料理人こうやの記録

和食の料理人。プチ野菜ソムリエ。
料理、生産者の現場、スーパーカブ、その他日常の記録。

よもぎ

2016年04月24日 00時19分19秒 | K’s natural garden

こんばんは

今日はとても気持ちのいい天気でした

花粉症も収まり、ようやく春を心から満喫しています。

 

昨年は柚子がたくさん採れました。

柚子茶や柚子酒に使いましたが、収穫しきれなかった柚子が

最近実を落としたのですが、よく見てみると、すでに新たな花つぼみが

柚子は枝の先の方に実を付けるため、剪定をたくさんすると実が付きません。

また、豊作でたくさん実を残しっぱなしで春を迎えると、

新たな実を付ける勢いが落ちます。

というわけで、柚子の剪定は、収穫の際に、枝が混み合っているところを

枝ごと収穫という形でしています。

今年はどうかな~~

 

そして、今年はヨモギが半端ない勢いで広がっています

まさか、一昨年に川の土手から一つ抜いてきて植えたものがこんなになるとは。。

雑草もすごいことになったので、抜きまくりました。

ちなみに抜くときは、左手を使うようにしています。

利き手以外の手を使うことも、料理に活きるかと思っていまして。

(歯磨きの時も、途中から左手で磨いています)

 

一緒に雑草以外のものも抜いてしまわないように、

常に何を抜いているのか意識しながら抜きます。

もはや修業ですね

 

でも、そのかいあって、今日はミントを見つけました

分かるかなあ~

ズーム

数年前に嫁さんが雑草を容赦なく刈ってくださって、

我が家のミントが絶滅の危機に瀕しました。

まだ、我が家の絶滅危惧種に指定されているミント。

今後も注意深く見守っていきたいと思います

 

そして、今日は、ミニトマトのイエローアイコ、バジル、オクラの苗を植えました

しばらく休ませていた土。

久しぶりの栽培でワクワクドキドキです

 

夕方、娘とヨモギの収穫

柔らかめの葉の部分だけをむしっていきます。

洗って水切り

新玉ねぎとあわせてかき揚げにでもしたい。

春の和食は、苦みを楽しむ食材が多く、ヨモギもその一つ。

青い香りもたまらなく大好き。


今回は、ボイル。

水気を絞って、包丁で刻んで、すり鉢でよくすります。

寝る前に息子が参戦

ぼくが子供の頃はこんなことしたことがなかったし(むしろ最近だし)、

いい経験をさせることが出来ているのかな~、なんて思うこの頃。

 

息子が寝てからもすり続け、出来たペーストはこんなもん。

手間がかかりますね。

ミキサーを使ってしまえば簡単ですが、

切るのと擦るのは、なんていうか、違う。

そして、擦るのも、本物の山椒の木で作られた、昔ながらのすりこ木。

 

東久留米の鈴亭のときにお客様から頂いたものを大切に使わせて頂いています

山椒の木ですることで、抗菌、保存性が高まるそうです。

持った時のフィット感も最高。

すり鉢は、吉祥寺のお店を任されていたときに頂いたもの。

 

いろんな思いが重なりながら、昔ながらの作り方で作る時間は、

心が豊かになる気がします。

 

今年ももう3分の1が過ぎました。

丁寧に、ご縁を大切に生きたいと思います。

ではまた