AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

Fとの出会い

2006年01月15日 | どーでもいいこと
 鉛筆派の僕です。もちろん、ボールペンや万年筆も使いますが、シャープペンシルよりは鉛筆です。
 鉛筆の硬さはF。
 HBだと少し柔らかく、Hだと堅いんです。それでF。

 Fとの出会いは、中学校の時です。小学校の時は、書き方の授業があって、Bなんかを勧められるでしょ?それから図工の時は3Bとか。筆圧が強かったので、親がHを買ってくれたことがあったのですが、これは堅すぎたんですねえ。
 で、F。
 鉛筆削りは電動のものを自宅で、手動のものを研究室で使っています。短くなったらホルダーに入れ、鉛筆削りに入らなくなったら、おしりとおしりをホチキスでつないでそれでもだめになったら捨てています。
 みみっちい話ですが、高校時代、「ステッドラー社の芯ホルダー」を使っていました。いや、これ自体はみみっちくも何ともないんですよ。で、上に書いたような短い鉛筆でも、芯だけは2~3センチ残ってるんですよね。ウチは実家が五右衛門風呂だったので、その短くなった鉛筆を燃やして芯を取り出し、この芯ホルダーにはさんで使ったりしたこともあります。お金がなかったというよりも、楽しかったですよ、ものを使い切るという意味で。
 使い切るというと、うちの父は、学生の頃、この短くなった鉛筆を部屋の壁に貼っていって、受験勉強の時に、部屋を何周するかを見ていたという話をしていました。

 さて、鉛筆の話ですが、ワープロの出現とその利用が増えたことで、すっかり鉛筆を初めとする筆記具を使うことが減りました。右手の中指に隆々と盛り上がっていたペンだこがもう無くなりかけています。これがとても寂しいです。あと、1年に2ダース程度しか鉛筆を使わなくなっているのも寂しいです。
 子供の頃、鉛筆が短くなって、親から新しい鉛筆を一本もらうのがとてもとてもうれしくて、楽しかったことを思い出します。
 うちの子供たちにもそういう出会いをと思うのですが、どうなんでしょうね。

 娘は今度幼稚園の年長さんです。来年の今頃は、小学校入学の話で持ちきり。僕と同じ体験をさせたいというのではなくて、人が使う道具との出会い、そこにいくらかのドキドキとわくわくをくっつけてやりたいと思うんですよ。

 道具って、鉛筆のようなものを含めて、見ているだけで楽しくないですか?

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