こんばんは
梅雨が去り、急に真夏日がやってきました
しばらく猛暑が続きそうです。
こまめな水分補給に気を付けてくださいね
我が家の木苺も急に色づき、一気に終わりそうです。
娘に教わりながら、息子も初の収穫作業。
娘は一度教えると、的確に作業してくれるので、安心です

さて、本題へ。
先日、石川県白山市の山間の棚田で、無農薬でお米を栽培していらっしゃる、
おおた農場さんを訪ねてきました
昨年の収穫の終わりごろに訪ねて以来の2度目の訪問。
今回は、みやのオーナーと、若手の調理スタッフの3人で訪ねました
少し早めに白山に入ったので、おおたさんの近くを流れる、
手取川で軽く釣りを楽しみました


足元を見れば、キレイなこごみが

川べりには山葡萄が。

楽しむオーナー。

僕はトンボと見詰め合って。

近くを散歩。
それにしてもいい天気。暑い
ちょっと歩くと
一気に昔にトリップしたような感覚にさせられました。
左手の家から、中高生くらいの女性のきれいな澄んだ歌声が聞こえてきて、
それはまるで映画の世界。

家の向かいにはこんな広場があって。いい所だなあ~としみじみ。

道行くおばあちゃんたちとあいさつを交わしながら、さらに奥へ。
古い神社発見。こういうの大好きなんです。
階段をあがり、手を合わせてきました。

その後、おおた農場さんへ。
ちなみに、おおた農場さんの田んぼは、ヘイケボタルとゲンジボタルの両方が見られ、
渡津蛍の里として、蛍の里保存会会長を務め、
過疎化した農村を、蛍と共存することで活性化しようと、
自主的に活動されています。
その活動が徐々に知られるようになり、
遠方からもたくさんの方々が蛍の観賞に訪れるようになりました。
今回の訪問は、お店で使わせていただいている蛍米の背景にある、
その蛍を実際に見てみようということで決まりました。
ではでは話もどり。
↓ が蛍米の田んぼ。

↓ おおたさんに解説していただいています。

夜には、田んぼではヘイケボタルがちかちかと点滅し、
田んぼの向こうの山では、ゲンジボタルが無数に飛び交います。

ここが、白山の山間の一番奥地の田んぼになります。
この奥にはダムがあり、おおたさんの田んぼには混じりけのない清らかな水が流れ込みます。

おたまじゃくしからかえったばかりのカエルちゃん

↓ 昔ながらの方法で水量調節。
この石を外すと、山からの水が田んぼに注ぎ込まれます。

苗の根っこを強くするために、水をはっては乾燥させを繰り返します。
↓ 水が張られた田んぼ。

↓ 乾かしている田んぼ。オタマジャクシが、わずかに残った水たまりに集まっています。

↓ 蛍が車のライトで影響されるのを軽減するために、
ガードレールにマルチシートを張っています。

蛍が降りる場所を作るために、この蛍の時期にこのくらいの草丈になるように
計算されて草刈りがされています。
ただぼうぼうになっているのではありません。
優しい計らいがちりばめられています。

訪れる時期が変われば、またたくさんの学びがありました。
蛍が光りだすのは20:30くらいからとのことで、
それまでの間おそばでもということで、
近くの人気のお蕎麦屋さん、『長助』 さんへ

これがまた趣あるいいお店でして
天井のライトは、昔田植えの時に、このライトの木枠を田んぼにまっすぐ転がしていき、
均等に植えられるようにラインを引いていったんたどか。

草鞋。

白山百膳という、白山のふもと(3県)の地元食材を使った御膳のプロジェクトに沿ったお蕎麦のよう。
固豆腐も初めて食べました。

郷土の味というものは滋味あふれていて、小さな幸せをポッと灯してくれますね
美味しかった~。
この後、蛍を観賞。
蛍だけでも感動的な、心揺さぶられる光景でしたが、
蛍を追って空を見上げれば、満天の星
あまりの美しさにただただキレイとつぶやくばかりでした。
あ、ちなみに、蛍の写真はありません。。
フラッシュをたくと、ただの虫、たかないと何がなんだかわからない写真になってしますのです。
だから、脳と心に焼き付けて
話はそれますが、ぼくの実家(千葉県山武市)周りでも、ぼくが学生のころは
蛍がたくさん飛び交っていて、家の庭にも飛んできてくれていました。
でも、近所の川が氾濫し、しょっちゅう床下浸水の被害にあっている地域があり、
調整池ができました。
その直後から、ぱったりと蛍がいなくなってしまいました。
蛍が餌とするカワニナが、アスファルトの害で死んでしまったのではという説があります。
横浜の団地育ちの自分は、この蛍がとても印象的だっただけに、大きなショックを受けました。
おおたさんの、自主的な活動により、蛍の里が守られ、
過疎の農村が守られ、環境にやさしい無農薬でおいしいお米が作られ。
ぼくら消費者がその思いを受けていかなければ、と強く思いました
そう、そして、ここおおたさんのお米は、いいことをやっているだけではありません。
お米の食味の国際コンクールで金賞を受賞。
しっかり結果も出しています
日本一のお米はここでこのように育てられています。
規模は小さいので、限られたところ(某有名ホテルなど)にしか卸していません。
検索しても、たぶん、ぼくのブログがトップに出ます
上越市の、違うおおた農場さんが出ます^^
今月は、このお米を使って、鱧の炊き込みご飯にしています。
お一組お一組様に、土鍋で炊き立てをお出ししています。
お楽しみに
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は天竜養魚場さんをご紹介します。
それではまた。