土曜日に日本語教員が集まって、教材についての会議を持つことがあります。教材について話し合うウチに、日本語表現について、日本人が普段どういう場面でその表現を使っているかという話や、文法解説書での説明が本当に適切なのだろうかという話になります。
教員側が教える日本語について具体的な使用場面を把握できているかどうかという問題は、非常に重要です。単に、英語を初め、他の言語で何というかを教えればいいというものではありません。ある場面を描写するとき、Aの言語では表現できるが、Bの言語では表現できない、ということはなく、何らかの方法、表現で言い表すことは出来ます。単語で出来るか、文になるかは、言語、その言語を抱える文科によるんですけどね。ただ、それが本当に等価かと言えば、そうではないことも多々あります。
一番簡単な例を言うと、「あなた」という言葉なんかがそうです。英語の「YOU」と同じだと考えたら大変な失敗を引き起こすことは容易に想像できます。
日本語を他の言語に置き換えればいいわけじゃないんですよね。どういう場面で「あなた」という言葉を使うか、そんなところをしっかり把握しておく必要があります。
土曜日の教材会議、休みがつぶれるのはしんどいんですが、日本語の使用場面を一つ一つ確かめていける時間で、楽しいです。
教員側が教える日本語について具体的な使用場面を把握できているかどうかという問題は、非常に重要です。単に、英語を初め、他の言語で何というかを教えればいいというものではありません。ある場面を描写するとき、Aの言語では表現できるが、Bの言語では表現できない、ということはなく、何らかの方法、表現で言い表すことは出来ます。単語で出来るか、文になるかは、言語、その言語を抱える文科によるんですけどね。ただ、それが本当に等価かと言えば、そうではないことも多々あります。
一番簡単な例を言うと、「あなた」という言葉なんかがそうです。英語の「YOU」と同じだと考えたら大変な失敗を引き起こすことは容易に想像できます。
日本語を他の言語に置き換えればいいわけじゃないんですよね。どういう場面で「あなた」という言葉を使うか、そんなところをしっかり把握しておく必要があります。
土曜日の教材会議、休みがつぶれるのはしんどいんですが、日本語の使用場面を一つ一つ確かめていける時間で、楽しいです。