごいことですね。

製茶工場に入るのは初めて

すべての工程がフル稼働中でした

うわ~~こんな風になっているんだ!!

未知の領域に入り感動です。

しかしまあ本当にすごい量の茶葉。

そして色が本当に美しい

 

食べてみました。

うん、生の葉っぱですね

収穫されたばかりの茶葉です。

火入れのされていない生の茶葉は、この時点ではそれほど香りはしませんが、

それでも、なんだかほっとするようなやわらかな香りを感じます

貯められた茶葉は発熱しだすのですが、熱がこもらないよう、

下部から送風がされています。

 

蒸しの工程です。

深く蒸せば、葉がとろけるようになり、色も濃いお茶になります。

 

通常、蒸し時間は、浅蒸しが30秒から40秒、

深蒸しはその2倍の60秒から100秒のようです。

 

↓ 揉みの工程

揉みの作業は、ひと肌温度が適温。

水分を保ったまま、細く艶のある茶葉に仕立てていきます。

機械に33℃と表示されています。

↓ 中はこんな感じ

壁面に葉を押し付けるようにしてぐるぐる回っています。

揉み機に手を入れ、茶葉をすくわせていただきました

ほんのり温かく、ぬくぬく気持ちいい

食べてみました

葉っぱのえぐみは無く、お茶のふくよかな香りと味わいがありました。

味、香りは火入れすることにより生まれるのですね。

 

 この後、冷風により熱を飛ばしていきます。

 

 

さて、次は外です。

 

工場を出てすぐに、ハウスがあります。

 八十八夜摘み用の、早生(わせ)品種です。

八十八夜(5月2日ころ)に一番茶を摘めるよう、夜、

ハウス内をランタンで温めるようです。

その模様は横田園スタッフ日記をご覧下さい。

なみにスタッフ日記は日々更新されていまして、とても面白いです

挿入されているリンクで入れますので、

ぜひ覗いて見てください☆

 

↓ 剪枝(せんし)された畑

お茶は芽を摘んでいきますが、だんだんと樹高が高くなり収穫しにくくなります。

また、葉が込み合い、小さくなっていきます。

樹勢の活発な秋に収穫に適した状態になるよう切り戻しをするそうです。

てっきりお茶の木の子どもかと思っていました

 

とってもきれいなかまぼこ型の茶園

まっすぐ道を作るのも長年の経験や、性格が現れるそうです

 

 ぜひ、みなさまも狭山へ足を運んでみてはいかがでしょう。

お気に入りの茶園さんを見つけるのも楽しいのでは

茶園にあるお店で一息つきながら、茶園の方とお茶の話をするのも楽しいですよ♪

 

横田貴弘さん、横田園のみなさま、

お忙しい中ご対応頂きましてありがとうございました

 

横田園HP

http://www.yokotaen.com//


スタッフ日記

http://www.yokotaen.com//category/staff/

 


狭山茶 ~西沢園さん~

2017年05月27日 22時11分21秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

数日ジメッとしていましたが、今日は晴れ

こどもの運動会がありました。

息子は今年もリレー選手。がんばって走っていました 

自身も父母のリレーに参加し、楽しんできました

親のリレーは子供たちにとってとても楽しい競技だったようです★

 

 

さて、今日は先日お訪ねした西沢園さんについて書きます。

 

お茶園の生産者様方は1年でも特に忙しく、神経の使うまさに繁忙期だったと思います。

そんな中、その忙しい時を見たい、という私の非常に失礼なわがままに、

親切丁寧に対応下さったお茶園さま。

もう、本当に感謝の気持ちでいっぱいです

本当にありがとうございます。

 

自身のブログやSNSを通し、少しでもお茶のことを身近に感じてもらえるような

きっかけを作り、恩返ししていきたいと思います

 

↓ 西沢園4代目の西澤陽介さん。

↓ 品評会用の畑の刈落とし作業

 

