今年度、南山大学のオープンキャンパスには初参加。で、日本語教員養成プログラムの説明が必要だということで、二日とも椅子に座っていました。
この地域の日本語教育が学べる大学のカリキュラムを比較しているという人もいるようで、事前に問い合わせの電話もあったというので、気合の入った受験生さんがいらっしゃるようです。
南山のオープンキャンパスで、参加者全員に配っていたものの中の一つに、鞄があります。
不織布やビニールではない、ちゃんとした鞄だったのでほしいなあと思って、担当の方にお話しして分けていただきました。
授業の道具を入れて運ぶのによさそう。そこもきちんとしてあるし。
担当の方に、いいカバンですね、いろんなグッズがあるんですね、と声をかけると、
市内の某私立大学さんは予算の掛け方が違います、うちなんてまだまだです、と言われました。
以前、まだ若かった頃、オープンキャンパス関係の委員になった時、その大学のグッズを作ってはどうかと会議で提案したら、ご年配の教授の方に叱られたことがありました。
「ものにつられてやってくる学生なんかいらない。本当にこの大学に来たいという学生が来ればいいだけだ」
と。それは確かにそうなんですが、今は「どうやったら人がたくさん来るか」という話なんで、提案しただけだったんだけどなーと。
オープンキャンパスで無料配布のグッズを見るたびにそのことを思い出します。
確かにね、この大学に期待、と心から思っている学生さんばかりだと、それはそれで、模擬授業もやりがいはあるんだろうけどね。