
とっても心地よい秋晴れで、最高の休日ですね~
この店にくるまで、ずっとこんな日曜日の休日に憧れていました。
なかなか土曜日や日曜日に休みの飲食店って少ないですからね。。
上の写真はうち(マンション)の玄関を出て廊下から撮った写真です。
遠く、富士山、秩父連峰が望めます
これから空気がもっと澄んでくると、さらに山々が近づいてきます
さて、今回は教育について書きます。
今、うちの店には、包丁を持ったこともなく入社した子がいます。
もう入社して5ヶ月ほどになりましょうか。
21歳でして、とっても口達者
叱ればすぐにふてくされてしまい、自分は朝一番に来て休憩も取らずに
働いているのに、、、休みの日も仕事のことばかり考えてしまって、、、
と愚痴をこぼします。
彼はとってもがんばっているのですが、なんといっても
要領が悪く、仕事が進むのが遅く、何を優先すべきなのかも判断できません
優先順位を指示しても、考え込んでしまって、行動に移すまでに
時間がかかります。
自分の駆け出しのときは、先輩たちより早く出勤するのは
当たり前で、休みの日もまかないのことや仕事の流れを
普通に、必死に考えてました。
どんなに先輩に馬鹿にされようとも、いつか認めてもらえるようにと、
必死にくらいついていきました。
そんなふてくされたりなどしたら、殴られて厨房から追い出されるだけです
彼のことも、見限って、殴って追い出すのは簡単。
でも最近思うんですよね。
人それぞれ育ってきた環境が違って、その人にあった教育を
しなくちゃならないんじゃないかって
彼は片親で、おばあちゃんっ子。
人ごみが苦手で、一人で打ち込むのが好き。
そういう子には、上から叱って押し付けても殻に閉じこもってしまって、
それが膨らんでいつか爆発するか、パンクするように思います。
見限ることは手っ取り早いですが、自分には教育に挫折する感覚が
付きまとってしまってできません。
そこで、彼をとにかく笑わせたりして肩の力を抜いてやり、
いいところをほめて、直すべきところは、彼が冷静に聞けるときに、
こちらも冷静になってから諭すように教えるようにしました
20年以上かけて作り上げてきた性格というものは、
なかなか簡単に変える事はできませんが、
なぜ注意されているのかを本人がしっかり理解すれば、
自ずから改善するように努力していくと思います。
僕自身、‘世の中上等’の時代もありましたが、
社会にもまれて、向かう相手が世の中ではなく、
自分自身になりました。
彼が立派な料理人になれるように、本当の意味で彼が成長する教育を
していけるように努力していこうと思います
ではまた
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