この畑の上には黒い遮光ネットがあり、これをかぶせることにより、

90%遮光され、10%の陽を多く浴びようと、葉を広げるそうです。

それにより、葉が柔らかく育ちます。

西沢園さんは品評会で農林水産大臣賞を受賞されています

 

正直な話、お茶畑をしっかり見たのは初めて。

以前、所沢までの通勤途中、原付や自転車で茶畑を通り抜けていたのですが、

お茶だなー、レベルくらいでしかありませんでした。

今思えばなんて惜しいことをしてしまっていたのだ、と思います

 

大切なのは、一年通し、どのように変化していくのか理解すること。

今年はしっかり向き合いたいと思います。

 

↓ 刈落とし後

刈落とし作業をし、畝間にこんなに落ちた枝葉が、何もしなくても自然と土に帰るというからすごい。

土壌の中の微生物が元気活発ということですね

 

狭山茶の産地は都心からもほど近く、畑は住宅地と混在しています。

どんどんと畑が縮小されていく中で、昔ながらの手間のかかる伝統的な製法に

チャレンジしている若手がここにいます。

 

うちの周りもどんどん宅地化が進んでいます。

農家として次世代に繋いでいく、ということは非常に難しい時代なのでしょう。

 

↓ 植えつけてさほど経っていない畑。

どのように育っていくのか楽しみです

 

西沢さんは、『お茶を食べる』ことにも大変興味をお持ちでいらして、

実際、いろいろと研究されていたそうです。

今回、視察して回ったテーマの一つが、まさに食べることに適したお茶を知ることでしたので、

とても嬉しい出会いでした

↓ きれいなかまぼこ型の茶畑

お茶の産地はたくさんありますが、狭山茶は日本3大産地の一つとされ、

味狭山と言われています。

狭山は他の産地と比べ気温が低く、厚みがある茶葉が育ち、味が濃いと言われています。

 

 

↓ 刈落としのされていない畑

自分の身長ほどの丈がありました。

お茶の木って、こんなにも高く伸びるんですね

 

↓ 西沢園さんのお店

今までちゃんとお茶屋さんでお茶を購入したことがなかったので、

とても新鮮な気分でした。

↓ 3種類のお茶を食べさせていただきました。

お茶の葉を食べたい、という変な客にも関わらず、

ご親切に、しっかり人として接してくださいました

茶葉って、食べてみると意外と美味しい

写真右下の茶葉が品評会用。

香り、色、つや、形、長さ、どれにおいても別格の美しさでした

お湯に落として、葉の広がり方の変化なども試させていただきました。

 

料理屋ですと、食材は、仲卸さんに注文する時、トウモロコシ、枝豆、と

あくまでひとくくりのことが多いですが、

生産者と直接のやりとりですと、トウモロコシなら『ゴールドラッシュ』とか、枝豆も『湯あがり娘』とか、

品種注文できるので、それに合わせた調理法を考えたり、もしくは、

調理法に合わせた品種の注文が出来るので発想の幅が広がって楽しいです

 

お茶も茶葉の品種、蒸しの程度、摘み方など、細かな違いで様々な味、食べるなら食感も違い、

さらには同じ品種でも生産者によっても違って、

そんな違いを料理で楽しめたら本当に面白いと思います。

 

そしてなにより面白いのが、なぜか、生産者さんのお人柄が味わいに出るんですよね。

西沢園さんのお茶、とても優しい味わいです。

ぜひ、ご興味を持たれた方、西沢園さんの新茶、お試ししてみてください

http://nishizawaen.com/

 

西澤陽介さん、西沢園のみなさま、お忙しい中ご丁寧にありがとうございました。

またお訪ねいたします

 

それではまた


イケダワイナリー(勝沼)

2013年12月08日 02時52分27秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

 

先日の投稿の続きです。

 

嫁さんや子供らをぶどう祭りに置いて、

その間にばばばば~っと大急ぎでワイナリーからワイナリーへと走り回ったので、

今回はとてもさわりだけ詰め込んだようなワイナリー巡りでした

 

