中国古代の予言書 (講談社現代新書)平〓 隆郎講談社
「春秋」やら「左伝」やら、孔子の扱いが微妙という話は高校のときに聞いた気がしてるんだけど、この本を読んで、そういうことか、と納得したことがある。
雑学の部類でしかないかもしれないけど、一年の始まりをどこに置くかという事も、王朝で違っていたというのが面白く、冬至のある月が1月なのか、冬至のあった翌月が1月なのか、とか、そういうのも、冬至の . . . 本文を読む
科挙 中国の試験地獄 (中公新書)宮崎市定中央公論新社
つくづく、あの国の、いや、あの民族の、システムを作るエネルギー、知恵、配慮というものはすごい。感嘆する。そして、それをすり抜けようとする知恵、それもすごい。
いや、先ごろ、習近平政権が私塾を事実上禁止するという政策をとったのを見て、今度は「栄養士」とか「保育士」とかいう肩書で家庭に入って家庭教師をするという抜け道を考えたという記事なん . . . 本文を読む
フードレーベル 牛角ふりかけのり ごま香る旨塩味 20g常温フードレーベル
ぷくの弁当に添えたら、高評価。
サクサクの食感が云々とあったので、振りかけずに、この商品の袋ごと弁当の袋に突っ込んでおいた。
よほどおいしかったらしく、学校からラインでお父ちゃんに感謝のメッセージが。
家に帰って、残りを家族みんなでいただきました。
そうはいっても、ごま油がしみだしています。サクサク感は間違いなく . . . 本文を読む
鄭和の南海大遠征―永楽帝の世界秩序再編 (中公新書)宮崎 正勝中央公論社
お風呂読書シリーズ
記録に残っている船が大きすぎるという指摘がずーっとされてきてたけど、その大きさが嘘じゃなかった、という遺物が発掘されたというニュースはずいぶん前だったっけ。船の舵の部分かなんかだったよね。
アフリカまで達していたというのがすごいと思いつつ、その記録が、その後の政治情勢によって抹殺されてしまっているの . . . 本文を読む
中国の歴史 文庫 全7巻 完結セット (講談社文庫―中国歴史シリーズ)陳 舜臣講談社
お風呂読書シリーズ
陳舜臣さんの書いたもので、読みやすいです。
これも、ボロボロになったので処分しちゃった。でも、また読みたい。また買おうかしら。
単に通史が書かれているだけでなく、陳舜臣さんの感情、考えも添えられていて時代を見る目が、自分の目ともう一つあるような感じで読めました。 . . . 本文を読む
応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)呉座勇一中央公論新社
以前、話題になった本。
将軍の後継者争いがメインじゃないんだよな、ということがよくわかった。
というか、参加した人たちが何となく対立している人たちと戦うために、東と西についただけってことで、なんで東なのか、なんで西なのか、そのあたりの意味がどんどん薄れていくのね。
山口県民的には、大内氏の力がそがれてしまったのが悔やまれる乱 . . . 本文を読む
信玄の戦略―組織、合戦、領国経営 (中公新書)柴辻 俊六中央公論新社
お風呂読書シリーズ
うーん。。。勝頼が悪いわけじゃないんだよなあと思いつつ読んだ。
いや、総括しにくいんだけど、組織作りは、「今」に対応しているんだよな、という事を改めて考えた。「将来」に備えた組織づくりって難しいよね、どんなにカリスマ的な指導力を発揮したとしてもさ。 . . . 本文を読む
徳川将軍家十五代のカルテ (新潮新書)篠田 達明新潮社
お風呂読書シリーズ
大樹寺、近いから行ってみりゃいいんだけどさ、と思いつつ読んだ本。
将軍の位牌が身長に合わせて作ってあるというのが面白い。何というかな、記録に残され、絵画に残された家系なんだよね。遺骨の調査なんかもされていることもあって、なかなか読みごたえがあった。
愛教大で歴史学を教えていただいた西宮先生が調査にかかわっていらっし . . . 本文を読む
西洋人の見た十六~十八世紀の中国官僚矢沢 利彦東方書店
お風呂読書シリーズ。
これがまた面白い。
文字の国だけあって、美名を皇帝が与えるだけで褒賞にあるというのは実に興味深い。
監察制度も皇帝側がいろいろ手を打つけど無駄だったというのを見ていると、今の日本の官僚制度もまだまだ抜け穴だらけだなあと思ったり。
一方で、人は変わらない、ということを改めて認識させてくれる。
ぼくが古典を好きに . . . 本文を読む
宦官
2021年10月04日 | 本
宦官(かんがん)―側近政治の構造 (中公新書)三田村 泰助中央公論新社
お風呂読書シリーズ。
何度か、読んだんだけど、先日、誤って湯船に落としてしまって再起不能に。
少なくとも、両親の世代だと生存してたんだよなあと、なかなかに考えることが多い存在。 . . . 本文を読む