AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

学生さんも教員も思うことは同じか

2017年03月10日 | 日本語教育
今期の授業評価アンケートの結果が届いて、無難に答える学生さんが多いであろうという前提で、それでも平均を下回った評価項目は恐らくかなりまずい授業だったのだろうと思うわけですが、

今期、授業の雰囲気があまり良くなく、空気が重い、と感じた授業があったのですが、案の定、評価はかなり悪かった。

学生さんもつらかったんだろうなあと振り返るわけですよ、授業ノートやら見て。

実習系の授業で、自由記述に、「サンプルや見本がほしかった」という記述が初めて入りました。

どうしたものかと思案中。

というのも、授業の指導案なんてサンプルを示したらそれに飲み込まれてしまい、極端な場合だと、その字句を入れ替えるだけで終わってしまうこともあるわけで、ある年、そんなことがあってから、全体像を示して特に見本などは示さないことにしたのですが、今年は来たか―という感想。

授業をしっかり聞いてくれていれば、どういう到達目標を置き、どういう組み立てをしていくかはわかってくれると思ったんだけどなあ、授業中に例として一緒に作っていくという作業を数回はしたから。

それでも、サンプルがほしいというのは、どういうことなんだろう。

もう一つ言うと、日本語教育関係の本を読めば、「指導案・教案は、こんな形です」って示してあるわけで、いくらでも拾ってこられるんだよなあ。

とりあえず、僕が使っているフォームは渡したし。


いつもと同じように授業を進め、それでも今年度は、具体的な事例をたくさん扱ったのですが・・・

まあ、来年度に向けていろいろ考えてみよう。


空気が重い、と思った授業は、やっぱり学生さんにとっても苦痛なんだよなーと改めて感じた、ということでした。
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