でも、勝沼を回ったから出会えたワイナリーがあったり、

好きなワイナリーで働いている方々と触れることができたり、

勝沼のぶどうってどんな風になっているのか、

その光景を見て、そこの空気を吸って、その町を感じることができたりと、

とても獲ることの多い時間でした

 

さてさて、今回はイケダワイナリーです。

 

丸藤葡萄酒を出て、また坂を下っていきます。

足元にはブドウ畑が広がっています。

(ブドウの木を上から見下ろしています)

下ではこのように実がなっています。

あっちもこっちもぶどうです。

ちょうど真っ盛りの時期で、ぶどうがいっぱいなっています

道端でおばあちゃんと話し込む

埼玉県の狭山湖の近所から、勝沼のぶどうの光景に惹かれて引っ越してきたそうな。

その土地の人と話すのは楽しいものです

 

↓がイケダワイナリーです。

比較的新しいワイナリーです。

中に入ると数組がテイスティングされていました。

カウンターに並べられたワインを左からダーッとテイスティング 

↓ ここでのセレクトはこれ

それにしても、ワインって味わいに幅が広くて、

同じワイナリーの同じ品種のブドウでも作り方で全く違う表情を見せてくれたりで面白い

 

さらには、抜栓したての時に、

んん?これは自分の好みではないなあと思っても、

数日間かけて飲んでいるうちに変化を見せて、

あれ?おいしいじゃんってなったりもする。

 

今回テイスティングしてきたワイナリーは、

原茂ワイン、蒼龍、丸藤、イケダ、シャトレーゼ。

それぞれで色んな種類楽しんで来ました

 

その中で、ぼくが特に印象に残ったのはこれ ↓

蒼龍の甲斐ノワール。

すごく美味しかったです。

値段も手ごろで、コスパ高いなあと思いました。

国産ワインはジュースっぽいイメージあり、おいしいものは高い印象でしたが、

今回のワイナリー巡りで、国産ワインにもっと目を向けたいと思いました。

 

ぼくの好みにぴったりのフランスワインをすすめて下さる

ワインショップが近所にあるのですが、

国産ワインに強いワインショップとも出会いたいなあと思うこの頃です。

 

 それではまた

 

あ、イケダワインのこと内容薄いなあ。。


丸藤葡萄酒

2013年12月04日 23時56分45秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

ずいぶんとご無沙汰してしまいました。

 

いろいろと身辺変化がありましたが、とても楽しんでいます

さてさて、前回の続きを書きます

 

シャトレーゼやメルシャンなど、ワイナリーが並ぶ通りから

かなり歩き、坂を登っていくと、

ああ、こんな所にあった!

という感じに、唐突に現れます。

丸藤葡萄酒工業です。

普通の一軒家のような垣根に囲まれた中に、

おしゃれな雰囲気のワイナリーがあります。

センス溢れる外観

脇には大きなタンクがありました。

中に入り、色々テイスティングさせていただき、お気に入りの一本を購入。

↓自宅にて。

ワイナリーの中を見学。

冷涼な空間に、配送前のワイン箱が並んでいました。

色々展示されている通路。

 

いろいろ生産者さんを回っていて思うのは、

おいしいものを作っていらっしゃる方の現場は、美しい。

なんだか分からないけど、同じようなものが同じようにあっても、

絵になるような美しさにあふれているんですよね。

丸藤さんからもその美を感じました。

 

  

販売のお姉さんたちもとっても感じが良かったです

愛着が持てるワイナリーでした

 

次回はイケダワイナリーをUPします

それではまた


蒼龍ワイナリー

2013年10月09日 18時26分58秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

今日は台風の影響で風が強い一日でしたね。

なんだかむんむん暑いです。。

 

さて、今日は先日の続き。

 

丸藤葡萄酒を目指して、勝沼の町をひたすら歩きました。

途中の民家で、ザクロの実がなっていました

木になっているのを見るの初めてでした

りんごもなんか自然になっている感じで美味しそう。大木。

町はぶどう祭りでわいていました。

ぼくはそれを尻目に、看板地図を頼りに早歩き。

 

勝沼に来るまで、ずっと雨だったのですが、

山を抜け、勝沼に入った途端に雨が止み、

写真ではなんだかどんよりしていますが、晴れ間も見え、

心地よい天気でした。

人気のメルシャンも素通り。

丸藤葡萄酒まで遠いのです。。

メルシャンを超えて坂を登っていくと、なんだか無性に気になるワイナリー発見。

何にしても、仕事をするうえで、人を惹きつけるセンスって大事ですよね

ここは蒼龍葡萄酒

 中に入ると、展示販売、試飲ブースがあり、たくさんの人が訪れていました。

試飲できるワインの種類も豊富で、しかもなんと無料

気になったワインを手に取り、

気軽にテイスティングすることができます。

色々飲み比べて、ぼくの好みにあったワインを一本購入。

  

ラベルもおしゃれ

抜栓が楽しみです

さて、また急ぎ丸藤葡萄酒に向かいます。

 

次回へ続く

 

 


勝沼ワイナリー巡り 原茂ワイン(カーサ・ダ・ノーマでランチ)

2013年10月06日 22時21分50秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

とても心地の良い夜の空気です。

 

明日から新しい職場に立ちます。

ちょっと緊張の夜です

ワインを楽しみながら、今やれることを片付けていっています。

 

仕事の変わる間の休み中、いろいろなところを回ってきました。

ずっと現場に立っていては知ることのできない世界を走り回っていました


この経験は必ず糧になると信じて


さて、昨日は勝沼ぶどう祭りの日。

嫁のお母さんと、ぼくら家族は、嫁の妹さんご夫婦に連れていっていただきました


まず原茂ワインへ。

門をくぐると、ブドウがいっぱい

ここへ来た目的は、昼食。

ここのカフェがとても人気なのです。

名前はカーサ・ダ・ノーマ。

2階がカフェになっています。

ワイナリーでランチが食べられるなんて、最高ではありませんか

↓ 少しテラスが写っていますが、分かりますでしょうか。

中に入ると、無料の試飲カウンターがあります。

カフェの順番待ちの間、ここで飲んだりできます。

建物はとっても雰囲気のあり、木の香りたまらなくいい香り。

30分以上待って名前を呼ばれ、急な階段を登ります。

上がると天井高く、間接的に差し込む太陽の柔らかい日差しが心地よい。

 

個人的に、すごく好きな雰囲気です

メニュー表もおしゃれ。

野菜もみずみずしく、このプレートランチはやみつきになります

ここの樽熟の甲州と共に。

ぼくは食べ終わったら一足先に店を出て、

他のワイナリーを駆け巡りました。

みんなは勝沼ぶどう祭りへ。

はい、親族の間でも自由人と言われています。。

 

さて、せっかくなので、原茂ワインのブドウの写真をUPします。

↓甲州ワインで使われるぶどうですね

女性の指のようにかわいらしい、ちょいと細長い形のぶどう。

↓原茂ワイン入ってすぐにあった地図を頼りに行きました。

どこも近い感じがして、歩いて回りましたが、

この地図、かなりの縮図率でした。。

次回は他のワイナリーをUPします

それではまた。

 

いつもお読みいただきありがとうございます


ニイクラファームさん(西東京市)を訪ねて(10/4)

2013年10月06日 00時42分15秒 | 生産者の現場視察

こんばんは

 

先日、ゆるきゃらのイベントが横浜であったようで、

たくさんいたゆるきゃらの中から息子が気に入って買ったぬいぐるみが、

なんと偶然にも新座市のマスコット、ぞうきりん。

息子の本能は時に恐ろしい。。

 

さてさて、今回は、西東京市のニイクラファームさんを訪ねて来ました

何年も前から近所の方やお客様方からお名前は耳にしていまして、

最近は料理屋関係からもたくさんお話が入ってきていて、

ようやく念願叶って伺うことができました

 

現場に行くと、普段厨房では得られない世界が、

バッと広がる感じがしていて、一気に成長させてくれます。

百聞は一見にしかず。

 

ハーブの知識は全くといってなかったので、

とても正直はてさてどんな扱いを受けるやらと思ってもいましたが、

これもいつものこと。

とにかく行ってみる。

 

そんな心配は一瞬で吹き飛ばしてくださいました。

なんともご親切な方でいらっしゃいました

すごい種類のハーブがあり、作業場もとてもいい香りに包まれていました

それぞれの特徴を一つ一つご説明下さり、ハーブ初心者にはとても有難かったです。

もう、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

以下、ぼくの記憶のために、だ~っと教えていただいたことを書いていきます。

初歩的メモですみません。

↓ アップルミント。リンゴのような香り。

↓ベルガモットオレンジミント。ベルガモットの香りが広がります。

柑橘との相性がいい。

↓ポリジの花。ナス科。白はとても珍しく、カンテサンスの岸田さんが持ち寄ったもの。

よく見られるのは青い花。酒でピンクに変化も楽しい。

葉は牡蠣のようなミルキーな味わい。

↓薬用セルビア(セージ)。天ぷらにしても面白い。豚と相性がいい。

↓タラゴン。酸味と辛味を持つ。乳製品、鳥と相性がいい。

ワインビネガーやオリーブオイルに漬けても。

↓タイム。ジビエや、夏野菜のグリルなどにも。

ラタトゥイユや、鴨の皮目を焼くときなど。春の花も。

↓スペアミント。

↓カタバミ。雑草としか思っていなかったが、これが上品な酸味をもっていて旨い!種も。

↓花生姜。こちらは観賞用。とても上品な奥ゆかしい甘さを持った香り。

↓月桂樹。木により香りに違いがある。ハーブ系の木は個体差がありそう。

↓レモンバーベナ。同じ枝でも、緑の濃いところ、黄味がかってきたところでは香りに違いがみられる。

ハーブティーで使われる。

↓ワイルドルッコラ。ぼくが知っているルッコラの花は白い。

これはルッコラと同じ、ゴマの風味だが、黄色い花を咲かせる別種のよう。

この花は和食でも使いやすそう。和の観点でもおいしいと思った。

↓イタリアンパセリ。エグミのない優しい味わい。肥料が抑えられているよう。

↓ディルの花。酸味を持つ。とてもかわいい花。咲き具合で香りの抜けが違った。

↓グリーンマスタード。とても辛いが、ルッコラと合わせると、辛味をけん制してくれるそう。

ハーブは合わせによって変化する楽しみもありそう。奥が深い。

↓プチベール。葉もとの脇のチョコンとしたものが今後冬にかけて育ってきます。

↓イングリッシュラベンダー。

↓チコリの花。

↓黒キャベツ。葉を茹でて使う。

フランスでは、日本のように生でキャベツを食べたりしないそう。

↓スティックセニョール(茎ブロッコリー)。脇目を食べる品種。

↓ローズマリー。

↓30年物のローズマリー。香りに気品、奥ゆかしさがある。

白い花のものと青い花のものがあり、香りに違いがある。

関東は白を好み、関西では青が好まれる。

↓ルッコラ。しゃぶしゃぶにも使われたりする。

↓サイズの要望に応えられるよう、少しずつ植え続けている。

↓バジル3種。左から、レッドルビン、レモンバジル、シナモンバジル。

↓よく雑草にみられる、オクサリス(オキザリス)。お浸しにして、山葵醤油で食べたり。

今まで捨ててた。。

↓スイートバジル。

↓和ハッか(ジャパニーズミント)。

ミントと同じ花を咲かせていたが、花のつく場所が先端でない。

 ↓蓼。花つぼみの辛味と食感も面白かった。

↓オゼイユ(タデ科)。和名ですいばやスカンポ。レモンの味が口に広がる。花もきれい。

↓ワンちゃんとも少し馴染めて良かったですとてもかわいかったです

 新倉さん、ご丁寧に教えてくださり本当にありがとうございました

もう、申し訳ないくらい勉強になりました。

今日学んだことをしっかり活かしていきたいと思います。